他人の旅を旅する

一人旅をする人と一緒に旅をする。
自分は何も意思決定をせず、旅人の半歩後ろを着いて行く。
普段の一人旅とは違った、他人の旅を旅する行為。

それは、紀行文を読むような感覚。
自分の旅と違った旅のスタイルを味わえる、偶然との出会い。

ユリイカの石川直樹さんの号「エベレストから路地裏までを駆ける魂」を読んでいて、そんなことを思った。

少しずらすこと。
意識的に雑音を混じらせること。

一人旅をする物同士が、一緒に旅をする。
似ている部分もあるけれど、違う部分もある。
1人でずっと旅していると、自分のスタイルがいつの間にか出来上がっている。
そんな時に、他人の旅を旅することで、ありふれた所に新たな発見があったり、面白いものが生まれる。

友達でもそっくりな友達よりも、共通の部分も異なる部分も適度にある友達だと話しがどんどん膨らんでいくことがある。
それは、旅とか本とか興味分野に関しても。

From パプアニューギニア2011

紀行文を読むことは他人の旅を旅すること。

2 thoughts on “他人の旅を旅する

  1. teraちゃん、こんにちは。

    あちこち行くときはぼくもほとんど1人だけど、
    たまに何人かで行くと、その人たちの旅の仕方に、
    自分にはないものや面白さを感じるよね。
    一緒に行く人が1人旅派だと、より興味深いだろうね。
    でもやっぱり1人旅に慣れちゃっているのかな、
    知らない町を1人で歩くときのドキドキワクワクがたまらないなあ。

  2. momomo さん

    自分にない旅のスタイルは、発見が合って面白いですね。
    僕もだいたい一人なんですが、仲間との旅行も好きです。

    昔は一人タイが多かったのですが、最近は友達と行く機会も増えています。

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