日別アーカイブ: 2011/10/25 火曜日

思いで巡りの12時間18分24秒(ハセツネ完走記)

今年はハセツネ出ない予定でいたのだが、ひょんなことから出れることになった。去年も出ていないし久しぶりな感じがするのだけれど、2008、2009年と出場して昨年でていないだけ。

以前も書いたけれど、初めて出たトレランレースがハセツネだった。その時はトレランなんて言葉も知らず、何を持っていけばいいかも分からず、もちろん山を走る友達もいなかった。世の中の多くの人と同じで山を走る何てとんでもないことだと思っていた。そんな状況で挑んだので辛くて辛くて、でもギリギリ完走できた。トレランを始めるきっかけをくれた原点の大会がこのハセツネ。

今年の勝負レースは富士登山競争佐渡トライアスロンAタイプ信越五岳トレランレースと決めて挑み、幸いなことに全て設定した目標をクリアできていた。だから、ハセツネに出ることになったものの、気楽な気持だった。レース前だからといって、禁酒もしなかったし。逆に言えば、不安が入り交じったドキドキも少なかった。ドキドキも少ないとハセツネに向けた練習もあんまりしない。

でも、実際に近づくと気持は盛り上がってくるもんだ。大会の当日は大雨という予報が出れば、そんな状況に打ち勝とうと何を着ていくか、どんな装備にするか考えて楽しくなるし。そして、何よりもハセツネはやっぱり大人の大運動会であり遠足であり祭りなのだ。昔からある大会で、周りの友達もたくさん出るし、東京で開催されるので応援に来る人も多いから。

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そんな状況でハセツネを迎えた。雨が降ると言う天気予報だったので、大雨でもそうじゃなくても対応できるように荷物を持ったので、大きな荷物を担いで家を出た。朝6時に目を覚ました時には大雨だったが、8時には雨がほぼ止んだので、大丈夫かなと思いながら。コンビニでレースの前は恒例のいなり寿司、あん団子、パンを買う。家から会場の武蔵五日市までは1時間ちょっとで到着する便利な場所。立川で乗り換えようとしたら、声をかけられた。なんと、一緒にレースに出るホヤさん、そして少し移動するとエディさんにも。こんなところで会うとはびっくり。今日の装備などの話しをしつつ、武蔵五日市が近づくにつれて雨が降って来た。やはり、雨のハセツネかと思いながら、武蔵五日市駅で降りて、雨に濡れながら会場へと向かった。

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まずは、受付を済ませて、荷物置き場へ。今回は心折れ部から8人で参戦。何人かは先に着いていたので、場所を取ってある小学校の体育館へ。カオスな体育館は今年も健在だった。所狭しと荷物が置かれたこの空間は独特だ。着替えて、水をハイドレーションに入れ、最終的な荷物をザックに詰める。ギリギリまで迷ったが、スタート30分前には雨がほぼ止んだので、大雨にはならない前提の装備で行くことにした。

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12時30分にスタート会場に入り、開会式。知り合いやネットだけで繋がっていた人に会ってご挨拶など。やはり、多くの人が出るんだなーと実感。ただ、勝負レースみたいに高揚感はないので、30キロとか短いレースにでるようにリラックスして望めている感じ。さて、始まる。恒例の申告タイム順に列に並ぶ。10時間以内の所に並ぶことにした。実際は12時間ぐらいだろうと思っていたが、このレースは2300人ぐらいが出場するため、登山道が渋滞する。だから、できるだけ前にいたほうがいいのだ。

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スタートの合図と共に走り出す。まずは道路を走り抜けてトレイルに入っていく。このあたりはある程度のスピードで走らないとせっかく前に並んだのに渋滞にはまってしまう。けれど、そこまで飛ばす気にもならず、普通なスピードで進んだ。いったん山に入り、また道路。同じくマイペースで。再び今熊神社からトレイルへ。この辺りからだったと思うが、心折れ部のホヤさんと前後して走った。ちょこっと渋滞はあったが、ひどくはなかった。そして、トレイルの状況も大雨が降ったと言う割にはひどくなく、ぐちゃぐちゃな場所がたまにある程度。ただ、湿度が高いのと人が前後に密集している。かつ、汗を大量に発散する人たちばかり。そのために眼鏡が曇ってしまった。眼鏡が曇ると視界が悪くなるだけじゃなく、頭も痛くなる。水滴がレンズについて視界不良を恐れていたが、曇ってしまうとは考えていなかった。でも、今さら仕方ない。急いで走るなというお告げみたいなもんだと思い、ゆっくり走ることにした。

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走っていて気づいたことがいくつかあった。ハセツネは通常のトレランレースと違い、エイドで食料がもらえない。そこで、ザックの右肩のベルトに初めてフラスクを設置した。フラスクはジェルを入れるケースみたいなもん。しかしこれが走るとバタバタして、肩の下あたりにぶつかる。これが、気になってしまった。フラスクが飛び出て落ちないようにゴムバンドは着けたが、想像以上に揺れたのは誤算。早めに飲み干してしまい、ザックの中にしまうことにした。

そして、もうひとつ初めての試みはザック(グレゴリーのルーファス)にストックを着けた。ルーファスはストックを着ける場所がない。そこで、ザックとストックを100円ショップで買ったゴムバンドで2カ所とめ、ストック2本をヒモで結んだ。ストックの先端は、ボトルを入れるメッシュ部分に入れた。これによってストックが揺れることはなかったが、無理矢理着けていたので着けた方の肩がちょっと凝ったかもしれない。でも、合格点レベル。

そんなことを考えながら、ホヤさんとも話しながら走った。ホヤさんが真後ろを走りながら指摘してくれたことが、俺のシューズが滑りすぎている。グリップがきいていないと言うこと。雨で少しぬかるんでいて、登り斜面ですべりやすくなっていた。土でツルッと。自分でも薄々感じてはいたものの、やはりそうかと改めて気づいた。理由は使っているモントレイルのマウンテンマゾヒストがもともと滑りやすいというのと、けっこう履いているのでソールがすり減っているため。マゾヒストはソールのデコボコに土が入ってしまいやすい気がする。新しいシューズを買うときはグリップも考えて買おう。今回は体重を乗せて、グリップをきかせて登るようにした。

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走っているとおぼろ気ながら記憶が蘇る場所があった。過去二回走っているのでそりゃそうだろう。そんな場所のひとつが入山峠の階段。過去2回ともこの階段で渋滞になりしばらく並んだなー、なんて。他にも三国峠かな?富士山が見える絶景スポット。前に走った時にはちょうど夕日の時間で富士山と合わさってとても美しかった記憶がある。懐かしさも感じながら、コースを楽しみながら走る。

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ただ、1つだけ懸念があった。それは水。42キロの第2関門で1.5リットルの水かポカリスエットがもらえる他は何ももらえない。さらに、42キロまでは水場もない。水がなくなったらアウトだ。今回はハイドレーションに1.7リットルぐらいのスポーツドリンクと650mlのペットボトルの水を持っていた。しかし、前半は湿度高いのに異様なほど喉がかわいた。おそらく曇りで小雨も降ることもあったのに暑かったからだろう。42キロ地点までドキドキしながら、走った。結果的に水が切れることはなく、第2関門までに2リットルちょっと飲んだと思う。

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それと、水は1.5リットルもらえるが、食料は全くもらえない。食べ物を食えるエイドステーションがないのだ。全部自分で担いで走る。まあ、食料がもらえる大会でも万が一のために持って走っているから、重さとかは気にならない。が、今回は取り出しやすさを考えて、ズボンのポケットに食料を入れてみた。大きなものは揺れて邪魔だったが、小さい物であればたいして揺れず、すぐに取りだせて食べられるので便利だった。さらに、ゴミも後ろのポケットに入れれるので無駄な動作が少なくなった。こちらは、これからもやろうかと思う。

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そんなことを考えながら、試しながら走っていたらすぐに第1関門の浅間峠。実は、去年はハセツネに出ていないものの応援に行った。その場所が浅間峠だった。スタートから3時間39分23秒ほどで到着。まだ夕方の5時前だと言うのに、暗くなりかけていた。過去2回はこの場所ですでに真っ暗だったことを考えると、だいぶ速くなったんだな。ここでストックを出そうと思ったら、心折れ部の岡野さんがちょうど先に到着していた。少し話して、ストックの準備。すると、夏に富士登山競争の試走で富士山にご一緒したタカハシさんがこの関門でボランティアをされていた。こんなところで、富士山に走りに行った3人が一緒になるんだから面白い。タカハシさんに写真を撮って頂いて、出発。

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ストックを使い、岡野さんと前後しながら登っていく。すると、「心折れ部、頑張って!」と声をかけられた。「ありがとうございます!頑張ります!」なんて答えながら、ちょっとうれしくなって早足で登る。名前を言ってもらって応援をされているようでうれしい。他の場所でも、「心折れ部、2番目ですよ~!」とか声をかけてもらう。「寺町さんですか?頑張ってください」って応援も。ビックリしつつ、うれしい。こんな事が何回も。心折れ部やツイッターなどのパワーってすごいなと思いながら、楽しくなってきた。

だんだん暗くなってきて、いつヘッドライトをつけようか考えながら。下りで暗くて走りづらいと思ったので、第1関門をすぎてしばらくしてからヘッドライトをつけた。今回はライトをスタートから腹と頭につけて走った。ハンドライトは第一関門で、ザックからズボンのポケットに移しかえておいた。ハセツネはナイトランが長いので、電池を交換する必要がある。過去には2回ぐらい電池交換をしたが、今回は1回ですませたかった。そこで、登りはヘッドライトだけで下りと平地はハンドライトもつけて電池を温存した。登りはゆっくりなので、そこまで明るくなくても問題ない。フラットなところと下りはスピードを出して走るので、明るさがキモなのだ。

三頭山までは、基本的に登り基調なのだが、細かなアップダウンを繰り返す。登りではストックが助かるのだが、平地や下りではストックがとっても邪魔になる。最初は両手にストック持ったまま走ろうとしたが、そうするとハンドライトが持てない。ハンドライトがないと暗くて走れない。さて、どうしよう。いろいろ試行錯誤を繰り返した結論が、平地や下りではストックを左手で2本持ち、右手にハンドライトを持って照らしながら走るスタイル。登りでは右手にハンドライトを持ったまま両手でストックを持ち進んでいった。下りなどで走る時にストックを持っていると微妙にバランスが悪くて走りづらいからスピードは出ないが、まあ、今回はタイムを気にしていないし、一応の解決策だった。ただ、100マイルのレースなどではストックが必需品だと思う。そんな時のために、すぐにストックをザックに片付ける方法をあみ出せたらいいなと思う。なかったら、また左手にストックを持つのかな。

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真っ暗な夜でも、登りが続くと汗が出る。三頭山へと続く上り坂を一歩一歩踏みしめながら、初出場のときはこのあたりで立ち止って休憩したなとか、横になって仮眠したな、なんてことを思い出した。今回はそんなこともなく、ほぼ一定のペースでたんたんと登っていった。登りではやはり、ストックに支えられた部分も大きい。滑りやすいところもあったので、ストックの先がとんがっていて地面に刺さるので、ぬかるんだ斜面でも登りやすかった。19時20分ぐらいに三頭山の山頂に到着。登っている時に、「もうすぐ三頭山の山頂だぞ、頑張れ~」なんてボランティアスタッフの方の声が聞こえると、あと少しだけ頑張ろうと言う力が沸き上がる。

そして、三頭山から下っていく。このころから、前後に人がいなくなった。以前レースに出たときは団子状態になるタイムだったが、今回は300位前後だったので人もそんなに多くなかったのだろう。前後に誰もいないことが多く真っ暗な山はひっそりとして、雨に濡れ艶やかな森だった。あまり飛ばさなかったから体力的にも辛くなかったし、森と会話をしながら走ってる感じで、夜の森を楽しめた貴重な時間となった。

三頭山を降りて、何度かロードに出たり、トレイルに戻って1時間ちょっとで第二関門の月夜見第2駐車場に到着。水がまだ2~300ml残っていたので、ポカリのみで1.5リットルもらうことにした。ハイドレーションに入れてもらい、ブルーシートに座って、荷物を詰め替えることに。電池を交換しようと思ったが、まだいけそうだったのでそのままに。ザックの中から食料だけを取り出して、またズボンのポケットに入れた。そして、カロリーメイトを食べた。やっぱり、カロリーメイトはパサパサするし、割れて粉々になるので良くないなーと思いながら食べていた。でも、ジェルだけだとカロリーは満たせても空腹感がある。さらに、ジェルはけっこう高いので、お金がかかる。そんな事を考えていると、岡野さんが到着。補給食について聞いてみると、練乳のチューブが安いのでジェル代わりにつかい、固形物はチョコの「きのこの山?たけのこの里」を使っているとか。そんなことを聞きつつ、かなり疲れている様子で、少し休みたいと話していので、先に第二関門を出発することにした。

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下って登って、大岳山へと向かう。このハセツネのコースを走っていて思ったのは、階段が多いし木の根が張り出していて走りづらい。一部だが岩場や登山道が崩れているところもある。過保護のトレラン大会とは違うなとあらためて思って楽しくなった。ただ、階段は嫌いで膝に負担がかかるのでゆっくりと衝撃がかからないように降りた。

まずは御前山を越えて、大ダワへと。大ダワは約50キロ地点。エイドではないが、テントが設置されたリタイアポイントである。走りながら徐々にヘッドライトが暗くなりはじめたので、大ダワで電池をかえようと決めていた。ヘッドライトはエネループを今回は使ったのだが、100円ショップのアルカリ電池よりももたなかった。これからは安い電池で充分だ。ヘッドライトだけが暗くなりかけていたが、何回も止まって電池交換がメンドクサイので、ハンドライトも腹に巻いたヘッドライトも電池交換をした。そして、大岳山の登りと下りでは岩場があるから、ここでストックをザックに着けることにした。ストックを持って手がふさがっていると登りづらいのだ。ストックをゴムバンドでとめ、紐でストックを縛るのはけっこうめんどくさかった。最後に、食料をザックからポケットに移し、ゴミをザックに押し込む。

大ダワで最後の22キロに向けての準備を終えて、再び走り始める。すると、身軽なこと。身軽なこと。羽を身につけたみたいに走れる。左手にストックを2本持って走っていたときとは全く違う感覚。やっぱり、手はフリーな方がいい。気分もよくなったし、今回は終始スピードを出していないのでまだまだ元気。とっても心地よく、ナイトランを楽しんだ。誰もいないので、ヤッホイなんて叫んだりしながら。ちなみに、今回は1度も予測通過タイムを書いたマップを見なかった。こんな事は初めてだが、それだけタイムを気にしていなかったからだろう。見なかったおかげで、時間に追われることなく楽しめたという効果はとっても大きいと思う。

そして、大岳山には23時10分ぐらいに到着。夜もふけて気温も下がっているはずだったが、アームウォーマーを下げたままでも寒くなかった。半袖なのに。もちろん気温が高かったのもあるが、今回はじめて使ったファイントラックのスキンメッシュ ノースリーブシャツが良かった。汗をかいても、すぐに乾く。そして濡れ戻りがない。だから、冷えない、寒くない。あまりにも快適でビックリした。スゴイシャツに出会った。もう、これからはトレランだけじゃなくて、登山でも欠くことのできないアイテムになった。

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大岳山の頂上を踏めば最後の18キロはほぼ下りになる。元気だし、下りが多いし、道は走りやすい、もうたまんない。楽しくて楽しくて。自然とスピードアップ。水場である綾広で、ペットボトルに水を入れ、思う存分水を飲む。水が限られているから、ゴクゴク飲める快感はたまらない。水ってありがたい。ちょっと、飲み過ぎてお腹がたぷたぷ。なんだかワクワクして、走っている。

御岳山を越えて、長尾平の第3関門へと走る。関門まではゆるい登りなのだが、テンションが高くガンガン走って行ったら、遠くからボランティアの人が「スゴイ走ってくる、元気だねー」なんて言われる。確かに、エネルギーに満ちあふれていた。第3関門を11時間43分に通過。御岳神社と参道を越え、日の出山へと向かう。初出場の時は既に夜が空け日の出山から夜景は見れなかった。2回目は夜景を見ることが出来た。そんな場所。今回は日が変わってすぐに到着。もちろん夜景が見れた。次回は日が変わる前に日の出山に来たいな。

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あとは、本当に下っていくだけ。そんなゴールへの残り10キロの道を走りながら思ったことがあった。初めて出たトレランがハセツネじゃなかったらこのトレランという遊びにハマっていなかっただろうなと思った。距離が短く、エイドなどおもてなしの良い大会に出ていたら、あのゴールのはりさける喜びが沸き上がらなかっただろうから。レース中は死んでもこんな大会には絶対に出ないと決めて、でも、あのゴールで人生最大の喜びがあったからこそ、トレランにハマったし、トライアスロンなどもロングをやるようになった。ハセツネは俺のロング志向の原点なのだ。

残り2キロ。初めて出たときのような辛さは今回のレースでは全く感じなかった。けれど、8時間以上も速くなっている。不思議なもんだ。最後の数百メートル。また、アスファルトの道になり、スタート地点でありゴール地点である武蔵五日市会館に戻って来た。カーブを曲がり、ゴール前の誘導灯が見える。帰って来たんだ。初めて出たときの沸き上がる喜びを思い出した。今回はあの時のようなゴールのはりさけるものはない。けれど、なんだか穏やかな幸せがあった。72キロの思いで巡りをして、最終的に思い出の地に戻って来たような、そんな幸福な時間だった。

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ゴールして、荷物置き場で着替え。初めて大判の使い捨てボディタオルを使った。こんなにもスッキリするのかと驚いた。温かい服装に着替えて、ゴールへ。仲間のゴールを待つ。すぐに、岡野さん、ホヤさんがゴール。2人とも12時間台。そしてエディさんも続く。みんな速い!心折れ部が高速化している!!みんな大会の前は気合いが入らないと話していたが、気合い入ってないほうがリラックスして速いのか、気合い入れても入れなくても人間の運動能力は一定でタイムはたいして変わらないのか?気になる所。そして、kyowさんも自己ベスト。鈴木さんも金光さんも初出場ながら完走。モガミックスさんはモガミズボトムになり、ある意味ヘブンになったよう。

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こうして、2011ハセツネは幕を閉じた。来年もエントリーできたら出たいな。クリック戦争に本気で挑む気力まではなさそうだが。

◆大会結果
エントリー総数:2,488名 
出走者:2,158名 
第1関門通過:2,150名
第2関門:1,897名
第3関門:1,727名
フィニッシュ:1,725名
完走率79.9%

◆個人結果
総合順位:256位
男子総合:238位

第一関門:3時間39分23秒
第二関門:7時間23分25秒
第3関門:10時間43分22秒
ゴール:12時間18分24秒

第19回 日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)
●開催日:2011年10月22日(土)pm1:00スタート・23日(日)
●開催地:東京都・奥多摩山岳エリア全域
●種目:トレイルランニングレース71.5km、制限時間24時間(各関門に制限時間あり)
●コース:五日市会館前スタート→今熊神社→市道山分岐→醍醐丸→生藤山→土俵岳→笹尾根→三頭山→大岳山→御岳神社→金比羅尾根→五日市会館前フィニッシュ(71.5km)
●募集定員:2000名(昨年度)
●参加料:一般15,000円/高校生6,000円
●主催:(社)東京都山岳連盟

◆天気(2011/10/22)
東京都奥多摩地区
天気:曇り(小雨がちょろっと)霧がたまに出たり、風がたまに強く吹いた
最高気温は20度弱ぐらい、夜も13度ぐらいはあったと思う。
午後イチの時、山の中野湿度は高かった。

◆メモ&次回へ活かすこと
・今回はテーピングでキネシオテープを使ったが、ははがれやすい気がした。ニューハレの方がいいかな。

・大判のボディタオルはいい。体スッキリ。登山とハセツネ。1人で行く温泉に入らないトレラン練習には持っていこう。

・ザックの右肩ベルトにフラスクを設置したが、バタバタして、気になってしまった。飛び出ないように、ゴムバンドは着けたが想像以上に揺れた。もっとしっかり固定。

・無理矢理ザック(グレゴリーのルーファス)にストックを着けた。ザックとストックをゴムバンドで2カ所。ストック2本をヒモで結んだ。ストックが揺れることはなかったが、無理矢理着けていたので着けた方の肩がちょっと凝ったかも。でも、合格点レベル。

・細かなアップダウンがあると、ストックを左手に2本持ち、右手にハンドライトのスタイルで走った。走れるが、左手にストックを持つとバランスが悪い。簡単にストックを片付けられて、すぐに取り出しやすい方法を編み出す必要がある。

・大岳山の登りでは岩場があるから、大ダワ50キロ地点でストックはしまう。

・眼鏡が曇ると頭が痛くなる。水滴だけじゃなく、湿度などで曇るのも難題。やはりコンタクトがいいかな?

・ヘッドライトは最初から腹と頭につけて走った。第一関門を過ぎてしばらくしてライトつけた。止まる時間がはぶける。

・モントレイルのマゾヒストは滑る。よりグリップ効くシューズがいい。ソールのデコボコに土が入らないようなやつとか。

・前半は湿度高いのに喉がかわいた。おそらく暑かったから。持っていく水分量は注意が必要

・ズボンのポケットに食料を入れていると取りやすい。が、揺れるので小さいものだけにする。ゴミも後ろのポケットに入れられる。

・ファイントラックは汗戻りりがなく冷えない。今後は登山とトレランでは必須アイテム。

・カロリーメイトはパサパサすぎる。無駄に水分を消費してしまう。でも、ジェルだけだと空腹感がある。パワーバーだけにする?
 他には何を固形物としていいのか探す。ちなみに練乳は安くていいらしいから、今度試してみる。

・コース場に階段が多くて、膝に負担がかかる。負担をかけないようにそっと下る。

・エネループはダメ。ヘッドライトが長持ちしない。100円ショップのアルカリ乾電池でいい。

・スタートで10時間以内に並んでも少し渋滞した。

・56キロ?地点ぐらい綾広で水をペットボトルにいれた。好きなだけ水が飲めて幸せ

・勝負レースに向けては調整するが、結果的に体はベストにならなくても、気持ちを持っていくことはできる。それが重要な気がした。

・ストレッチはほとんどしなかった。ロードや信越みたいに走るだけだと同じ筋肉でストレッチいるが、ハセツネはこまかなアップダウンで使う筋肉が違いストレッチはいらない

・心折れ部頑張ってと何人かに声をかけてもらった。知名度アップ?純粋にうれしい。

◆ウェア
・ワセリンを塗っておく
・帽子 ランニングキャップ(mello’s)
・メガネ
・ファイントラック スキンメッシュ ノースリーブシャツ(汗冷えしなくて最高にいい)
・半袖のコンプレッションウェア
・Tシャツ 心折れ部Tシャツ(ver1)
・ウィンドブレーカー(ブルックス)着なかった
・アームカバー(ザムスト)
・手袋(プロモンテ)
・パンツ ユニクロ シルキードライパンツ
・ロングスパッツ パフォーマンスタイツ(C3fit)
・ユニクロのハーフパンツ
・スマートウールの靴下(足が蒸れず最高にいい)
・シューズ:マウンテンマゾヒスト(モントレイル)
・ヘッドライト→腹に巻く (ペツル) スタートから着けておく
・ヘッドライト(ジェントス) スタートから着けておく
・頭が寒い&首もと バラクラバ ファイントラック

◆装備
・バック ルーファス(グレゴリー)
・ハイドレーション 2リットル
・熊鈴
・時計 BARIGO NO.46 Wrist-On Altimeter/Compass
・ニューハレのテーピング 両膝と両足のくるぶし。腰、ふくらはぎ。右くるぶしは下から上に2本と、かかとを後ろから包み込む様にテーピング
・650mlのペットボトル 水
・ストック2本

◆持って走るもの
・ハンドライト(ジェントス 閃)
・ハンドライトを手に着けるバンド
・替えの電池(ヘッドライト単4×6本、単3×2本)
・カメラ
・携帯電話
・コース地図(高低差のコピーと地図をビニール袋に入れる)
・財布(お金、カード最小限、保険証) 使用せず
・ゴミ袋
・フラスク

◆レース終了後に使用する
・ウェットタオル
・着替えの下着(パンツ、シャツ)
・エアマット
・シュラフ
・ダウンジャケット
・ズボン
・ワセリン
・替えの靴下
・替えのシューズ
・雨具(モンベル)念のため
・長そで緑のシャツ(LoweAlpine)
・長袖のコンプレッションウェア
・帰りに履いて帰るスリッパ
・タオル
・音楽プレイヤー(iPod)
・メガネケース
・歯磨きセット
・携帯電話
・携帯電話の充電器
・カメラ
・フラスク(ジェルを入れる)
・シップ、エアサロンパス
・股引

◆上記にないが忘れてはならないもの
・ゼッケンなど
・大会参加ハガキ

◆使用せず
・サバイバルシート
・ポイズンリムーバー
・スポーツバルム レッド 体に塗って温める→買うのが間に合わなかった
・長袖の速乾シャツ
・ウィンドブレーカー(ブルックス)
・レインウェア上着のみ(モンベル)

◆食料
・ショッツのタブレット(エレクトロライトショッツ2つ)1.7リットル
・ボトルに水を650ml
・第2関門でポカリスエット1.5リットルもらう
・カロリーメイト 5袋
・カロリーメイトみたいな小さめの菓子(ブルーベリー味)5袋
・チョコ(キットカット)2袋
・パワーバー エナジーバー 3つ
・カーボショッツ(カフェイン入り。眠気防止)4袋
・プロポリ 1袋
・フルーツジェルのBOOM 1袋
・塩サプリ1袋
・アミノバイタルジェル×1つ
・アミノバイタルスーパースポーツジェル 4つ
・VESPA1袋
・フラスク パワージェル3袋をVESPAで溶かした(破れてベトベトなパワージェルを入れた)右肩にとりつけ