月別アーカイブ: 2007年8月

よく見かける話

ずっと昔あったやつ。
2ちゃんより。 
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。 

旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」と言うと、漁師は、
自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、
もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は
上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出て
メキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、
 子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、夜になったら友達と一杯やって、
 ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」

 

同じ時期に気付く

郡上に通い始め3,4年。
毎年郡上踊りには参加している。 

今まではただ踊っているだけだった。

だが今年は違った。
ぐじょう踊りの歌詞を今年みんな聞き始めた。

僕は今年初めて郡上踊りの歌詞を聞いた。そんな話をした。
すると、周りからも歌詞を今年初めて聴いたということを何人かから聞いた。
何年も通っていて初めて。
なぜ今年から?と疑問が浮かぶ。
なれはじめたから?
文化の中身や意味に興味を持つようなきっかけがあった?
(水うちわをめぐる旅かな?)
なぜ今年?それもみんな同じ年に。
なにかあるのだろうか。
気になった

充実した夏休み

11日の始発新幹線で岐阜へ向かった。
岐阜駅に着くとそのまま、郡上へ。
なんと朝の10時には郡上に着いていた。

NPOのウッズマンの林業研修。コレが非常に良かった。
http://www.yamaiki.com/

日本の山や林業の歴史と現状について習う。
こんな状態になってしまっているのかと衝撃をうける一方で、
何とかしなければと強く思う。

そして午後からは間伐をするためのチェーンソーの使い方やロープの使い方を習う。

翌日は実際にチェーンソーを使い間伐。
あの緊張感は久しぶりだった。
足場の悪いところで、高速で回転するチェーンソー。
そして、10メートル以上ある木が、
バキバキという音を鳴らし倒れていく。
体の中から魂が抜けたような、
体の中身が空っぽになったような感じ。

林業を教えていただいた方のビジョン、考え、
実際の行動などかなり刺激を受けた。
こんなのは久しぶりだった。

以下、その感想

岐阜市で育ち、大学から東京に住む僕には林業と言うものは身近ではない。
岐阜市にも山はたくさんあったが、
特になにも意識することなく生活していた。
大学に入り山に登ることも何度かあったが、
特に林業を意識して山を見たことはなかった。

考えてみれば、木にまつわるものは身の回りに無数にある。
机、椅子、棚、ノート、本、ダンボールなどなど。
しかし、それはその完成されたものとしてしか見ておらず、
原材料である木、さらには林業までさかのぼって考えることはなかった。

今回の機会がなければ、林業の現実を知ることはなかっただろう。
講義では日本の林業にまつわる歴史から、
今、山がどうなってしまっているのかという現状までを知ることができた。

その後、実際に山に入ることで話で知ったことを目の当たりにすることになった。
ここで、さらに理解が深まり、危機感も強まった。

日本の林業に対して僕は何ができるのか、
そこまでの答えはまだ見つかっていない。
ただ、何かをしていきたいという気持ちはあるので、
これからも自分なりに考え、さらに次のステップの研修に参加するなどして、
自分の答えを見つけ実行したいと思う。
その後、エマルジョン燃料を使っているハウスの見学。
岐阜県でも本当にいろんなことをしている人がいて、面白い。

ご飯がおいしいというウワサの愛理で食事。

翌日は、パブリックシステムで毎年恒例となった意見交換会。
その後、バーベキューと川遊び。
こどもに帰ったように遊んだ。

その後、郡上踊り。
流星群と重なって、いくつも流れ星を見た。
毎年この時期は流星群。以前もすごい大きな流れ星を郡上で見てる。

4時まで踊り、母袋豆腐のマイクロ水力発電を見学。
そして、帰った。

翌々日はいとしろにマイクロ水力発電設置候補地の視察。
なんか自然豊かな集落で気に入った。
水量も多くいい候補地だった。

こんな夏休み。

パソコンが目の前に常にあるから

パソコンが目の前に常にあるから馬鹿になった気がする。

紙とペンと頭で、考えることがなくなった。少なくなった。

だから、考える力が弱っている気がする。

パソコンは便利なんだけど、脳が思ったとおりにかけない。
パソコンは文字とかは得意だけど、頭で考えたことを図でささっとかけない。

すると、そういったパソコンの前だとそういった発想をしなくなる。

ちょっと、パソコンを横にどけて、ペンと紙と頭で考える時間をとるようにしよう。