惚れた。
話で聞いただけなのに、もうどうしようもない。
自分の目で見たい。
たった数分の宇宙の一致を味わいたい。
フレアが沸き立つ姿を。
皆既日食。
もう、この目で見て、月と太陽と自分の間に何も遮るものなく一直線につながりたい。
もう、どうしようもないくらいの感情に駆り立てられる。
たまんないんだろうな。
人がいない所で、ひっそりとその瞬間を味わいたい。
高度が高いと空気が澄んでいて、最高の条件みたいだ。
山の上とか砂漠の中でポツンと見つめる。
もう、想像するだけでワクワクする。
なんでこんなにも惹き付けられるのかぼんやりと考えていた。
まずは、自分の手が届かない、想像がつかない夢の世界。神秘的な世界だから。
そして、太陽と月が重なり合うという希少性のある現象だから。
さらには、太陽と月が重なりあうという動き(変化)があること。
徐々に太陽と月が重なり合っていき、完全に一致する。
たった数分の出来事という、短い時間。
こんなことをイメージしただけで、胸騒ぎを押さえられなくなる。
ずっと昔に見た人たちも、同じように衝撃を受けたんだろう。
この世の終わりと思ったのか、新しい途轍もない世界がやってくると思ったのか。
その時に見た太陽と重なりと月の重なり。
時を越えても何にも変わらない。太陽と月。
それが。
そして、宇宙の奥行きが分かるという。
皆既日食がおこった時、周りに見える星の奥行きの差が分かる。
宇宙の奥行き。
今年は8月1日にロシアのアルタイ山脈付近などで見れるらしい。
中国のウルムチから北にあがったところでも見れるので、日程調整をできないかと思う。
来年は日本でも話題になっているが、7月22日の奄美諸島付近で。
この気持ちは来年まで待ちきれるのだろうか。
どうしても、その空間にいたい。
皆既日食を。
色々まとまっていて分かりやすい記事。
http://wiredvision.jp/news/200807/2008070423.html
日食情報
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/%7Ex10553/
こっちも日食情報
http://www.asahi-net.or.jp/~id6m-tnk/tanapapa/nissshoku_index.htm