日別アーカイブ: 2015/4/26 日曜日

クリエイティブキャンプ2015

何回めだろう。
6年前だか7年前に通ったクリエイティブライティングの講座を発端に始まったForget me notという年末の発表の場とともに、クリエイティブキャンプというイベントが恵那である。3回目か4回目だと思う。

東京や関西から20人から30人ぐらいが毎年集まるのだ。台風でキャンセルになった年もあるけれど、続いている。今年も新宿を朝早く出て、恵那に。恵那に着くと、ああ、また戻ってきたなと思う。

買い出しに行ったり、BBQの準備をしたりしていると、すぐに時間は過ぎていく。新井さんも到着され、乾杯。焚き火を囲みながら久しぶりに会った仲間と語り合う。繋がっているけれど、繋がっていない。でも、みんなで集まるこういった場がある。その場の心地よさに、また仲間は集う。火を囲み、音を囲み、言葉を囲み、酒を囲む。いつも連絡するわけじゃないけれど、またこの場で集う仲間。不思議だけど、普段会う友達よりも、真剣な深く入り込んだ話をしたり。それは、火のせいなのだろうか。

以前はcoyoteの復刊でお祝いをした。雑誌が休刊ということは、すなわち廃刊。でも、新井さんはcoyoteを復刊させた。そして、今回は新井さんが伊丹十三賞を受賞されたのだ。新井さんは学生時代から、好きな人のインタビューをしたいと思い、インタビュー雑誌を作った。星野道夫さんや池澤夏樹さん、藤原新也さん、植村直己さん、沢木耕太郎さんというそうそうたる方々のインタビューをして雑誌を作ってきた。そして、独立系の出版社、雑誌社として今なお続けている。スイッチは30年、coyoteは10年というからすごい。

伊丹十三賞をお祝い。「長くやっててよかったなと思う瞬間です」そんな新井さんの言葉には、すごく重みを感じた。続けることの価値。苦労。だからこそ、生まれてくるもの。それからみんなが持ってきた音楽を聴く。ちょっと冷えるが、焚き火に当たっていると、それも忘れる。いつの間にか、眠たくなり、眠っていた。

朝起きて、成瀬さんの手作りの家(山小屋)を見にいく。さらに進化して、素敵になっていた。ずっと住むかというと、すまない家かもしれないが、あんな場を自分で作るって素敵だな。成瀬さんの人間性が滲み出た家になっている。やはり、作り手に似るのだろう。だからこそ、家のような自分がずっと過ごす場は自分で作りたいなと思うし、どんどん改造できるってのは幸せだろうなと思う。

そして、岐阜の実家へと帰った。僕の誕生日の前週ということで、姉もそろって誕生日祝いの夕食。家族全員そろっての誕生日祝いも何度できるかわからないけれど、嬉しい時間だった。そして、そのありがたさは、後から新幹線で一番しみじみと感じた。

送信者 クリエイティブライティング