日別アーカイブ: 2014/5/9 金曜日

アコンカグア下山直後のメモ

病院でメモったこと、退院後のホテルでメモったこと、そのまま。

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準備をどれだけしたかで、登頂できるか決まる

チャレンジしても、成功しないでばかりでは意味ない

ただのお騒がせマン

ただ仲間に迷惑かけた。そして、感謝

困ったこと

おかね、現金がない
言葉が通じない
身寄りの人がいない、1人だと心配で、退院させてくれない。
誰かと生きていくことの大切さ
ネットができない、友達とのコミュニケーション、荷物など

いったい自分はどこにいるのか?

どこの病院なのか?

足りないと感じたものは、結局全て人ど人を、つなぐもの。

せいては事を仕損じる

調子に乗りやすい

もっと冷静に。

調子がよい時こそ冷静に

休息日など、基本はぜった守る

目立つとか、自分は人よりできるとか、おごりとか、優越感とか捨てる

病院で、ザックを開けた時、スリッパや水、ありがたかった

人生何があるかわからない

お金ないと不便
スペイン語だけでは不安
そんな病院生活

すらむの病院、
衛生面の不安

俺は結局何がしたいのか?
目立ちたいだけ?

肺水腫、Spo2 32で、ヘリ、救急車で、入院

マイラバ、自分の限界が、の歌詞

悔しさ
最初の段階で、いかに冷静に 、着実にクリアしていくか。最初ダメだと成し遂げれない。チャンスは、そんなにない。PTLも同じ

失敗の年だった。どっちもしんけんにとりくんだ。

仕事の忙しさ、チームでの挑戦。当事者意識が低かった。下調べ、準備不足。他人任せ。

一人旅だった頃は徹底的にしらべた。そして、慣れてきていい加減になっていたのも事実

チームでの挑戦の楽しさを知ったからこそ、責任感をもち、チームで勝てるように準備をできるようになりたい。

水を飲み、トイレに行く

めんどくさがらない。

基本大事。しっこボトルもケチらない。

突然の終わり。
あれだけ元気いっぱいだったのに。

咳が止まらず、眠れず、
翌朝、ふらふらで、医者に。
咳止めだけ欲しかったが、ヘリで降ろされ。

ふらふらしながら歩いていると、ズボン下げられ注射

ヘリからのアコンカグアは勇ましかった

いつかあの頂きに立てるのだろうか。

悔しくて、もどかしい

あんなに素敵な仲間と共に頂上を踏めなくて、そしてしゅくはいをあげれなくて、

悔しい悔しい悔しい。

病院で、結婚したくなった

一人はもういい、

そして、大切な人たちの写真を見たくなった。初めての気持ち。

寝れない。
退院して、1人さみしくホテル。

金ない、どこにいるかわからない。荷物ない。

みんなのコメントに救われる。
誰かに連絡したくなる。孤独の辛さ。一人では生きていけない。

同じ仲間が、見ている景色はどんなだろう。それは青いか?空気は薄いか?つらいか?美しく、喜びに溢れているか?星は綺麗か?仲違いしてないか?みんなで、頂上踏めるのか?

一緒にその全てを噛み締めたかった。

時間の不可逆性。
巻き戻しはできない、もしああしていればとか、たらればはない。

人生は、巻き戻せない。一方方向の時間。

だから、悔しい、もどかしい。やるせない。

でも、肺は限界だった。
退院して、街を歩く。変な兄ちゃんに襲われかけて走ったら、10mも走れず息が上がった。タクシーに飛び乗った。

本の少しの判断の違いが、その後の全てを決定づける。

時間は不可逆であり、最初の段階で、その判断ミスをするとその時点で全てが終わる。

少しの判断の違いだけれど、その精度をいかに高めるか、これが大きなテーマだ。

失わないと、気づけない。。。
情けない。

涙は突然溢れ出すもの。
自分でも予期しないタイミングで、積もった気持ちが込み上げる。

サポーターへの感謝

ロングレースだと、サポーターがいる。
エイドステーションでサポーターが食事や装備などを。

でも、僕は物理的な意味でのサポートは受けないと決めている。
できる限り、自分で必要な装備をすべて持って、問題が起これば自分ができる範囲のことで対応する。
それが、自然と自分の向き合い方として個人的に好きだから。

自分の中では、山小屋でビールを買って飲むのと同じ。
飲むなら自力で担ぎ上げて飲むと。
こんなこといいながら、少しの罪悪感を感じ、買ってしまうこともあるw

でも、まあ精神的な意味合いでのサポートは非常に大きい。
むちゃくちゃ助けてもらっている。

エイドステーションで仲間の顔を見れること。
会話できること。
エイドに仲間がいるという希望を持てるから、走れること。

走っている仲間もサポーターだ。
同じトレイル上のどこかにいる。
同じようにつらさを感じながら、それをなんとか乗り越えようとしている仲間がいる。
そして、偶然すれ違えば、話をする。
体の疲れがスーッと抜けてゆく。

遠く離れて見守ってくれている人がいる。
ランナーズアップデートやFBやメールやラインなどそういったツールを通して、イメージを膨らませながら応援してくれている。
気遣ってくれている人がいる。
この瞬間に、つらいと思っている自分がいて、それをどこかで気にしてく手ている人がいる。
なんと幸せなことか。そして、力の源泉だ。

トレランという遊びは個人競技だ。
でも、一人じゃない。
ALONE TOGETHER
この塩梅が僕にはちょうど心地よい。

トレランも知名度が上がり、競技人口が増えると、いろいろな人が出てくる。
サポートの細かなルール違反を細かく指摘する人。
まあ、それはルールに従っていていいのだが、あくまで趣味じゃん。
プロでやっている人は別にして、趣味じゃん。
自己満足じゃん。

自分がサポートを欲しければつければいいし、つけたくなければナシでいい。
それで完走なり目標をクリアすることで十分じゃないかなと。
自己満足の遊びなんだから、他人をああだこうだ言う必要はないのにな。

まあ、あと文字に書き残すことは、リスクでもあるし、大きな価値でもあるなと思う今日この頃。

送信者 UTMF2014