日別アーカイブ: 2008/8/28 木曜日

変わること@アクアスロン

第10回小金井アクアスロン大会に出てきた。

スイム400メートル、ラン3キロというかなり短いレース。
とりあえず、アクアスロンとかトライアスロンに出てみたかったので、出場した。
これぐらいなら、楽勝だろうと思っていた。

大会前日、数年ぶりにプールへ行き泳いだ。
400メートルなら、問題なかった。

当日、朝は8時30分集合となかなか早い。
雨が降る中、武蔵小金井駅で4人集合。
駅から学芸大学へタクシーで向かう。

受付をすますと、209番のゼッケンをもらい、肩に油性マジックで大きく「209」と書かれた。
おお、トライアスロンっぽい。これ、イメージしてたトライアスロンだ。っと、テンションがあがる。

更衣室で着替え、トランジッッションエリアに荷物を置く。
トランジッッションエリアは水泳を終えて、走る準備をする所。
ここには靴とか上着とかを置いておく。

市長やらトライアスロン連盟会長やら、色々な人の長い話を聞く開会式。
雨も降ってるし、寒いし、こっちは海パン一丁だから、早く終わってくれという悲痛な叫び。

実際に泳ぎ始めたのは10時30分か11時ぐらいだった。
まずは、スイムから。
20人か30人ぐらいが50メートルプールに入る。

スタートのラッパとともに、いっせいに泳ぎ始める。
人とぶつかるし、波はザッブン、ズッブン。
波に飲み込まれないように気をつけながら、クロール、クロール。

壁にタッチしてターンはせず、プール全体を使いぐるぐる回って400メートルを泳ぐ。
ターンをしないので、壁を足で蹴って推進力をつけれない。
だから、なかなか疲れてくる。

前日に25メートルプールで泳いだのとはまるで違う。
100メートル、200メートル、250メートル、350メートルと、どんどん体力を失っていく。
情けないことに、途中で少し平泳ぎをしてしまった。
でも、平泳ぎもクロールもスピードが変わらない。
悲しい限り。
ただ、最後の50メートルはクロールでダッシュした。

プールサイドにあがると、左肩に書かれた「209」の番号を係員の人に読み上げられた。
プールから上がった瞬間の膝が笑った感じは、今でも忘れない。
太古の昔、魚類が陸地に住処を求めた時のように、おぼつかなかった。
泳ぎ終わって、すぐ走り始めるのは、なかなか感覚がつかめない。

トランジッッションエリアで服を着て、クツをはく。
一緒に行った4人の中では一位で泳ぎ終わり、服を着始めたのだが、シャツがクルクル巻きになって、上手く着れない。
あー、シャツがーー。と思って服を直していると、ゼッケンの安全ピンが取れて、体に刺さる。イタタタタ。
そんなことしていたら、一緒に大会に出た仲間が追いつき、追い越して走り出してしまった。
なんとも、情けない。
靴下をはいて、靴を履いてすぐに飛び出した。

普段からちょくちょく走っている。
だいたい10キロ程度。
だから、今回の3キロなんて楽勝だと思い込んでいた。
ところが、走り始めてから、なんだか上手く走れない。
想像以上にしんどい。

スイムで使う筋肉とランで使う筋肉は違う。
ランを初めてすぐは、その筋肉の使い方の切り替えができていない。
だから、上手くリズムにのって走れなかったのだろう。

ただ、一緒に大会に出た仲間をすぐに抜いて、仲間の中では1位を走った。
イマイチな走りの感覚ながらも、走り終えた。
想像以上にしんどかった。
ゴール後に頭痛が襲ったのも驚きだった。

短距離なので回復も早かったが、こんなにもアクアスロンは辛いもんだと知った。
特に、スイムとランが合わさっている。
この2種目の変わり目、ここがポイントだと思う。
複数競技を続けてやる大変さ。

どれも、レース前には想像しなかった。
やっぱり、やってみるといろいろなことが起こるな。


追記:36位/62 スイム400メートル 9分13秒 ラン3キロ 16分15秒(トランジット時間含む)

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変わることには絶対に境目がある。
はっきりした境界もあれば、限りなく曖昧なものもある。
突き詰めれば突き詰めるほど境界はわからない、だから面白い。
同じ物事が続くのではなく、変わること。
ここには、色々なことが詰まっているんだろう。
奥深い。

関連エントリー(昔から変化するポイントには興味がある)
http://www.teratown.com/blog/archives/001034.html


[変わること。境界。変化の境目とは実に興味深い。長野の湿原の中の境界](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 100 露出: 1/15 sec 絞り: f/9.0 焦点距離: 16mm )