日別アーカイブ: 2016/3/16 水曜日

LOST WORLD 11 ありがとうベネズエラ

今日も長距離移動のはじまりはじまり。といっても、ベネズエラ最後で、プエルトラクルスからカラカス空港まで、チャータータクシーで向かうだけだ。ホテルで朝食を食べ、ホテルの真ん前に到着したタクシーに乗り込む。新車で”あたり”のタクシーというわけではないが、まあそこそこの車だった。そして、おっちゃんも良さそうな人だった。


プエルトラクルスの街を抜ける。スマホでGPSをONにしながら、どこを走っているか地図で見れるので、カラカスに近づいていることが分かる。便利な時代になったものだ。町中を抜けると、山道や幹線道路をひた走る。なぜだか四駆とばかりすれ違う。屋根には大きなタンク。運転手のおっちゃんに聞くと、四駆が流行っていて旅行に行くところだという。ガソリンスタンドが少ないので、積んでいるとか。この物価の国の人々がどうして、新しく高いランドクルーザーやJeepを買えるのか、その方法が気になって仕方がなかった。

途中泊まって、朝ごはんを食べた。そういえば、旅の途中からタクジさんと財布を一緒にした。というのも、ふたりとも個別のおみやげは買わないし、山と食べ物とビール代なので、完全に割り勘にするなら財布をまとめたほうが楽だという話になったのだった。車はただただ西へと走っていく。それにしても、ぶっ飛ばすので、ゆっくり走ってくれと頼んだほどだった。こんなところで、死にたくはない。おっちゃんは、ゆっくり走っているよ、心配するな、遅いと飛行機に間に合わないかもしれないだろと、そんな感じ。

懐かしいカラカスの街を抜けていく。ドキドキしながら歩いたなと思いながら見ていると、すぐに空港についた。2週間ほど前に到着した場所と同じなはずなのに、ベネズエラを旅した僕らには違って見える。到着した沖のような恐れ、不安はないし、疑いの目でいろいろな人を見ていた気持ちも、だいぶ薄れている。これを麻痺と呼ぶのか、この国の感覚を掴んだというのか。

空港で最後のベネズエラ飯を食べる。中身を盗まれるというベネズエラの空港なので、バックパックをビニールでグルグル巻きに。プラスティファイと彼らは話していた。空港で余った金を2人で分割して、チョコレートやらを購入。今まで見たベネズエラとは別世界な綺麗でおしゃれで物価の高いおみやげ屋が並んでいた。すぐに時間は来てしまった。カラカスからマイアミに飛ぶ。寝れずに映画を見た。行きの飛行機は寝れるのに、帰りは寝れないといういつものパターン。マイアミに着くとすぐにアトランタへ。乗り継ぎ時間が短い割に、一度入国手続が必要だ。そして、ここでタクジさんは翌朝までまつが、僕はすぐにアトランタに行き、そこで朝まで待機してシカゴに向かう。シカゴでタクジさんと合流の予定だ。

ということで、荷物受け取りのところで、タクジさんの荷物がおそかったので、先に入国手続をするので別れた。この後、何が起きるか知るはずもなく。アトランタに無事に到着。翌朝のシカゴ行きの便なので着いてから空港で夜を明かす。ただ、国内線なため、人が夜中にほぼいない。そんな空港で、床で寝ると怪しいw掃除の人や警備員がチラチラ見てくる。羽田空港というか、地方の国内線のターミナルで夜を明かすと考えれば当たり前だ。なんて言っても北に移動したのだ、寒くなっていたのだ。寝るけど熟睡はできなかった。そして、朝を迎えた。