日別アーカイブ: 2011/7/3 日曜日

夏の始まり ~野尻湖トライアスロン~

9月の頭にでる佐渡トライアスロンAタイプ。
これが、いわゆるアイアンマン(鉄人レース)よりも少しだけ長い。
スイム3.8kmバイク190kmラン42.195km。
途轍もない距離だ。
そのために、トライアスロンに体を慣らそうとエントリーしたのが、野尻湖トライアスロン。

ちょうど2ヶ月前の時期で、この大会で問題点とかを改善しようと思って。

土曜の朝、早起きして、阿佐ヶ谷を7:48分に出発。
新宿から湘南新宿ラインで大宮。
この湘南新宿ラインが横揺れした。
自転車が揺れるので、寝れなかった。。。
大宮からは新幹線で長野。
土曜の朝なのに新幹線はかなり混んでいた。
軽井沢と佐久平でみんな降りて行った。
なにがあるのだろう。
長野駅で降りて、在来線で黒姫駅に11:10分着。

送信者 sports

ドリンクボトルをつけたまま、輪行バックに入れて運んだ。
すると揺れで、バイクの塗装が傷ついてしまった。
まあ、実害はないけれど、これからは注意。

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黒姫駅から自転車で野尻湖へ。
駅前の観光案内所で地図をもらい、向かう。
ついつい東京の時間感覚でいた。
観光案内所のおばちゃんと話して、旅モードにスイッチ入れ替え。

まずは民宿にチェックイン。
大会側がアレンジした民宿。
民宿の看板もなく、建物も民家っぽくて最初は分からなかった。
近くを歩いていた人に聞いて、民宿に。
お風呂にはシャワーもなく、田舎に旅に来た感じがしていい。

荷物を置いて、昼飯に。
あまり飲食店がなかったので、普通の食堂に。
明日のレースで勝つために、カツ丼。

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それから、野尻湖ナウマン象博物館へ。
野尻湖と言えばナウマン象。
小学生の頃に恐竜が大好きで、恐竜の本を良く読んだ。
そのひとつがナウマン象。

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実際の骨や実物大の模型などがあり、ああ、これかぁと感じた。
こんなデカイもんが、ここを歩いていたかと思うと驚く。
そして、当時の人が狩猟をしていた石器も。
よくもこんな大きなものを倒そうと思ったなとまた、驚く。

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そして、大会の前日バイクチェック。
ブレーキやヘルメット、サイクルコンピューターなどのチェックを済ます。
それから、バイクの野尻湖一周コースを試走。
これが、登りがキツい。
バイクスタート直後から長い登り。
そして、下ったと思ったら、カーブの下り。
怖い怖い。
スピードは禁物。
そして、また登り下り。
ハードな15kmのコース。
明日は3週もしなければならない。
一方で緑に囲まれて気持よかったり、
登った所から湖と集落の眺めは最高だった。

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試走を終え、公民館で競技説明会。
審判団のおっちゃんたちは、陽気であけすけな物言いで面白い。
スイムが30分以内の深刻は第1ウェーブにしました。
来年第1ウェーブがいい人は30分以内で申告してくださいとかw

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説明を聞き終わり、受付を済ませてゼッケンなどをもらう。
宿に戻って、一休み。
それから、湖畔を眺めながら読書。
のんびりして、のどかな野尻湖。
ああ、気持いい。心地よい。

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夕食はネギトロ、鮎の塩焼き、そしてカツ。
昼もカツ丼を食べてしまった(笑

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風呂に入って、さっぱり。
そして、今回の目的はトライアスロンともうひとつあった。
それは蛍。
今年は、蛍の時期になる前からどうしても蛍が見たかった。
なぜだかは自分でも分からないが。

タイミング的にもエリア的にも見えるだろうから、夜は見に行こうと決めていた。
しかし、ネットで探しても出て来なかったので、宿のおばちゃんに聞いた。
すると、バイトをしているおばちゃんの家の近くで見えると言う。
地図を広げて、場所を聞く。

このために、バイクのライトだけじゃなく、ヘッドライトももって来た。
宿から自転車で30分ほど。
古間駅の先の戸草地区へ。
ココへ行くまでが、真っ暗。
もちろん街灯ひとつない。
山の中の道を自転車で走る。
たぬきや猫や、いろいろ道を横切って行く。
目が鋭くライトに反射する。

気をつけながら、迷子になりそうになりながら。
昆虫が顔にぶつかる。痛っ。
ドキドキ、ナイトサイクリング。
しばらく行くと、小川があり親子が蛍を見ていた。
ここだ。

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小さな小川には小さい蛍が飛んでいた。
ふわん、ふわん。
やわらかな光を灯し、ゆっくりと舞う。
たくさんの蛍が、ふわりふわり。

ついつい、見とれてしまう。
そして、近づこうと、小川の奥へ。
親子も帰り、ひとりでボーッと眺める。
柔らかな光に包まれるように、豊かな時間が流れる。
なんて優しいひかりなんだろう。

他の場所もあるかもしれないと、先へと自転車を漕ぐ。
すると、田んぼのよこの小川にも蛍が。
ここは拓けた場所で、遠くからでも蛍が舞っているのが見えた。

明日の朝も早いので、名残惜しいが帰ることに。
雨もぽつりぽつりと降り始めた。
行きは真っ暗な知らない道でドキドキしたが、
帰りは一回走った道なので、不安も少なく、速く帰り着いた気がした。

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翌朝は自然と5時前に目が覚めた。
軽くストレッチをして、朝食。
トイレや荷物の準備をする。
宿に必要のない荷物を置かせて頂けるのがありがたい。

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まだ、時間があるので湖畔に行くと、朝もやの野尻湖があった。
早朝の空気は凛としてなお柔らかだ。
鏡のように静かな朝もやの野尻湖が美しい。

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7時に受付開始なので、会場へと向かう。
バイクをラックにかけ、
バイクシューズ、靴下、グローブ、ヘルメット、
補給食、ランニングシューズ、眼鏡ケース、ゼッケンベルトなどを準備。

スイムから上がって何をどの順番にするかをシュミレーション。
できるだけ効率的な配置で荷物を置く。

そして、スタート前にゴーグルの曇り止め。
さらに、トライスーツの上からウェットスーツを着る。
ウェットを着ると暑いし、トイレにも行けないので直前に。
そしてタイム計測のアンクルバンド。

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スタートは8:35。
湖に入りかるくアップで泳ぐ。
なかなか快調だ。
スタート前に、毎年参加されている方がかけ声。
名物になっているらしい。

ついにスタート。
第1ウェーブの人が泳ぐ。
それを見て、一番最短距離のポジションにスタートの位置取り。
5分後に我々第2ウェーブもスタート。

1500m。
やはりウェットを着ていると、浮力のせいで腕を回すのにパワーがいる。
今後の課題だ。
とは言っても、湖で波も少なく、第2ウェーブではトップ集団に入り、そのままスイム終了。

ウェットを脱ぎながら、トランジションエリアへ。
スイム後にすぐ走ると筋肉が疲労していて、少しふらつく。
バイクエリアでは、ウェットスーツを脱ぐ。
足の方は裏返しにして脱ぎ捨てる方法が一番速いことが分かった。
そして、ヘルメット、靴下、シューズ、ゼッケンベルト、時計をする。
最後にジェルを飲み、グローブをもって出発。
やはりトランジションが遅いらしく、後から来た人に先を超された。

悔しいが、ここは落ち着いてバイクに入る。
しかし、バイクが遅い。
日頃の練習が皆無だから、それが露骨に結果に現れる。
後ろから来た人にガンガン抜かれる。
トライアスロンはバイクの時間が一番長いので、
バイクが強い人にとって有利だ。

坂道の漕ぎ方、カーブのコースの取り方、アップダウンでどのギアを使うか、
自転車を漕ぐ姿勢、相手との駆け引きなど学ぶことが多い。

登りは10km/h、平地は32km/h、直線坂道のMAXは60km/hぐらい。
アベレージでは27km/hぐらいだった。
だめだな。
抜かれるのは悔しいが、実力不足と怪我をしたくないので、自分のペース。
実際、俺の目の前で転倒した人も。
たぶん、ハンガーノックか筋肉が痙攣しちゃたんだろう。

辛いアップダウンを終え、なんとか3週終了。
やっとランだ。
ランは日頃からやっているし、危険も少ないので自分の本領発揮。
トイレに行って、スタート。

走るのは慣れているので、ガンガン抜いた。
飛ばしすぎる訳ではないが、キロ5分のペースを保った。
上り坂もちょくちょくあったが、全て走りきった。
ひとりも抜かれることはなかった。
山道を抜け、のどかな田園風景に。
とても眺めがよく走っていて、気持よかった。
そして300人ほどしか出ていない大会なので、
地元の人が名前で応援してくれた。
参加者名簿を見ながら、走る人のゼッケンを見て「テラマチ頑張れ」と。

これは、力が出る。
各集落の人も年に1度のトライアスロンを楽しんでいるようで、
かなりたくさんの人が応援に出てくれていた。
本当に力になる。
まだまだ走るぞって気持になる。

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後半から暑くなり、水をたくさん飲み、頭からかけ、足の筋肉も冷やした。
エイドでの補給もうまくいき、
無事に最後まで走りきりゴール。
3時間40分弱ぐらいだと思う。
目標は3時間45分だったので、まずまず。
でも、バイクの課題が見えたのは収穫だった。

今年最初のトライアスロンを楽しめた。
ゴール後に、おにぎりとカップラーメンを頂いて、
民宿のお風呂をいただいてスッキリ。

送信者 sports

15:03に黒姫駅を出て、
新幹線にのり、阿佐ヶ谷には18時ちょい過ぎに帰った。

自転車の汚れを拭いて、ウェットスーツを洗って干して、
靴を干して、もろもろ洗濯して、
自分もシャワー浴びて、遊びがこれで完結。

◆2011野尻湖カップトライアスロン・ジャパンオープン
7月2日(土)前日受付、説明会
7月3日(日)大会実施
コース:スイム1.5km@野尻湖
    バイク45km@野尻湖3周回(アップダウンきつい)
    ラン16km(アップダウンはちょいあるぐらい)
スタート:第1ウェーブ8:30、第2ウェーブ8:35(今回の俺は第2ウェーブ)
ゼッケン:202
だいたいのタイム:スイム30分弱
         バイク2時間弱ぐらい
         ラン1時間20分ぐらい

◆学んだこと

・輪行
ドリンクボトルは取り外して、運ぶ。傷がつく。
めんどくさがらずに、しっかりとヒモで固定して輪行する。

・スイム
ゴーグル曇り止め忘れない
ワセリンで脇と股のすれ防止
スイムのアップは重要
スタート前、リラックスしてウェット着てるから水に浮いて空見るといい。
ウェットの浮力で手が浮いてしまうので、力強く水をかけるように筋肉つける。
前に進もうと手を前に伸ばす泳ぎは楽で進む。
ウエットの足は裏向きに脱ぐとよい。

・バイク
佐渡のバイクは長くアップダウン。足つりの防止にna系のサプリなどを定期的に摂取
ビンディング左足の位置が悪い調節する
ギアの変えかた。アプダウンなどどのギアを使うかを学ぶ
足の引き上げで漕ぐことを忘れない
腰が痛くならないのりかたを学ぶ
ギアの油はすごい重要。軽くなる。
タイヤの空気も十分にいっると軽くなる
バイクの訓練不足。特に登りのパワーと技術がない。
家に帰ったら必ずバイクの掃除をする
ゼッケンベルトにゼッケン二枚つける。ラク。
タイヤチューブ交換学ぶ
佐渡の前に自転車の総点検してもらう(パンク防止でタイヤを変える?)

・ラン
厚さ対策でサンシェード帽子
ロングでは日焼け止めを塗る。
走り始める前に足のストレッチ。足が軽くなる。
疲れても腰を左右に入れて走る
一定ペースを保つ
ジェルを持って走る
筋肉に水をして冷やす
靴と靴下を濡らしすぎると靴ずれのリスク

◆装備
・swim
トライスーツ(2XU)
ウェットスーツ(オルカS3)
ゴーグル
曇り止め
スイミングキャップ
時計(Barigo)

・bike
自転車Trek
ゼッケンをつける腹に巻くヒモ(ゼッケンベルトにゼッケンを2枚つける)
ドリンクボトル
替えのタイヤチューブ
空気入れ
サイクルコンピューター
ビンディングシューズ
ヘルメット
手袋
靴下(5本指とかはNG)

・run
ランニングシューズ(adizero Japan wide)
ジェル
帽子

持ち物
□ レースID or レース出場許可書
□ ゼッケン(レース当日)
□ 計測用チップ(レース当日)
□ 健康保険書写し
□ ゴーグル(予備1)
□ スイムキャップ
□ 水着
□ ウエット・スーツ(オルカS3)
□ トライスーツ(2XU)
□ ゴーグル用くもり止め
□ サンダル
□ ロードバイク一式
□ 工具(六角レンチ、ペダルを取り外すやつ)
□ 輪行袋
□ ヘルメット
□ 空気入れ
□ グリス
□ バイクシューズ
□ バイクグローブ
□ バイクボトル×2
□ バイク
□ エアロバー
□ サングラス(晴天用と悪天用の2種類のレンズがあると便利)
□ アームウォーマー
□ バイク用ソックス
□ ゼッケンベルト(ゼッケンを2枚つける)
□ ジェルなど補給食(トランジットポイントに)
□ ランニングシューズ
□ ランニング用腕時計
□ ランニング用ソックス
□ 大会後の着替え(パンツ、シャツ、靴下、服)
□ セーム
□ MUSASHI リプレニッシュ
□ 足つりの防止にna系のサプリなどを定期的に摂取
□ ジェル
□ 眼鏡ケース
□ 携帯電話
□ 携帯電話の充電器
□ カメラ
□ カメラの充電器
□ 交換レンズ
□ 歯ブラシ
□ フラスコ(トレラン)
□ 耳栓
□ サングラス
□ コンタクトレンズ
□ シップ、エアサロンパス
□ 帽子(後頭部の日よけも)
□ 日焼け止め
□ タオルorセーム