キリアンは飛ぶし、世界は数字に踊るし、この世はいつもメリーゴーランド

人生って、多様だし、何があるかわからないし、世界はつながっているし、変わるし、変わらないし、本当にこの世界は面白い。生きていて飽きない。俺みたいな、飽き性な人間が常に満たされるほど、世界は驚きと、笑いと、悲劇と、つかの間の平凡さであふれている。

facebookにJust another dayというテキストとともにアップされたGopro動画。そこで、キリアンはナイフリッジを飛び回ってるけど、世界の99.99%の人は飛べないし。飛び跳ねたいとも思わないし。けれど、彼の身体性と、恐怖心を抱かない感覚があれば、岩と雪のナイフリッジだって、ピョンピョン飛び跳ねる。

UTMBウィークの始まりで、多くの仲間がシャモニーへと出発していく。飛行機は今日も明日も世界を飛ぶ。

一方で、同じタイミングでfacebookのタイムラインには、自転車で事故をして、体が全く動かなくなってしまった人がいる。

もちろん、生きている人は自分も含めて、死へ1秒ずつ近づいていることは変わりないし、でもそれぞれの個人が引き受けている今という時間の感覚は全く異なる。

株価は世界的に暴落し、円高に一気に振れる。叫ぶ人がいれば、日々の生活は大して変わらない人が大半だし。

全く知らない人たちが売り買いをした総体の数値、例えば株価とか世界経済の指数に影響されあって、世界の同調性によって連鎖的に株は下がるし。でも、大根の値段は今日も明日も変わらない。

なんにしろ、逆張りと時間差がものをいうが、それはなかなか頭でわかっても実行は難しい。今を切り取ると総合でプラスでなくても、逆張りをしておくと時間差で利益をそれぞれ確定できる。これは、株も人生も。ただ、未来は分からないから、逆張りはなかなかできないという不安心理。

結局、世界はロジカルでない意思決定であふれていて、ロジカルでない人の意思決定の集合体が世界だから、ロジカルに考えて正しいことがうまくいかない。

未来は楽観視しているが、悲観視もする。でも、起こったことは、いいように考える。反省から学ぶことはあるが、後悔をして引きずりはしない。

この世は成功すれば賞賛するし、失敗すれば避難される。同じ行為をしたとしても。結果で周囲の評価はくだされる。

それが、世の中だし、過程プロセスというのは、個人にとっては意味がスゴイある。言い訳でもなんでもなくて。でも、他者にとってはプロセスなんて、ほとんど価値がなく、結果だけ。それは、他人のことまでプロセスもしっかり見て評価するほどヒマじゃないから。

そんなこと全く知らず、絵を描き続ける人も、狩猟生活をする人もいる。それは、アトリエで死にそうになっている友達の顔をfacebookで見て痛感する。

と、どうでもいいけど、たった1日。2015年8月25日(日本時間)だけで、世界はこんなに、面白いと実感できた。

これもすべてインターネットの産物。

取り留めもない文章だけど、そんな世の中が好きだなと思う。全ては、インターネット。全ては、エンターテイメント。

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