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Rwenzori 3 トレイルヘッドの集落キレンベに

ベネズエラではトレイルヘッドに到着するまでの時間が非常に長く感じた。けれど、今回はそんなに長く感じなかった。それは、なぜだろう。ベネズエラのように怯えてなかったからか、人数が多くて話しながらだったからか、ウガンダの方が時間が短かったからか。

kilembeと書いて、キルムとgoogleマップに書かれていたが、現地の人はキレンベと呼んでいたので、キレンベと呼ぶことにした。朝起きて、もう一日フォートポータルに滞在して体調を整えるか、キレンベまで行ってしまうかという議論を朝して、最終的に出発することにした。

タクシー乗り場にいた車をチャーターして。朝ごはんは、バナナやパイナップルのフルーツが美味しかったが、火が故障したらしく、チャパティみたいなのが出てくるのは遅かった。荷物をまとめ、タクジさんがSIMを買い、小さなスーパーで買い物をする。トレイルヘッドの村は何もなさそうだったので、ナッツやクッキーなどの行動食を。

運転手の兄ちゃんは優しそうだ、というのも交渉とかをしてこないし、ご飯食べていいと聞いて、我々のホテルの玄関先でご飯を食べ始めた。値段を交渉した人とは別。分業体制なのだ。弘樹さんの体調もタクシーなら行けそうということで、荷物が乗りそうな車を。ウガンダはほぼ日本の中古車ばかりで、今回もTOYOTAの車。中古だけどラッキーなことにそこそこ新しく、社内もきれいだし、揺れとかも少なそう。

紅茶畑なのだろうか、緑の平原を車は走る。たまにアフリカっぽい大きな木々もある。小さな集落もちらほらと。カセセを通過するが、思ったよりも小さな村だ。ここからさらにキレンベを目指す。キレンベは途中から道が本当に悪く、運転手はもう行きたくないと弱音を何度も吐いた。アスファルトがボコボコで、車を傷めるからだろう。が、気弱な運転手なので結局追加料金無しで行ってくれた。

ガイド会社が運営するrwenzori バックパッカーズというゲストハウスに車で入るが、なぜかゲートが有り、地元の人が群がっている?なぜだろう。あとからわかったのが、ポーターの仕事をもらうために集まっているのだった。キレンベという村なのだが、厳密にはKYANJUKIという村らしかった。

腹も減ったので、荷物を置いて飯。部屋はたまちゃんと弘樹さんがシングルで、タクジさんと俺がツイン。しょぼい部屋の割に高いのは競争原理が働かないからだが、仕方ない。ここで2泊して体調を整えることにして、当初より1日スタートをずらしてもらった。追加料金無しでできてよかった。

飯はひき肉と野菜のライスかパスタぐらいしかなく、朝昼晩こればかりかと思うと少しテンション下がったが、まあ、それもいい思い出になるのでOKだ。暇だったので散歩にでると、すぐ上に集落があって、小さな市場やお店も。本当に子供が多く、住民の半分は子供じゃないかと思うぐらい。子どもたちはムズングー(白人)といって、じゃれ合ってきたり、ムズングーを見て怖くて泣いたり、逃げたりと、面白かった。小さな村なのに教会がいくつもあって、明日のクリスマスのために、歌と踊りの練習をしていた。

山から降りてくる人がいて、パキスタン人だったが、日本語がうまかった。日本車の輸入会社のウガンダ現地法人の社長らしい。以前日本の本社でも数年働いていたので日本語が話せるとか。金持ちでお付きの人が何人も。もちろん、ランドクルーザーの良いのに乗っていて、夕食は持ってきた鍋とかで、おいしいカレーを作っていたので少しちょうだいした。

シャワーを浴びて服を洗濯して、眠りにつく。夜はきれいな月が輝いていた。