聞こえない音が聞こえる時がある。
静まり返った時、普段は聞こえないような、ささやかな音に気づくことがある。
その時、なにやら時間の流れがゆっくりとなった気になる。
その音に集中する。その音に意識が向かっていく。
自分だけが聞こえる音のような気がして、なんかうれしかったりする。
一方で、そういった音ではない音に気づくこともある。
机の上に外付けハードディスクを置いてある。
その音だ。
普段もハードディスクから音は聞こえている。
でも、普段聞いているハードディスクの音ではない音が聞こえた。
ひじを机に突き、手を両耳に当てた。
すると、今までは聞こえなかった低い音が手を伝って強く響いてきた。
なにやら、聞こえる世界が変わった。
視点の変化ではないが、「聴点」が変わったとでも言うのか。
まあ、たいしたことなくて骨伝導とやらなんだろうけど。
視点が変化すると言うが、それ以外にも「聴点」など五感は全てそういった変化をもっている。
同じものでも異なる見え方があったり、異なる聞こえ方があったりする。
それら五感の点の変化を感じて生きたい。
五感の記憶に関するエントリー
http://teratown.com/blog/2008/07/18/aadhaeu/
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