ドッグイヤー
早送りの世界
たまに10年前の本を読む。
2005年ぐらいに95年前後に出版されているビル・ゲイツ「未来を語る」を読んだ。
つい最近、2005年に出版された梅田さんの「シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土」を読んだ。こちらは内容の大半は2001年とかに書かれたもの。
どちらもIT業界、ネット業界の本。あえて、このスピードが速い業界の本を出版されてから10年後に読む。もちろん古さを感じる部分もあるが、やはり歴史は繰り返すということを実感するし、当時は未来(今)をこう捉えていたのかと分かる。過去の推測と、実際に起こった未来を比較できる。
さらに、10年前も自分は生きていて、そのときに自分が見ていた世界を思い出す。そして、このブログを読み返す。自分は未来をどう捉えていて、本の著者はどう捉えていたのか。その違いは何か。そして、現実はどうなったのか。それを比べることができる。
他の業界とか、他の本だと10年経っても変化が少ないと、歴史を振り返りづらい。だから、スピードの速い業界で、洞察力のある方が書いた本は時間が経ってから読むと非常に学びが多い。これは、いい学習材料になると思う。
歴史は繰り返す。自分が生きていて、それなりに経験をして、自分が経験しなくても周りで起こっていることを見てきた。根本の原理は一緒だなと思うことが何度か経験した。ああ、やっぱり歴史は繰り返すと思う。そうした経験をふまえて、次の10年を見据えるのにいい材料だ。10年後、20年後を見据えて、今の意思決定をして、生きていくために。
送信者 Aconcagua&Patagonia |
ビルゲイツ 未来を語る
http://teratown.com/blog/2008/07/20/yoyeyyyaiuaa/