【場を作る新しい旅2】場を作って実現したい世界

アミニズムという希望で、山尾三省はこのように書いている。

「住むということはとても大事なことですね。中略人間というものは、植物と同じように基本的にはその住む場所に属していますから、望むと望まざるとにかかわらず、住む場所に属しますから、好きな場所に住むというのは、とっても大事なことですね。中略 自分の生涯住む場所というものを探していくといいますか、求めていくといいますか、それを意識化して、意識して探していくということがとても大事なことのように思います。中略 ひとつの離島にすぎない場所を「ついの栖」として見つけたことによって、生きるということが本格的になったし、それからずいぶん豊かになりました。中略 特に死から考えることが大切だと思います。この場所で自分が充分に死ねるかと言うことを尺度にして住む、生きる場所を選んでいくと間違いがない感じがしますよね」P132

アミニズムという希望 山尾三省

人間の物語には必ず場が必要であると僕は思っていた。その場と人との関わりが、僕にとって一番の関心なんだということにミクロネシアで気が付いた。

by池澤夏樹さん
1993 7月号 SWITCH

SWITCH池澤夏樹さん

人は物質である。体積がある。場所が必要である。
それ故に、人は場からは切り離せない。
人間が存在する以上、場とは関わり続けねばならない。

箱根の山の中で安心できる場所。

東京から岐阜を目指して歩いたときに、安心して寝れる場所。

山小屋、芸大、クリエイティブライティング、会社、ベンチャー、NPOも、インターネットのコミュニティもSNSも、ブログも、常連客が集う居酒屋やカフェも、そうそうスペインのバルも。

人の集まる場所。
そこから生まれるもの。

そんな場を通して、いろいろなことを感じ考え、自分という人間が作られていった。そうした想像もしない世界が生まれてくるきっかけが場なのだ。

家を開いてみる。
そうしてみたかった。
なにか自分が想像もしないことが生まれて、それはすごく楽しい世界のきっかけじゃないのかと。

自分が意志を持って行動した後に着いてくる偶然

身分も、趣味も、年齢も、性別も、職業も、何もかも捨てて、その状態の人と人が偶然巡り会う。
そこで、楽しい会話がうまれる。無言のまま本を読んで過ごす。なんでもいい。
そんな時間の積み重ねから、偶発的に何かが重なり合い、シンクロして、生まれるかもしれない。
起こるか、起こらないか分からない未来を見てみたい。

それが、すべてのきっかけだ。
多様な人が集い、ああ、こんな人がいるんだと知って、それぞれの人生という辞書に新たな言葉が追加される。そういったきっかけの場。

そういったことができたら面白いだろうな、世界はそういう小さな偶発的経験の積み重ねで面白くなるんだろうと思う。

それは、まるで一冊の本と異国を一人旅するように。
本と人がクロスする。
人と人がクロスする。
偶然に出会える場。

まあ、能書きを足れたけれど、気楽に、気まぐれな場所。
そう、言葉では分かりやすくまとまってないけれど、この文章全体として、やりたかったこととか、こんな世界になればというものが伝わったらうれしいなと思う。それが伝わらなくても、この場にきてくれたら、その感覚を少し感じれるような場になったらなと思う。

【場を作る新しい旅1】場を作るきっかけと家との出会い

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