月別アーカイブ: 2014年11月

似た者同士が友達になる

共通項の大切さ。
耳が聞こえない人どおしで登山している人たちを見て思う。
似た者同士が友達になるんだなと。
似た者同士というか共通項がある者同士が。

まあ、当たり前で小学校の時は価値観とかなんにも関係なく、近くに住んでいるという理由で集められた集団。同じ場所を共有するということと、年齢が同じで近所に住んでいるという共通項で仲良くなる。

しかし、やっぱり価値観とか興味関心が違うから長く続くことは少なく、中学、高校、大学、社会人と世界が広がるたびに、仲間は変わっていく。

より、自分の価値観が近く興味関心が同じ人と一緒に。自分もそうだけど。

やっぱり、共通点があるって重要だ。

一方で、同じような人とばかりいると視野が狭くなって行くのも事実。だから、まったく接点のないような、共通項のないようなコミュニティに入っていくことによって、新たな視点がうまれる。それが、既存の自分の領域にも良い影響を与える。何事もそのバランス。年を重ねると、ゼロから新しいことをしたり、新たな世界に飛び込まないので、意識的にやらないと、タコ壷化していく。

何事も、ある程度のロジカルさと、少しの突拍子もなさ。このいい加減がの混ざり合いがポイントだと思う。

送信者 UTMF2014

早送りの世界を、巻き戻して見る歴史

ドッグイヤー
早送りの世界

たまに10年前の本を読む。

2005年ぐらいに95年前後に出版されているビル・ゲイツ「未来を語る」を読んだ。

つい最近、2005年に出版された梅田さんの「シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土」を読んだ。こちらは内容の大半は2001年とかに書かれたもの。

どちらもIT業界、ネット業界の本。あえて、このスピードが速い業界の本を出版されてから10年後に読む。もちろん古さを感じる部分もあるが、やはり歴史は繰り返すということを実感するし、当時は未来(今)をこう捉えていたのかと分かる。過去の推測と、実際に起こった未来を比較できる。

さらに、10年前も自分は生きていて、そのときに自分が見ていた世界を思い出す。そして、このブログを読み返す。自分は未来をどう捉えていて、本の著者はどう捉えていたのか。その違いは何か。そして、現実はどうなったのか。それを比べることができる。

他の業界とか、他の本だと10年経っても変化が少ないと、歴史を振り返りづらい。だから、スピードの速い業界で、洞察力のある方が書いた本は時間が経ってから読むと非常に学びが多い。これは、いい学習材料になると思う。

歴史は繰り返す。自分が生きていて、それなりに経験をして、自分が経験しなくても周りで起こっていることを見てきた。根本の原理は一緒だなと思うことが何度か経験した。ああ、やっぱり歴史は繰り返すと思う。そうした経験をふまえて、次の10年を見据えるのにいい材料だ。10年後、20年後を見据えて、今の意思決定をして、生きていくために。

送信者 Aconcagua&Patagonia

ビルゲイツ 未来を語る
http://teratown.com/blog/2008/07/20/yoyeyyyaiuaa/

知ってる、知らない。やる、やらない。

先週末は人生2度目の奄美大島へ。
奄美大島への飛行機は片道1480円。
電車代?ってほどの安さ。

名古屋までの新幹線でも1万円というのに、たった1,480円とは破格だ。
LCCのバニラエアのキャンペーン情報のおかげなのだ。

同じ飛行機に10倍以上のお金を払っている人もざらにいるが、提供されるサービスは一緒だ。

何が違っていたかと言えば、キャンペーン情報を、

知ってるor知らない。

そして、知った瞬間に、

買うor買わない。

これだけだ。

まあ、この世界で生きるということは、知っているか、知らないか。知ったとしても、やるか、やらないか。これで成り立っている。

これによって、享受できるものが変わるし、それによって人生も変わってくると思う。

一方で、俺は飛行機のマイルやクレジットカードのマイルこれを有効活用するのは苦手なのだ。

ためた方が得なのは知っている。

でも、地味なことを継続してやり続けるというのがめんどくさいんだと思う。
キャンペーンの安い航空券は、その場で即決で継続して何かをする必要はないが、マイルは常に意識してためてないと行けないし、何ポイントたまったかを確認して、ポイント期限が切れる前に、ポイントを何かに変換しないといけない。そういったことに、長期間意識を向けるのが苦手なのだ。

あとは、今まで、この株を買った方がいいなとか、FXもそう。円安になると分かっているのに。やっていないのは、常に株価なりなんなりを見ていないと行けないから。そういったことが苦手だったのだ。

知りつつやっていなかった。ということは、あとは、やるか、やらないか。でも、そこに大きな隔たりがあったと思う。知っているのと、やるというのでは全く意味合いが違う。

なんで、こんなことを思ったかと言えば、生きていて、いろいろなことをしていると、本当に様々な出来事に直面する。テレビの世界とか遠くの話と思っていたような様々な境遇を身近で目の当たりにする。身近な人たちが会社を売却してイグジットしたり、上場によってイグジットしたり。身近じゃなくても、google,apple,facebookといった企業のように短期間でグローバルのシェアを奪い圧倒的な存在を発揮する会社。ベンチャーキャピタルもそうだし、ソフトバンクも似たもんだ。ビットコインとか、ポイント経済圏もしかり。少人数でいっきに広がり成長する、スマホのソーシャルゲームやアプリの企業も。

別に、金が全てじゃないと思っているが、経済的な視点で行けばあまり未来のない日本において、コツコツやってるだけでは太刀打ちできない。コツコツやって、それなりに評価されているんじゃ、どうしようもない時代がやってくるなと思う。生きていくことはできるが、厳しい生活をしいられるんだろうなと思う。自給自足だったら別かもしれないが、そう生きないのであれば、知っている、知らないだと、いろいろな情報を知り、そのチャンスを確実に物にするためにスケール可能なことを実行する。この視点が重要なんだろうな。

送信者 サンフランシスコ&シリコンバレー

道後温泉、しまなみ海道、尾道、そしてアートウォーク

今年はめずらしく、中国四国地方に来ている。徳島、鳥取、愛媛、広島。このあたりもいいエリア。

こちらも珍しく今回は同期6人と旅行。道後温泉からしまなみ海道、そして尾道というルート。とは言っても、2名は遅れて参加、1名離脱、1名離脱、俺も離脱。という自由なスタイルだけは変わらない。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

朝6時発の飛行機で松山へ。それも成田発。1日が長く使えるからいいのだが、交通手段がないので、友達の弟が成田まで送ってくれた。真っ暗の成田に到着して、JETSTARで松山へ。こんな時間なのに、Jetstarは全国にフライトがあった。飛行機は、7割ぐらいの搭乗率。綿菓子が床にぎっしり詰まったような雲。それも、地上が全く見えないぐらいに。前に進んでいるのに、まったく移動していないような感覚に陥る不思議な気持ち。なかなか、面白かった。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

松山空港に到着し、レンタカーで20年ぶりぐらいの道後温泉。朝早かったけど、ひとっ風呂。それから、「ことり」という店で鍋焼きうどんを食べに。俺自身はグルメじゃないけど、食べるの好きな仲間が多いので、食い道楽な旅に。スープはうまかった。さらに、昼ご飯は鯛飯。店の名はそのまんま「鯛や」。さっき食べたばっかりだが、鯛飯がうまくておかわり。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

四国なんで88カ所にも入っている寺へ。出会って9年ぐらい。昔とみんな趣味趣向が変わり、御朱印集めてたり、お遍路さんしてたり。年を重ねるとみんなこうなるのかw車の中でもワイワイガヤガヤ。いつものように自由きままなスタイル。雨が降ってきて、せっかくのしまなみ海道も残念な景色。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

大島について宿に。素泊まりだったので、夕食を食べに出かけたけれど、どこもやってなく夕食難民。。。電話したら宴会の前の30分ぐらいで食べれるよということで、さくっと夕食。宿に戻って、2人が遅れて今治まで到着する。ということで、車で迎えに。これで6人揃った。宿に戻って宴会スタート。いつの間にか寝ていた。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

翌朝は早々に1人離脱で、バス停まで送って行く。5人になって、一部は温泉に一部は道の駅とかぶらぶら。しまなみ海道=サイクリングという印象があったが、かなりサイクリストが多かった。そして、サイクリスト用の施設とかも充実。サイクリングでブランディングに成功してるなーという印象を強く持った。昔来た時はこんなイメージなかったから、この20年ぐらいで観光のためにいろいろな施策を打ってきたんだろう。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
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それから、大漁という人気の海鮮の店に行くも100人ぐらい待ちで残念。隣の神社へ行ったり、道の駅でうまい蒸し牡蠣食べたりして、レモン狩りしたいということで、瀬戸田のシトラスパークへ。まるで廃墟wネタかと思うような施設に一同絶句からの爆笑。運がいいことに晴れて来た。青い空と爽やかな風。瀬戸内海の島々。そんなしまなみ海道を進んで行く。行き先は尾道。元祖・尾道ラーメンの朱華園へ。ここもすごい行列だったが、ラーメン屋なんで回転は速かった。チャーシューが美味。ワンタンもうまかった。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
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尾道といったら千光寺ということでロープウェイ。ちょうど夕焼け時。西の空がオレンジ色に染まり、東に見える町並みは明るく照らされていた。てくてく歩いておりて、尾道の町を散策。おしゃれな町になったと噂では聞いていたが、まさに。シャッター街になりそうな商店街にもそれなりに人がいて、若者がそれぞれにリノベーションしたカフェやゲストハウス、雑貨屋、ギャラリー、ビストロが並ぶ。このおしゃれな雰囲気だと人が集まるなーと。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
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レンタカーを返して、宿の浦島へ。今日は食事付きなので、飢えの心配はないwたっくさんご飯を食べ、満腹。そして、部屋で宴会の開始。やっている仕事も違うし、会社辞めた仲間もいるので、話が多様で面白い。そして、いつも遊んでいる仲間とも趣味とか価値観が違った友達なんで、いろいろ自分が最近振れてない視点とかが新鮮に感じる。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

翌朝もしっかり食べて、宿を後にする。3連休というのに1泊2食で9000円とは安かった。バスで尾道駅へ。途中の新尾道駅で1人離脱して、4人に。尾道駅まで行き、尾道焼き=お好み焼きを食べる。ここで、俺も離脱。尾道でちょうどこの日にやっていたベッチャー祭りを見たかったのと隣町の福山に生きたかったので。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

ベッチャー祭りはベタ・ソバ・ショウキの三つの鬼の面を付けた氏子が子供たちを追いまわし、ささらや祝棒などの棒で頭を叩いたり、突いたりされると子宝に恵まれたり頭が良くなるというもの。こういった祭りが好きなのだ。古くからある祭りだが、若者もたくさん来ていて、現代に合わせた変化をしている。生きた祭りだった。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

それから電車で福山へ。福山城は駅の目の前。この日は文化の日で入場無料だった。城からの眺めもなかなか。ここに来たのは、11/2,3の2日間ふくやまアート・ウォーク2014が開催されているから。ここに芸大時代からの友達の植田工さんが展示しているというので。茂木さんをコミカルなタッチで描いたアニメーション。かわいい茂木さんがいっぱい。でも、その丸みはどこか植田さんのようでもあった。アニメーションの原画が畳に敷き詰められ、子供たちも楽しそう。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク
送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

ズガ・コーサクさんの展示&パフォーマンスが面白く、展示の作品があまりにも本物みたいでびっくりした。そして、杉作J太郎さんにはあだ名をつけていただいて、なぜか「ファイブ」。若木くるみさんの気合いの入ったパフォーマンスもよかった。髪の毛を借り上げて、後頭部とか横に顔を描いているのだから。林さんの阿修羅の骨格もインパクト抜群。植田さんと話しながら、縁側でひなたぼっこしていた。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

芸大時代の津口さんが、尾道に住んでいて終了間際に遊びにいらした。片付けをして、植田さん、津口さん、若木くるみさん、林さんなどと飲みに。なんと若木さんはアーティストであり、ウルトラランナー。UTMFも昨年完走して、ついでにさくら道と川の道も。この前はギリシャのスパルタスロンにも出たとか。まじすごい。走るネタで盛り上がったが、終電があり俺だけ早々に離脱。植田さんも昔陸上部だったという話を昔していて、でも運動して体が鍛えられると線が変わるという話をしていたのが興味深かった。若木さんにも走ることって、自分に撮ってどんな位置づけなのか、もう少し聞いてみたかった。また、どこかであえたら聞こう。

送信者 道後温泉、しまなみ海道、尾道、福山アートウォーク

こうして、文化の日の3連休は過ぎて行った。なんだか、いろいろ偶然に恵まれて、どこに行ってもいろいろな人に恵まれて、いろんな視点をもらって、考えたり感じたりできて、ありがとうございました。

そういえば、今回の旅には一眼レフを持って行かなかった。スマホのカメラが優秀になってきたからだ。単焦点レンズだといい写真が撮れるし、暗いところはISOを上げられるから一眼レフだが、めんどくさくてスマホになりつつある最近の旅。

経営者って重要だな、組織の文化・風土って重要だな

経営者って重要だな、組織の文化・風土って重要だな、そう思う。

組織の風土とか文化って、すごい大切だ。それらは一瞬では作れないし、変えれない。

積極的で、自分たちで良くして行こうという人が集まり行動する組織は、文化が加速装置になる。一方で逆もしかり。だから、組織を作る時は、自分がどんな組織にしたいかというビジョンに従って、周囲とコミュニケーションした方がいいし、自分の意思決定もその理想の組織文化にひもづく意思決定スタイル(スピードとかジャッジの軸とか)をした方がいい。もちろん、制度を作るのも。

一方で、経営者は変わる。経営者が変わると、組織は変わる。経営者がかわっても、残るものが文化や風土だったりもする。

その経営者の方針や制度、意思決定、発言力などによって組織は変わる。身近でこういうのを見ると、経営者の意思決定、すなわち人事制度だったり、評価だったり、投資の意思決定だったり、事業方針の転換だったり、社員との直接の対話だったり、影響力って大きいし、経営者が何を目指すか、どうするかって組織にとって重要で影響が本当に大きいんだなとつくづく思うようになった。

googleのサンフランシスコ本社に行って、経営者の意思あるオフィス設計やワークスタイル、事業展開の意思決定でも感じたし、昨日のソフトバンク孫さんの決算発表を見ていてもそう思った。もちろん、日々のビジネスでも。

現在の世界を、現在の自分の会社をどのように捉えていて、世界はどう変わるのか。それをふまえた上で、何を目指していて、そのために何をして行くのかを分かりやすくメッセージを発信する。そして、そのための打ち手を早い意思決定で行っていく。

送信者 ドロップ ボックス