日別アーカイブ: 2013/4/7 日曜日

外食がお出かけとして成立する文脈

駅に降り立つ。
家に向かって歩き始める。
家まではたった数分だが、牛丼屋がある。
居酒屋がある。焼き肉屋がある。定食屋がある。カフェがある。コンビニがある。
夕食はどこかで食べる。
そして、家に辿り着く。
この時は、何でも良いからエネルギーを補給することが目的になる。

誰かに会う、理由は「飲もう」。
どこかの居酒屋で酒を飲み交わす。
飲み、食べながら、話す。
別に飲む必要なんてないとしても、きっかけとして「飲む」という理由付けが存在する。
この時は、話すことが目的になる。

上記の2パターンは外食が「お出かけ」という意味合いを持っていない。

一方で、外食が「お出かけ」の意味を持つのはこんな場合だろう。

大前提として家族で暮らしていることが必要になる。
学校や職場から家に辿り着くまでに、飲食店がほとんどない。
もしくは、車で通勤している場合、飲食店に寄るためにはわざわざ車を降りて立ち寄る必要がある。
こうした場合は、まっすぐ家に帰ることが多い。

このような生活パターンをしている場合、外食はわざわざ出かけてする行為になる。
だから、外食がおでかけの意味を持つ。
「お出かけ」において、食事するメンバーは家族だ。
かろうじて許容範囲に入る余地があるのは家族同然と言えるぐらいの親しい友人ぐらいだろう。
すなわち「お出かけ」の外食は、いつも一緒に家で食事をとっているメンバーで、わざわざ外に食べにいくことを言う。
これが「お出かけ外食」の定義なのだ。

送信者 北岳と間ノ岳

外食ばかりなので、それが当たり前となっている。
すると、外食=おでかけって感覚がないなと思って、考えてみた。