輝きを失うということ

輝きを失うということ

第一線で活躍していた人が、結果を出せなくなる。
決して、怠けたわけでもなく、年をとったからでもない。

同年代以上の人が、よりよい成果を出し続けている。
同じように努力している人が、よりよい結果を残している。

そういった人よりも、成果がついてこない。
隠れたところで積み重ねていたとしても。

一度、輝いていた人が、その時の輝きもあって、プロとしてやっている仕事。
でも、プロとして指導者として働いているけれど、教え子にすら抜かれて行く。
プロを目指す教え子だけでなく、趣味でやっている教え子にも抜かれる。

それでも、現在もプロであり指導者である。

それは仕方のないことだろうし、だからといってその人を否定する人もほとんどいないと思う。
指導者冥利につきるということかもしれない。
けれど、自分と同年齢で活躍している人がいる、自分も第一線で戦っている場合はどう思うのだろうか。

本人はそれをどう受け止めるのだろう。
辛いだろう、苦しいだろう、悔しいだろう、本当にやるせない気持ちになると思う。

それでも、逃げも隠れもせず、勝負に挑み続ける。
そうあり続ける人は、本当にすごい人だなと思う。

それらの全てを受け止め、受け入れ、前に進む姿。

できれば、輝き続けていたいけれど、そううまく行くことばかりではない。
それが現実の世の中であり、努力が報われるわけでもない。

それら全ての状況や感情を引き受けて、挑み続ける人の姿勢に僕は輝きを感じる。

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