なんくるない よしもとばなな
全部ひらがな。
こんな風に文字にしてみて、はじめて気づく。
友達が貸してくれて、沖縄の話しだし面白そうだなと思って読んでみた。
すごい読みやすい文章と展開ですぐに読み終えた。
この本を読みながら、「エッセイのような小説だな」と思った。
エッセイかと思ったのは現実に自分の生活にも起こりそうな出来事がくりひろげられていたり、
普通なら些細な出来事や心理変化で忘れてしまうけど、言われると「そうそう」って思うことが表現されていた。
まるで自分が旅して起こる出来事のように感じたのだ。
文章の目線がどこにでもあるような、誰にでも起こりうる出来事と感情の変化。
旅をしていれば直面する出来事、そのときに沸き起こる感情が素直に表現されている。
仰々しくなく、一般人の目線で書かれているのが良かった。
ムーン・パレスに続いて2冊続けて小説を読むのも、かなり珍しいことだなー。
「ムーン・パレス」ポール・オースター 柴田 元幸訳
http://teratown.com/blog/2008/06/09/yayoynyiyyyyeyyyaeaa-uio/