かぜがおうちをみつけるまで

ボブ・サムという人物を知ったのはもう、7、8年ほど前だろう。
星野道夫さんの本に出て来たのがきっかけだ。
星野さんが亡くなる直前に、おそらく彼が一番魅了されていた人物であろう。
本を読む限りでは、どこか不思議な空気をまとった神話的な人物だった。

今までにもボブ・サムが日本に何度も来ており、ストーリーテリングを聞きに行く機会はあったのだが、なぜか一度も足を運んだことがなかった。
何か明確な理由があった訳ではないけれど、今回は他の予定を調整してでも足を運ぼうと思ったのだ。
場所は表参道のrainyday books cafe.
3、4年前に半年間クリエイティブライティングに通い、今はforget me notで1年に一度仲間が集う大切な場所。

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From ALASKA 2009

クリンギット族であるボブ・サムが先祖から受け継ぎアレンジして創った物語を谷川俊太郎さんが訳し、下田昌克さんが絵を添えた。
そんな本が「かぜがおうちをみつけるまで」だ。
この物語を鶴田真由さんが朗読した。
その後、ボブが同じ物語を彼のスタイルで朗読した。
朗読と言うよりも、ストリーテリングと言った方がしっくりくる。
彼の間合いで、彼の動きで、彼の思いを表現していた。

そして、通訳と司会進行を行った写真家の赤阪友昭さんのアラスカの写真のスライドショーも行われた。

なんだか、自分がどこにいるのかを忘れてしまうような時間だった。
もしここが、アラスカの地だったら自然と涙がこぼれ落ちていたかもしれない。

そして、やっぱりアラスカという地が本当に好きだなと思った。
好きと言うよりも、自分にとって何か特別な意味をもつ場所だなと強く感じた。
今年の年末か来年にはまたアラスカに行こうと

From ALASKA 2009

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