第10回小金井アクアスロン大会に出てきた。
スイム400メートル、ラン3キロというかなり短いレース。
とりあえず、アクアスロンとかトライアスロンに出てみたかったので、出場した。
これぐらいなら、楽勝だろうと思っていた。
大会前日、数年ぶりにプールへ行き泳いだ。
400メートルなら、問題なかった。
当日、朝は8時30分集合となかなか早い。
雨が降る中、武蔵小金井駅で4人集合。
駅から学芸大学へタクシーで向かう。
受付をすますと、209番のゼッケンをもらい、肩に油性マジックで大きく「209」と書かれた。
おお、トライアスロンっぽい。これ、イメージしてたトライアスロンだ。っと、テンションがあがる。
更衣室で着替え、トランジッッションエリアに荷物を置く。
トランジッッションエリアは水泳を終えて、走る準備をする所。
ここには靴とか上着とかを置いておく。
市長やらトライアスロン連盟会長やら、色々な人の長い話を聞く開会式。
雨も降ってるし、寒いし、こっちは海パン一丁だから、早く終わってくれという悲痛な叫び。
実際に泳ぎ始めたのは10時30分か11時ぐらいだった。
まずは、スイムから。
20人か30人ぐらいが50メートルプールに入る。
スタートのラッパとともに、いっせいに泳ぎ始める。
人とぶつかるし、波はザッブン、ズッブン。
波に飲み込まれないように気をつけながら、クロール、クロール。
壁にタッチしてターンはせず、プール全体を使いぐるぐる回って400メートルを泳ぐ。
ターンをしないので、壁を足で蹴って推進力をつけれない。
だから、なかなか疲れてくる。
前日に25メートルプールで泳いだのとはまるで違う。
100メートル、200メートル、250メートル、350メートルと、どんどん体力を失っていく。
情けないことに、途中で少し平泳ぎをしてしまった。
でも、平泳ぎもクロールもスピードが変わらない。
悲しい限り。
ただ、最後の50メートルはクロールでダッシュした。
プールサイドにあがると、左肩に書かれた「209」の番号を係員の人に読み上げられた。
プールから上がった瞬間の膝が笑った感じは、今でも忘れない。
太古の昔、魚類が陸地に住処を求めた時のように、おぼつかなかった。
泳ぎ終わって、すぐ走り始めるのは、なかなか感覚がつかめない。
トランジッッションエリアで服を着て、クツをはく。
一緒に行った4人の中では一位で泳ぎ終わり、服を着始めたのだが、シャツがクルクル巻きになって、上手く着れない。
あー、シャツがーー。と思って服を直していると、ゼッケンの安全ピンが取れて、体に刺さる。イタタタタ。
そんなことしていたら、一緒に大会に出た仲間が追いつき、追い越して走り出してしまった。
なんとも、情けない。
靴下をはいて、靴を履いてすぐに飛び出した。
普段からちょくちょく走っている。
だいたい10キロ程度。
だから、今回の3キロなんて楽勝だと思い込んでいた。
ところが、走り始めてから、なんだか上手く走れない。
想像以上にしんどい。
スイムで使う筋肉とランで使う筋肉は違う。
ランを初めてすぐは、その筋肉の使い方の切り替えができていない。
だから、上手くリズムにのって走れなかったのだろう。
ただ、一緒に大会に出た仲間をすぐに抜いて、仲間の中では1位を走った。
イマイチな走りの感覚ながらも、走り終えた。
想像以上にしんどかった。
ゴール後に頭痛が襲ったのも驚きだった。
短距離なので回復も早かったが、こんなにもアクアスロンは辛いもんだと知った。
特に、スイムとランが合わさっている。
この2種目の変わり目、ここがポイントだと思う。
複数競技を続けてやる大変さ。
どれも、レース前には想像しなかった。
やっぱり、やってみるといろいろなことが起こるな。
追記:36位/62 スイム400メートル 9分13秒 ラン3キロ 16分15秒(トランジット時間含む)
変わることには絶対に境目がある。
はっきりした境界もあれば、限りなく曖昧なものもある。
突き詰めれば突き詰めるほど境界はわからない、だから面白い。
同じ物事が続くのではなく、変わること。
ここには、色々なことが詰まっているんだろう。
奥深い。
関連エントリー(昔から変化するポイントには興味がある)
http://www.teratown.com/blog/archives/001034.html
[変わること。境界。変化の境目とは実に興味深い。長野の湿原の中の境界](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 100 露出: 1/15 sec 絞り: f/9.0 焦点距離: 16mm )