日別アーカイブ: 2008/8/6 水曜日

身近なこと、人の目線(street view)

グーグルのストリートビューの日本版がリリースされた。
グーグルマップやグーグルアースは上空から取った写真が見れるサービスだった。
google street viewは町並みの写真が見れる。グーグルが車の屋根に360度カメラをつけて町を走り、そこら中を撮影したものが見れるようになっている。

既にアメリカではリリースされていて、アメリカの町並みはグーグルストリートビューで見たことがあった。たぶん、こういったものが好きな日本人の多くも一度は見たことがあったのだろう。でも、日本版がリリースされると、多くの人が反応した。確かに、俺もこれを使ってみて驚きを覚えた。すでに、アメリカのグーグルのストリートビューは使ったことがあったのにもかかわらず。

なんでかなと思えば、やはり身近ということが大きいと思う。自分が歩いた道、自分の家の近くなどを見ると生々しさがある。おお、これ俺の家だ。俺の家の前の道だ。毎日ここ歩いている。などなど。自分とはかけ離れた、接点のない組織が運営するサービスに、自分と関係あるものが映っている。そこに、驚きと親近感を覚えるのだろう。

そして、人の目線で町並みが見れるのも大きな理由だと思う。上空からの写真(グーグルマップの航空写真など)も驚いたが、上空の画像(主に屋根と道)は普段見慣れていない。どこか場所は分かっても、想像がわきにくい。それよりも普段見ている視線の画像が見れた方が、想像がわきやすい。自分が毎日見て記憶しているものと、ストリートビューの画像がそのまま一致する。ここにワクワク感が生じるのだろう。

最後に、自分が見慣れているある一点の場所が見れるのなら、様々なサイトの1枚の写真でも見れることがある。グーグルイメージ検索をして、自分が毎日通る道が写真であってもそこまで驚かない。でも、ストリートビューはそうではなくて、町全体を記録していて、google street viewを使えば様々な場所や町の風景が見れる。このことにインパクトがあるのだろう。一覧性があるということは、集めるにも大変だろうし、そこにおお凄いと感じるんじゃないかな。

まあ、一般の人がたくさん映っていたり、色々な意見をお持ちの方もいると思うが、結構な数の人がおお!と思うには理由があるんだろうな。


[阿佐ヶ谷ストリートビュー@ゆうやけ市](PENTAX K10D ISO: 100 露出: 1/125 sec 絞り: f/8.0 DA18-55mm焦点距離: 55mm)