日別アーカイブ: 2011/10/1 土曜日

人生とは空を舞う色とりどりの風船のように自由で鮮やかだ

波照間島、泡盛を酌み交わしながら三線を聞いた満点の星の夜を共にした沖縄仲間の結婚パーティーが先々週の土曜。
大学時代に1ヶ月のトルコ旅をともにし、無人島で凄まじい1週間を共にした心の友の結婚式が先々週の日曜。
先週は心折れ部で行った信越五岳110キロの旅。
そして、ネパールの崖崩れの山を命がけで降りて、トレランなんて言葉を知らずに初めて一緒にでたハセツネを走った友の結婚。
そんな時を共にした友達の結婚式。

3週間も連続で目を潤ませてしまった。
昔はどんなことがあっても鋼鉄のごとく最強でスーパーサイヤ人でいたいと思っていたが、最近はもっぱら涙ももろく何もかもが愛おしい。

波照間島で出会い、3回も一緒に沖縄を旅した。
沖縄つながりの友達はなんだかみんな陽気で愛情に溢れてる。
結婚パーティーはまるで沖縄。
おじい自慢のオリオンビールで乾杯!
みんなで一緒に行った沖縄のオリオンビアフェスタが懐かしい。
また、みんなで陽気で幸せな旅をしたいと思う。
実は新郎とは同じ岐阜生まれ。
なのになぜか三線がうますぎる。
また島で飲みながら聞きたいな。
歌いたいな。

そして、大学1年のドイツ語のクラスが一緒だった友人。
彼が大学1年の夏に1人でインドに行った。
それがなかったら俺は1人で外国を旅していなかっただろう。
それぐらい、大きなきっかけをくれた、かけがえのない友人。
もう1人の大学の友人と3人で一緒にトルコを旅したことは死ぬまでの宝物。
そして、大学時代は同じ日吉に住んでいて、夜な夜な飲み、鍋をして語り合った。
かっこよくて、頭よくて、常識があって、これ以上のかっこいい男には出会ったことがない。
それなのに、どこか魂にマグマをもっている。
一緒に無人島で本当に生き延びるために濃密な1週間を過ごした。
本当に大切な時間を共にした死ぬまでの友。

テーブルに新婦の学生時代の友人がいて、俺が新郎のことを誉めすぎたらしく、新婦より好きなんじゃないと突っ込まれた(苦笑)
でもかけがえのない時間を共有して、魂を共有した奴なんだよ。
あいつにとってのインドはすごい出来事で、俺もそれに刺激されて舵を切ったし。

本当に良い二人だった。
あいつは、全てにおいてかっこよすぎで、本当にヒーローだ。
お互い全然性格も生き方も違うけど、いい友に大学時代に会えて旅とか無人島とかいろんな経験を共にできて嬉しい。
お互い、常にどこかで意識して生きていきたい。
そしてたまに酒を飲みかわしたい。

俺が人生で出会った一番いい男の結婚式だった。
心の底から嬉しい。
俺はすべてにおいて負けるけど尊敬するし、かっこいいし、頭いいし、おめでとう。

今日は、インドのバラナシから国境を越えて、ポカラまで危ないジープで旅をした友の結婚式。
ハッキリ言ってあの車はアウトだった。今だから言える。
そして、ポカラからカトマンズの途中で山が崖崩れ。
そんな山を死ぬ覚悟で登って降りた。
足下が滑ったときは本当に死ぬ覚悟と言うか、こうして死ぬのかと思った。
さらに、まだ走り始める前、トレランなんて言葉を知らない時に、二人でハセツネに出た。
本当に凄まじい72キロの山の旅立った。
そんな経験を共にした、大切で大切な友達。

彼はスピーチで何度も両親に心配をかけたと語っていた。
申し訳なかったけれど、見守ってくれてありがとう、と。
俺もすごい重なる部分があって、自分の両親を思い浮かべた。

そして、新郎のお母さんに、何度も言われた。
息子の人生が本当に寺町さんに出会って、いいものになったと。
ぶっちゃけ、俺は何もしてないし、一緒に楽しく時間を過ごさせてもらっただけなんだけど、お互いにそう思っていたことが何よりもうれしい。
本当にうれしいし、ありがたい。
そして心の底からおめでとう。本当におめでとう。

命をかけた友人たち。
そんな共の結婚式が続いた。
そんな結婚式に参加させてもらって、俺のまわりの男はかっこいいなと本当に思った。
あまりにも良い男がいる。
もちろん俺を除いてだけど。
自分が情けないなと思うし、一方で俺も負けてられないと心で思う。
そして初めて結婚っていいもんだなと思う、この数ヶ月。

こんなにも素敵な仲間に出会えて、同じ時をともにし、経験をし、ただただありがたい。
ただただうれしい。
本当におめでとう。心の底からおめでとう。
そして、これからも一緒に酒を飲んだり、いつも心のどこかで意識し合える存在でいられたらと思う。

送信者 art

友達を褒めることの違和感