西村佳哲さん

西村佳哲さん

5年ぐらいまえに西村さんの本に出会って知った方。

それは「自分の仕事をつくる」という本。

今となっては、どんな経緯で「自分の仕事をつくる」という本に出会ったかを思い出せない。今調べてみると2009年に発売された本だから、本屋に平積みされていたのだろうか。たぶんそうだとしたら、阿佐ヶ谷の書原というすばらしい本屋のおかげだろうと思う。

今年の夏前の3ヶ月ぐらいで西村さんの本を3冊ぐらい追加で読んだ。最近のことなのに、こちらも理由は思い出させないが、GWに徳島の神山に行ったとき、西村さんが神山に移住されたというのがきっかけだったような気がする。

普段ビジネス書はあんまり読まないし、自己啓発本はきらいだが、西村さんの本はそれらとはどこか違う雰囲気をもった本ばかりだ。すんなりと自分の価値観に入ってきて共感する考え方。

なんでだろうと考える。ひとつは、西村さんが肩肘張らずに、本当に自然体で考えていること、感じていることを書かれているからだろう。そして、その考え方が、自分から自然と沸き上がる気持ちを拠り所にしているからだと思う。拠り所にする軸が、他者からの評価ではなく、自分の軸。この自分の軸も、頑張って自分の軸、自分の軸といっているのではなく、自然体なところ。そこが、素直に心地よく生きていることを感じさせてくれる。なんだか、うまく書けなかったが、「自分の人生を自分で生きる」こんな感じがするのだ。

本の中にはインタビューも多い。どの方も西村さんが本当に尊敬し、大切な人で、その人をもっと知りたい、もっと知りたい、という気持ちが伝わってくる。そんな西村さんの本を読み終えると、いつも心の中にさわやかな風が流れる。

来週は10年ぶりにシリコンバレーに行くので、長いフライトで読む本を買いに行くと、「かかわり方のまなび方」という西村さんの新しい本が平積みになっていた。さっそく買ってみた。「自分をいかして生きる 」とあわせて3部作の第3弾のようだ。

10年前にシリコンバレーに訪れた時の自分と今の自分。

考え方、価値観、趣味、視点、経験、訪れる理由、何がどう変わっただろう。

いろいろ感じたり、考えたりするにはいい時間になると思う。

送信者 南米

こんな記事を見つけて、こちらも共感したのでメモをかねて引用

http://greenz.jp/2014/04/03/nishimura_yoshiaki/

悩んだら、”わけもなく惹かれる人”の近くに行ってみる。西村佳哲さんが“自分の仕事”をつくるまで [STORY OF MY DOTS]

糸井重里さんがどこかで、行き詰まったり、なにをすればいいかわからないようなときは、身体を動かして(たぶんスポーツなど)、あと本を読んでいればいいと思う、といったことを述べていました。僕も賛成です。

「考えてもわからないことは、考えてもわからない」ものだと思う。少なくとも短期的には。そんなときの考え方は「うーん…」と頭を捻るようなそれではなく、頭の片隅に置いておいたり、ねかせておいたり、あるいは「忘れずにいる」ことが考えることの別形態になると思う。

一つ加えるなら、わけもなく惹かれる人の近くに行って、一秒でも長い時間をその傍らで過ごすといいと思います。「インタビューさせてください」でも「タダ働きさせてください」でもいいから。たとえその人の仕事が、自分がやりたいと思っているものではなくても。存在に惹かれるものがあるなら。

「この世界に、こんなふうに居られるんだな」という、あり方に触れることができるので。で、自分自身はその人とはまた全然別の仕事や活動を通じて、そんな…というか自分なりのあり方、存在の仕方を形にしてゆけたら満足だろうと思うわけです。

http://www.livingworld.net/nish/lang-pref/ja/
http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/omr/job/index.html

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