日別アーカイブ: 2014/6/28 土曜日

新しい家のすばらしさと阿佐ヶ谷と続く糸

6年半ほど住んだ阿佐ヶ谷を今日引っ越した。
夜中まで荷造りをして、朝の8時に引っ越し業者がきて、1時間ちょいでトラックに詰め込み完了。

と、言いたいところだが、荷物の積み残しが発生。。。
段ボールに入っていない荷物は運べないと。
さらに、荷物が多くてトラックに入らないと。
確かに規約にそう書いてあったが・・・
ちょいまって、まだ入るので、重い荷物だけ入れてほしい。
と、交渉して、1往復すれば持てる荷物だけを残して、阿佐ヶ谷を後にした。

1時間ほどで、北千住に移動して、30分ぐらいで荷物を下ろした。
洗濯機を設置してもらい完了。
荷造りは大変だが、引越はあっという間だ。

締めて、テレビとPCディスプレイの処分、作業員2人で土曜日午前中の引越し。
税込みで3.4万円だから安いよなー。
もうちょっと値切れただろうけど。

で、ある程度、荷物を段ボールから出していった。
収納が少ないと思っていたが、家自体が広いので、けっこう片付けることができる。
広々と使えそうで、よかった。
自転車のハードケースとスーツケースも、うまく片付いて、かなり満足。

めんどくさいなと思ったけど、阿佐ヶ谷まで荷物をとりに行った。
仕方ない。そんな風に思って阿佐ヶ谷に到着して、駅を出た。
すると、ゆうすけさんに偶然、会った。

先月に飲んだ時に、引っ越すとは話していたが。
本当の最後のタイミングで偶然にも。
ああ、本当に引っ越しちゃうんだねと、ちょっと寂しげな顔で。
これで、つよしも引っ越したし、テラマチ君も。あとは、剛君だけか。と。

僕が阿佐ヶ谷に引っ越したのは、つよしさん、ゆうすけさん、剛さんが居たからだ。
みんな旅人で、2人はチャリで世界を旅し、ゆうすけさんは旅の作家だ。
そんな人が住む町に住んだら楽しいだろうと、住んだ。
すると、思っていた以上に楽しく、本当にいい日々が送れた。

そんなゆうすけさんに、最後の挨拶ができて、よかった。
荷物の積み残しがなければ、こんな風にはなせなかった。
そう思うと、人生万事塞翁が馬、まあ、人生ほどではないけど、本当に、つくづく思う。

重い荷物は辛かった。
修行のように重い荷物を背負い、手に荷物を持ち。

そして、再び北千住に。
さっそく、ガスも水道も電気も開通、ネットもWImaxなんで何もしなくてOK。

荷を解きながら、新しい北千住の家はいい。
本当にいい。そう感じる。

日本国憲法の定める健康で文化的な生活が送れるようになったのはもちろんw
家がギャラリーのようだ。
自分が旅した時の写真を飾ってみたり、新城島で拾った大きな貝を玄関においてみたり。
ベランダに椅子を出して、風に当たる。
キッチンも大きく、結婚式の引き出物のグラスを並べてみたり。
2階もあるし、ベランダもあるし、気分転換に最高だ。

そして、お風呂が真っ暗になる。
風呂に窓がついていないので、本当にまっくら。
これが安らげるのだ。
中学の頃からお風呂は暗くして入る習慣なのだ。

風も通るし、露がさって、晴れてくれたら。
ああ、今から楽しみだ。

その頃には、本も並べて、棚も買って荷物も整理されていて。
居心地のいい空間ができそうなイメージを、未来を思い描いているだけで、ワクワクが止まらない。

2014/06/28

送信者 場を作る@北千住

大好きが染み付いた町、阿佐ヶ谷と「さよなら」

思い返してみると、阿佐ヶ谷に引っ越す時もえいやっだった。
こんな生活が訪れるなんて思ってもいなかったし、どうせ2年で引っ越すだろうと思っていた。

阿佐ヶ谷に引っ越す前、僕はどん底だった。
仕事もイマイチ感覚をつかめず、趣味もやりたいことも特になく、その他すべてがうまく行っていなかった。
どん底だった。

24歳というのは厄年らしいが、まさにそんな年。
茂木さんに当時、どん底でよかったな。これ以上落ちることはない、これから良くなるしかないんだからと、言われたことを鮮明に覚えている。
確か、2007年の12月ぐらいに、芸大授業が終わった車屋の飲み会で。

そして、阿佐ヶ谷に引っ越した。
この町は知っている人がたくさんいた。
気が合いそうな、もっと仲良くなりたいと思う人がたくさんいた。
人に惹かれた。それだけの理由で、引っ越した。
住んでみると町もよかった。

救われた。
そこから、趣味もできたし、仲間の輪も広がった。
山に行くようになった。
クリエイティブライティングとか、写真展とか、仕事もうまく行くようになった。

ひとつ歯車が崩れると、ガタガタ崩れていくが、引っ越すことによってそれが好転した。
だから、長い間このまちに住んだ。
6年半。

岐阜以外だと一番長い。

そもそも、中央線が嫌いだった。
夕方中央線に乗る。
西に沈む夕日。
高層ビルから遠ざかる電車。
何とも言えない寂しさ。

東京に住んでから6年ほどはずっと、この路線には住まないと思っていた。
でも、こうして、住んでみると今までで一番住みやすい町になった。
皮肉なもんだと思う。
人間の感覚って、あいまいなモノだと思う。

そして、この町は便利だった。
オフィスの東京駅にも。
プールの千駄ヶ谷にも。
アウトドアショップの水道橋にも。
新宿にも。
山に行く奥多摩や山梨、長野にも。
すべて電車1本で行けた。

そして、引っ越さないからお金もかからないし、趣味に時間が使えた。
いや、趣味が楽しすぎて、地理的にも便利で引っ越さなかった。

とはいいつつ、飽きてきたし別の家に引っ越したいなとか。
ゴミがたまり続けるので、引っ越したいなとか。
家というスペースを使って、何かしてみたいなとか。
とかとか、いろいろな想いはあったが、信越、佐渡島トライアスロン、UTMF、UTMBやPTL、そしてアコンカグアと、いろいろとチャレンジ続きで、そのために時間もお金も第一優先になっていた。とにかく、やりたかったし、楽しかったから。

でも、今年の夏はPTLのリベンジをしないことを仲間3人で話してきめた。
アコンカグアでも、自分の判断によってヘリで運ばれる事態に陥った。
そんなこともあって、山への頻度が減った。

とすると、ちょっとやりたいことがなくて、悶々とする日々があった。
けれど、すぐにやりたいことのストックから、どうしてもやりたいことが浮かびあがってくる。
それが、家というか場を作ることだった。

思ってしまったら、ビレッジ不動産、東京R不動産、グッドルーム、イエティとかNomadとか、ちょっと変わった家を掲載しているサイトを調べまくる。なかなかいい家は見つからない。せっかく引っ越すなら、普通の家に住んでも面白くないし、それだと引越するモチベーションが湧かない。

そんな時に、古民家風の家に出会う。場所は北千住だし、家賃も高い。どうしようか悩む。悩む。でも、見た瞬間に、いいなと思った。こんな風に自由に家を選んで住む機会もあと何回あるか分からないし、金額的にも住めないわけじゃない、そしたらいっちょ住んでみるか。どうなるか分からない未来に少しばかり夢を見て。こんな感じだった。

阿佐ヶ谷という町には友達がたくさん住んでいるし、愛着もある、これからも遊びに何度も来るだろう。飲みにくるだろう。でも、しばらくさようなら。また、阿佐ヶ谷が恋しくてすぐに戻ってくるかもしれないけど、いや、住めば都だから、北千住が最高とか行っているかもしれないが。ま、そういうことで、阿佐ヶ谷さん、ありがとうございました。本当に、いろいろな経験をさせてもらって、育ててもらいました。そして、北千住さん、よろしくお願いします。

送信者 ドロップ ボックス

http://teratown.com/blog/2011/06/28/iyaueeeuiceoooacaieu/
http://teratown.com/blog/2011/01/20/eieoaiyyyyoeeacnoyyyoeoaecacaaaisseieieiie/