日別アーカイブ: 2013/2/4 月曜日

砂漠のど真ん中でアクセルを全力で踏めるか。

広大無辺な砂漠のど真ん中。
今、僕はランドクルーザーに乗っている。
不幸なことにGPSは使えず、携帯電話も通じない。
食料や水もたいして残っておらず、残ったガソリンで人のいる場所まで行かなければならない。
さもなければ、命が尽きてしまう。

そんな状況になった時に、「砂漠のど真ん中でアクセルを全力で踏めるか。」。

どちらに行ったら生き残れると言う保証はない。
最後はそれまでの道のり、目で見える砂漠の状況、直感などを頼りに、どちらに向かうかを決めて突き進むしかない。

ただ、それが出来るのか。
いや、しなければならない状態で、覚悟を決めてできるのか。

生き残るためには重要な判断だが、全ての人がこれをできる訳ではない。

これは、砂漠の例に限らず、ビジネスとか、生きるか死ぬかの手術とか、転職とかでも同じだと思う。

こうした勝負のタイミングでは、中途半端はいけない。
0か100か。
普段は細かなケアとか、緻密な計画とかが意味あるかもしれないが、そうではないタイミングもある。

そんなタイミングな時こそ、意思決定するための判断材料もなければ、明確な答えもない状態が多いと思う。

ここで重要なことは、
肝が座っていて、覚悟を決めること。
直感を信じつつ、冷静な判断も入れ込むこと。

高校時代にディベートをやっていた。そこでは、リサーチや論理的に客観的に物事を捉えて判断することを自分の中に叩き込んだ。
一方で大学時代からは海外に1人で旅にでた。何が起こっても自分で答えを出す。そして、状況は正確に分からないし、時間もないし、答えのない選択に、瞬時で答えを出す必要があった。この人は信じていいのだろうか、このバスに乗るのは正しいのだろうか、危険な場所だが行っても大丈夫なのか。その場の状況や人の雰囲気をつかみ判断を繰り返す。

こうした相反するけど、お互いに相互に補完し合う判断方法が自分の中でしみ込んでいった。今思うと偶然だけれど、どちらも自分に取ってはとてもありがたい経験で、今こんなにも役立つとは驚くばかりだ。

そして、大きな決断には、流れとタイミングが非常に重要だと思う。
流れが来ている。いい流れが来ている。という意味での流れ。
この流れと言う得体の知れない波。
これは、物事の成否を決める最も重要なことだと言っても過言ではない。
波は何度でも来る訳ではなく、来たタイミングを確実に物にする。
流れを読み取り、瞬時に判断を行って、波に乗る。

砂漠のど真ん中でアクセルを全力で踏めるか。
人が生きて、意思決定をしてく上で重要なこと。
イザと言う時に、ビビらずにアクセルを踏めるか。

今はこう思っているけれど、忙しくて追い込まれた時に、こういう発想があることを忘れないために。
これから訪れる、いつかの自分へのメモ。

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