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Rwenzori9 頂へ

アタックキャンプということもあり標高も上がり冷えているだけでなく、空気も薄い。ただ、それよりもアタックを控えた夜という、不安と興奮ですぐには眠りにつけなかった。

寝る前に、アタックの装備をザックに入れては、何度も出して確認し、またザックに入れた。無駄なものは持ちたくないが、必要なものがないと困るから。シュラフに潜り込んでからも、アレヤコレヤと登山のシミュレーションをしていただ、いつの間にか眠りについていた。

トイレに起きて小屋を出る、空を見上げると満天の星空。このまま明日の朝まで天気がもってほしい。ただ、それだけを願った。ただ、ここは雨が非常に多いエリアだということは、数日間登ってきた自分たちが一番体験として理解している。期待しすぎない、そう自分の感情を期待値コントロールした。

2時に起きて洋服を着替えて、準備をする。さっと朝食をとる。急いでいるのと登山のことに週痛しているので、何を食べたかも覚えてないほどだったが、特に冷える夜中に温かい紅茶で気持ちがほっとしたことだけは強く記憶に残っている。予定通り3時に登山開始。もちろん、真っ暗だ。しかし、空に星は見えず、雲が多い始めていた。ヘッドライトをつけて出発。

雪のついた岩を慎重に登る。ここまで来て、焦って高山病になんかなっていられない。まずは、冷静に、焦らず。ゆっくりと。7人いるので、ヘッドライトが明るく、登山するにも不便はなかった。もうひとつのガイド会社のアタックキャンプであるエレナハットには30分ほどで着いた。急な岩場が訪れるとメインガイドのモーゼスが仕切って、ザイルを出してくれた。ユマールで登る。

すると、たまちゃんのシューズのソールが加水分解で剥がれてしまった。僕が長い細引きを持っていたので、それを上げてモーゼスがしっかりと縛ってあげていた。多少の不安は残るが登れなくはない、そしてもう少し行けば雪が出てアイゼンをつけるのでそれまでのしんぼうだ。まさかの、弘樹さんのソールまで少しめくれてしまった。こんなにも加水分解が。。。自分も不安になった。

2時間ほど歩きアイゼンを付ける。そして、温かいお茶と行動食を補給。氷河に入るので7人でザイルを結んだ。ついにここから核心部へと入っていく。一歩一歩を確実に、ゆっくりと。あるき始めて4時間がすぎ7時になると明るくなり、ヘッドライトがいらなくなってきた。やっと山の全貌が見えると思ったが、ホワイトアウトで周囲はあまり見えない。これじゃどこを登ればいいかわからない。ガイドさんがいなかったら、到底無理な山だった。

5000m近いので、深く息を吸いながら、呼吸を整えてゆっくりと登る。呼吸のペースを乱さないように、自分の速度で。ものすごい氷柱の壁で風をよけながら一休み。ここまで思ったよりも急な斜面でゆっくりと一息付ける場所がなかったので、フラットな場所をみつけほっと。

斜面をトラバースして、岩の壁を再びユマールで登る。合計3箇所ぐらい確保してもらった。マルゲリータ氷河は急であり、とても広い氷河でいったいどこまで続くのかと思っていた。ただ、先のことを余り考えるよりも、今の一歩に集中した。登っていくと、ここピッケルを置けという。えっ、ここで?と思いながら、雪にピッケルを刺して岩を登り始めると、頂上っぽさが伝わってきた?えっ、ここ?もう、あそこが頂上?思ったより早い、けど、頂上についに来た?登頂?

サブガイドのアサバが先に登って、頂上の看板の雪をきれいにしてくれていた。たまちゃん、たくじさんに続いて僕が登頂、弘樹さんもすぐに登頂。ついにきた、ルウェンゾリの頂に。

「やった~、きたー、きたぞー」と叫んだ。みんなも、それぞれの感情を爆発させていた。日本から9日ぐらいかけてたどり着いたアフリカの奥地の頂に。トレーニングもした、下調べの準備もした、ここまで飛行機、車に揺られ、沼地をあるき、雹に降られて、たどりついた。なによりも5年前このメンバーでいったアコンカグアは登頂できなかったが、今回は仲間全員で登ってこれた。ともに助け合い、笑いながら、ここまでこれた、成し遂げられた、それが何よりも嬉しかった。今回は来れなかったしんやさんがくれたルウェンゾリ手ぬぐいを出してみんなで記念撮影。そして、少し奥が国境で、そこはコンゴだよと言われ、コンゴに足を踏み入れた。

そして、9時前に下り始めた。下りの方が斜面が急に感じた。滑り落ちないように、キックステップで。下れば呼吸は楽になるはずだが、下りの方が息があがったきがした。岩と雪が混ざるミックスな山肌。ミックスクライミングという状況だった。とはいえ、下りはやはり上りより早い。あっという間に高度を下げていく。先程見たばかりのルートを上から見ながら降りていく。ただ、雪が強く、遠くまでは見渡せないまま。

氷河を終えアイゼンを取る。上りのときとはルートが違ったのか、雪の状態が違ったのか、垂直の岩をトップロープで懸垂下降したポイントもあった。その後も大きな岩が凍ってしまっていてツルツル。滑るので、転ばないように重心を低くして慎重に。上りよりも怖かったかもしれない。マルゲリータキャンプが見えると、気持ちがほっとした。下山ではないので気を緩めるにはまだ早い。今日の行程では、マルゲリータキャンプで荷物をまとめて、長靴に変えて、ひとつ下のキャンプまで歩かねばならないから。でも、やはりほっとした。安全な場所まで帰ってきたという安堵。

小屋につくと、自然と涙がこぼれ落ちた。まさか1回の登山で二度涙をするとは。みんないろいろな思いを胸に涙を拭い、ともに抱き合い、称え合った。仲間と成し遂げた嬉しさと、危険なエリアを乗り越えたほっとした気持ちが自身の体を包み込んでいた。まさに、This is 最高。そして、下山して、「半端ない、まじで疲れた」そんなことがくちをついた。でも、こういった成し遂げるときの爆発する感情というものは、人生において忘れられない記憶として刻まれる。

ポーターたちが温かいごはんを作ってくれて、それを食べた。うまい。疲れ切ってはいただここからまた降らなければならない。冬靴やヘッドライト、ピッケルなどはここで片付け、また長靴で下るために、荷物をパッキング。そして、再び下山開始。本当に疲れ切ってからの下山。もう、ふらふら。でも、進まないといけないので、気を確かにしようと言い聞かせた。

夕方が近くなると雲が流れ、青空が顔を出し始めた。しかし、もう元気がない。一歩進むのですら、体が重い。幽体離脱してしまって、コントロール出来ないような、歩いているのも惰性で歩いているような感じさえした。それほど疲れていた。その一方、ガイドさんたちは元気で、対して疲れてない様子。流石だ。18時過ぎにHunwick’s campに到着。疲れすぎて、この日は日本から持っていったフリーズドライの炊き込みご飯(尾西)を食べることにした。紅茶を飲みながら、仲間とこの長い一日を語り合いながら、ストーブを囲んだ。長い長い、そして、本当に最高な1日だった。シュラフに入ったら、すぐに眠りについた。

Rwenzori8 夕日に染まる岩肌に心躍る

隙間風に起き、トイレに行くことを繰り返す夜。朝になり目を覚ますと、雨。また雨だ。乾季がスタートしたとは思えないほどだ。ガイドいわく厳密には1月から乾季なので、あと数日ほどある。乾季に慣ればトレイルもドライになるというが、この沼地が果たしてドライになるのだろうか。

朝食はいつものパンケーキ。HUNWICK’S CAPMPを出発する。登り始めは雨。どんよりした曇り空の下、こうどもそこそこ高くなってきたのでゆっくりと歩を進める。沼地は変わらない。しばらく行くと、湖が見える。こんな高度に湖が、晴れていたらさぞ美しいことだろう。

高度を上げていくと雨はしだいに雪に変わる。アフリカの地で雪に降られるなんて、なんだか不思議な気分だ。スコットエリオットパス(4338m)を無事に通過する。岩肌に雪がつき滑りやすいところもあるが、ここも長靴だ。ストックでバランスを取りながら。長靴は保温効果がないので、足がじんわりと冷える。

日々長い行動時間が続いていたが、この日は早めに宿泊地であるマルゲリータキャンプ4485mに着いた。少し上に、もうひとつのガイド会社の小屋が見えた。ついにここまで来た。明日はアタックの日だ。自然と胸が高鳴る。しかし、ここで冷静さを保つ、それがアコンカグアで学んだこと。今回は、慎重にゆっくりとゆっくりとここまで来た。小屋で荷物を片付け、お茶を飲む。

アタックに必要な装備を最終チェックし、ザックに詰め込み、ベッドの下に並べる。そして、何度もチェックする。忘れることだけは許されない。温かい昼食を食べ、ユマールやatcでの懸垂下降の復習をする。また、冷えた体を小屋で温めながら、お茶を飲んでいると、外が明るくなった。もしかして、青空だ。

飛び出ると、こんな景色だったんだと、息を呑む美しさ。やはり、この高度で、この山奥だけあっての景色。そしてアフリカならではの植生。思わず、うぉー、すげー。

“This is 最高”

ここまでこれてよかった、来たかいがあった。

景色を見ていたかったが、ガイドさんに呼ばれて夕食を食べに小屋へ戻る。食べていると、、ちょうど日が沈む、オレンジ色に染められていく。夕焼け空、と山、小屋を飛び出した。

ついに、この景色を見ることができた。興奮が抑えられない。あっちからも見たい、こっちからも見たいという衝動が止まらない。みんなで、声を上げながら、景色に圧倒され続けた。

こういう景色を見ると、また自然に魅了される。これが見れるから、感じられるから、旅はやめられない。そして、こういう瞬間は突然やってくるのだ。この景色を、仲間とともに味わえたこと、そして、ウガンダのこの奥まで一緒に来たからこそ、この景色とこの興奮を味わえたことに心の底から感謝した。明日はいよいよアタック。深夜に起きるので、早々に寝ることにした。

Rwenzori7 高度を上げる

寒かった。高所順応のためにお茶をたくさん飲んでいるので、夜中にトイレに行きたくなる。が、木道だったり、ぬかるみを超えないとトイレに行けなくて躊躇するペットボトルをピーボトルにしようかどうかを悩んだが、トイレに行くことにした。そうすると、夜空に満天の星空。すでに4000メートルを超えていて富士山より高いことに改めて感じた。明日は晴れるかなと期待しながら、またシュラフに潜り込んだ。

朝起きると雨が降っている。登山開始までに止むといいなと願いながら、いつものトーストと卵の朝食をとる。ペットボトルとサーモスに紅茶を入れて、荷物の準備をする。あるき始めるとかろうじて雨はやみ曇り空。どんより。ぬかるみはひどく、膝ぐらいまで足が取られるときもあった。しかし、昨日の教訓を生かして、レインパンツをはいているので雨も泥もラバーブーツには入ってこない。濡れていると濡れていないのではこんなに違うのかと、当たり前ながらあらためてドライであることの大切さを知った。

しばらくく歩くと青空が見えてきた。なかなか拝めれない青空。気分も爽快だし、暖かくなるし、エネルギーを与えてくれた。でも、青空は長く続かず、すぐにガスが空を覆っていった。そして、足元には雪がちらほらと。ゆっくりとゆっくりと高度を上げていく。景色といえば、今までの人生では出会ったことのない岩、植生ばかりで、この地球の大きさと複雑さにただただ驚かされるばかり。森林限界も超えて、大きな木はなくなっていった。

今日のピークであるBAMWANJARA PAS(4450m)を通過する。さすがにここまで上がってくると、高所まで来たなと言う感じで息が切れる。写真をとって本日最高ポイントからの眺めを堪能してから折り始める。スティープだとモーゼスが言っていたが、本当に急斜面の下り。さらにサーフェイスはヌルヌルで踏ん張りが効かない。慎重にストックを使って降りた。

すると、ジャイアントロベリアが鬱蒼と生い茂るエリアに。ここが美しかった。どこか別世界に突如舞い降りたような、今までとは全く違う空間がそこにはあった。よくあるいた、少し遅めのランチを雨を避けられる大きな岩の下で。

そこからも下る下る。そして平原に。もちろん平原と言ってもマッディーなトレイルで、足はとられてラバーブーツは泥だらけ。もちろんレインパンツも泥だらけ。そして、4000m弱のHUNWICK’s CAMPに到着。

もちろん今日も到着して、ベッドじゃんけんをして、濡れたウェアをストーブで乾かしながら、みんなでお茶を飲む。それから、ギアを選んだ。借りる予定だった、ハーネス、ヘルメット、アイスアックス、ユマール、ザイルをフィッティングして借りた。その後、晴れたので山と写真を撮る。

すぐに夕食の時間になり、今夜はミートソース、うまかった。でも、こんな日にかぎってボリュームがあんまりないのは悲しい限り。お茶を飲みながらポーターや小屋番の兄ちゃんと話して、また眠りについた。

Rwenzori6 沼と雹のはじまり

朝起きると晴れていた。ひんやりした風が心地よい。山の中だなって感じの朝を迎えて、気分がよい。トーストと目玉焼き、ポテト、ソーセージの朝ごはんを食べ、お湯とランチボックスをもらう。

二日目からはラバーブーツ(長靴)だよと言われていたが初日は普通のトレイルだったので、そんなに沼なんてあるのかなって思って出発した。今回は日本野鳥の会の長靴が良いという噂を聞いて、持ってきたのだ。確かに履きやすいし、膝下まである。一番の利点はコンパクトに折り畳めること。

歩き始めてしばらくすると、ぬかるみが、その先に小さな滝が流れていた。晴れていたと思ったが、いつのまにか雲が上がってきてガスってきた。ぬかるみのパートも増えてきて、時折ラバーブーツが沈み込むほどの沼もあらわれてきた。できるだけ避けようと、トレイルの脇を歩いたりと。

この日もポーターは別行動。20メートル前後をずっと歩いているというのは嘘だった。が、2日目なのでその前提で自分のザックに必要なものは入れてきた。

標高を上げ、下げ、また上げ。どんどん山深くなっていくと、生態系も変わってきてジャイアントロベリア、サナシオなどいかにも異国感ただよう植生になってきた。今まで見たことのない植物に気持ちも高ぶる。フラットな湿地帯には木道があったり、はしごがあったりと変化に飛んでいて歩いていてもあきない世界。

チャンスを見てドローンを飛ばし、ランチを食べる。今日もサンドイッチとマンゴージュース、バナナとりんごがついた。果物はいつまで出るのだろうかと素朴な疑問を持った。

また歩き始めると、沼地はどんどんひどくなっていく。こんなところ本当にルートなのだろうかと思うほど、ぐちゃぐちゃだ。少しでも避けるため、遠回りをしたり、草の根っこを転々と飛び跳ねるので、スピードが遅くなる。ストックを持っていて助かった。距離は進んでいないのに、足が埋もれてしまわないように、転んでしまわないように神経をつかった。

夕方になると、いきなり雹(ひょう)が降ってきた。それも粒が大きく大量で、痛いほど。ここまですごい雹が降るなんて。雨の多い山だとは聞いていたのでついに来たという感じだが、雹だしすぐに止むと思ったのと、時間的に小屋も近いと考えレインウェアは着なかった。

しかし、雹はやまない。。小屋もつかない。レインウェアを着るタイミングを逃してしまった。ズボンがずぶ濡れ、水が染みていき長靴の中もずぶ濡れ、もちろん靴下も。かなり冷え切っているので乾くか心配だった。標高を上げるのに、濡れていると体を冷やすから。

雹の中、モーゼスが数百メートルは離れた岩にライカがいるよと教えてくれた。よく見つけるなと驚く。しかし、びしょ濡れで、もう、どうでもよかった。でも、ガイドさんたちは、破れたビニールのポンチョや、街着のウィンドブレーカーだけ。いったいどれだけ強いんだと思う。

びしょ濡れになってBUGATA CAMPに到着。そのころにはほぼみぞれになり、やみかけていた。ありがたいことに、今夜も複数のお客さんがいたけれど、1つの小屋を4人で貸し切れた。さらに、ストーブがある小屋があったので、必死で長靴やウェアを乾かした。ずっとストーブの横に居座って。もちろん、紅茶もたくさん飲み続けた。

雨がやみ、景色が見れたので景色も楽しむ。それにしても山深い。夜はチキンシチューライス。たっぷり食べて、すぐに寝ることに。ウェアはストーブの部屋にかけて寝た。隙間風が吹き込むテントだった。明日晴れることを願いつつ。

Rwenzori5 山へと入る

ついにルウェンゾリへの登山スタートする。今朝も天気が良い。いつも午後や夕方ぐらいから雨が降るので、朝早めに出発して雨を避けたいなと思いながら準備をした。いつものようにパンケーキを食べながら、登山の同意書にサインをする。ドルキャッシュでガイド料を払う。1人1000ドルほどで7日間のポーターとガイド料、宿泊料、食糧費が含まれる。ウガンダ相場だとかなりの高額だ。食事をしていると、ポーターがぞくぞくと集まってきて、荷物を持っていく。

ガイドはリーダーのモーゼス、彼は39歳で100回ぐらいのルウェンゾリ山のガイド経験がある。ヘンリーは23歳で若くて体力自慢。2日目から参加したガイドはアサバ。愛されキャラの男だ。それに、ポーターさん14人という、まさに大名行列。

日本の登山文化からすると遅めの9時30分頃に出発。ついに。まずは集落を抜けていく。トレイルヘッドはどこだろうと思いながら歩いていても看板すらない。これは分からない。マイナーな山だけあるし、観光化されてない証でもあるが。

山に入っていくと、子どもたちの声が。丘の中腹と言ったほうが正確だが、そんなところに教会や家があり、子どもたちがはしゃいでいた。本当にこの国は子供が多いのだ。ドローンのテスト飛行などをしながら歩いていくと、MULYAMBULIというレンジャーズポストがあって、1週間分の入山料を支払う。こんなところにあっても、誰も気づかないと思ったが、みんなガイド登山だから、そんな心配は必要ないのだろう。

しばらくいくと山の中にカメレオンが!というか、雑草の中にカメレオンがいたのだが、小さいに同じ緑だし普通気づかない。しかし、ウガンダ人ガイドは見つけるのだ。すごい。どうしたらあるきながら見つけれるのだろうか。その後も、ライカというシカみたいな動物が遠くの岩陰に座っているのを見つけたりと、視力が良いのか、いつも同じ場所にいるから見つけれるのか、不思議だ。

寒いかなと思っていたが、暑くて半袖短パンでよいぐらいの気候だ。ただ、念の為長ズボンを履き続けた。川を渡ったり、アフリカ固有の植物や木々を見ながら高度を上げていく。ランチは朝渡されたランチボックス、中を開けるとサンドイッチとりんご、そしてマンゴージュース。腹が減ったのでうまい。トレイルの眺めがいい場所に簡易的な屋根がついた東屋のような場所があって、そこがランチスポットのようだった。

登っていくと視界が広がっていく、見渡す限り山。深い山に入ってきた。日本から遠く離れたアフリカの大地、さらにアフリカで最も大きな山塊のど真ん中にいる。自然の大きさと自分の小ささを肌で感じる瞬間だ。

ポーターが我々のすぐ近くを歩くので荷物をいつでも出せると言っていたので軽装備だったが、全然一緒ではなかった。。。まあ、これがアフリカだ。ポーターたちはザックを背負わず、麻袋に紐を通して額にひっかけて登っていた。パワフルだ。足元はサンダルや長靴で登り続けるので、バランス感覚なんかもすごいなと。16:00ぐらいにKALALAMA CAMPに到着。今日の宿泊する場所だ。

黄緑色の小屋は、思ったよりもしっかりしていた。そして、客は我々のみ。ドライシーズンの始まりかつ年末年始というベストな時期なのに、この客数。やっぱりマイナーな山だ。

高度を上げているので、順応のために紅茶をたくさん飲んだ。ありがたいことに食事の小屋があって、そこには温かいお湯とクッキーが置かれていた。想像していた以上のおもてなし。これは下山までつづくクオリティだった。タクジさんがすこし高山病でボーッとしていた。今回の僕は慎重に慎重に。ゆっくり登り、水分を標高と同じだけ飲んだ。すなわち3000mなら3000cc(3リットル)というルールに従って。ダイアモックスも朝と夜に半分ずつ飲んだ。おかげで体調はすこぶるよかった。

夕食はかぼちゃ、じゃがいも、肉とスープ。たっぷり食べて、夕焼け空を眺めた。翌日からは長靴(ラバーブーツ)で歩くとのことで、準備をして、眠りについた。水分をたくさんとったので夜中に何度も起きてトイレに行った。