月別アーカイブ: 2013年12月

長続きする組織、自走する組織

「Infinity Venture Summit」の記事が出ていたので、読んでいたらとても面白かった。

1日目のSession 4:強い経営チーム・組織を創るが特に。このイベントではいろいろなことが語られているが、自分がここを面白いと思うということは、今だけなのか、根本の自分がなのかは不明だが、組織とかチームというものに興味があるんだろうな。

GMOの熊谷さんなり、ヤフーの川邊さんなりの言葉は、非常に簡潔で箇条書きで書ける分かりやすいフレーズ。

分かりやすく、インパクトがあり、心に響く言葉。

これって、言葉を発する本人は相当考え抜かないとうまれてこないから、物事を考え抜いた先のゴール指標として簡潔なフレーズにするというのはよいと思う。そして、聞く側もたくさんのことを覚えてられないので、分かりやすく常に頭に入れておけるワンフレーズがちょうど良いんだろう。

あと思ったのが、興味を持つって実は、大半が共感なんだと。自分が思っていたこととシンクロして共感していると、この意見はいいとか思う。結局のところ、その背景には自分を肯定するってものが含まれてんだろうな。

http://www.ikedahayato.com/20131203/1435781.html
こちらより引用

>GMOの熊谷さん

財閥が長続きしている。財閥を研究したが、宗教の方がもっと長続きしている、

宗教には共通点が5つあることに気づき、仕組みに取り入れた。

定期的に集っている。
同じものを読んだり、歌う。
同じモノを身につける。
同じポーズを取る。
神話がある。

組織が自走式になるために重要なのは、

ほめる、
しかる、
誇りを持たせる。

誇りをもたせる、これが多くの会社はできていない。ドメインの事業でも「ドメインを売っている」のではなく「ウェブサイトを増やして世界を豊かにしている」と思っている。

>ヤフー川邊さん

あとは無茶な目標があると変わりますね。孫さんに『20xx年までに利益倍だ』と目標を伝えられた。今のやり方ではうまくいかないことが明らかだった。SB自体も無謀な目標を掲げて自己変革している。

無茶なように見えるが、確かに可能なレベルの目標だった。AppleもGoogleもやっているレベルじゃないか。なんで我々にできないの?と他責から自責に変わっていった。

宮坂さんもぼくもろくでもない人間なんですけれども…ぼくらは活字中毒なんですよ。二人で決めたときにビジョナリー・カンパニーの話になった。バスを誰に載せるか。その基準、「価値観」はどうするか。

スマートデバイス大陸を勝ち抜くために必要な価値観を決めました。それを評価にしました。「Yahoo!バリュー」という4つの価値観です。

課題解決で楽しい。
フォーカスって楽しい。
爆速って楽しい。
ワイルドって楽しい。

楽しもう、というのを全部につけた。これらの基準を評価して、給与に反映する仕組みにした。これでやっと、行動が上から下まで変わってきたかな、と。その人たちが主体的に自走していくために、そこでコーチングを取り入れました。フィードバック、ティーチング、コーチングがあるが、前はティーチングだけだった。この三つを使いこなして魔法使いのようにマネジメントせよ、と伝えている。

「Infinity Venture Summit」20131日目
http://www.ikedahayato.com/20131203/1435781.html

1本の電話

知らない番号からの着信。
打ち合わせ中でとれず。
いつもは1回の着信なら流して終わる。
なんか気になって、夜に折り返した。
つながらず、再度かかってきた。

「おう。」
「・・・です」
うまく聞き取れず。
「はい」
と生返事。

「スイッチの新井です。」
「お、お久しぶりです。」

「そろそろ、アコンカグア出発かと思って連絡した」
「出発前に顔見たいと思って」
「壮行会とかないの?」

「それは、予定してなくて。。。」
「じゃあ、いつかえってくるの?帰ってきたら、会いに来いよ。」

「お前、記事かける?」
「coyoteにアコンカグアの記事書ける?」

「ありがとうございます。」
「書けると言っていいか分かりませんが、書いてみたいです」
「写真は?」
「一眼レフでとってくる予定です。」

「じゃあ、出発前に会えそうな日あったら、連絡して。」

coyoteは星野道夫さんの特集をしたりする大好きな雑誌。
好きでcoyoteのクリエイティブライティングの講座にも通った。
そんな、とっても尊敬するcoyote編集長からの突然の連絡。
毎年恒例の年末のforget me notにも出れないけれど、気にかけてくださっていて、なんだか、うれしい電話だった。
まあ、どうなるか分からないけれど、記事の話も楽しみだ。

2013/12/05

送信者 クリエイティブライティング

組織はトップの意思決定スタイルに似る

組織(人の集まり)の風土とか雰囲気というものが非常に重要だなと思う。
つくづく思う。

まあ、人の集合帯は、だいたい何か意図がある。
集まるには意図があって、ゴールがある。
そのゴールが何かを常に忘れずに、そこに達するためにベストな方法を選択していくのがよい。

ただ、毎日関わる組織だとゴールを忘れて、日々の自分の感情で判断したり、細かなことを言いたくなるものだ。
そこをこらえて、本来のゴールへの最短距離を忘れない。

基本的には楽しく、分かりやすい成果が短期で出るのがいい。短期の成果地点をこっそり作って、そこに全員の意識を向けながら。
厳しい環境で、追いつめられて耐えながら頑張って頑張って、うまくいくときもある。
しかし、これじゃあ長続きしない。

やっぱり楽しい方が、いろいろなアイディアが出てくる。
楽しくやった方が、積極的になり、細かなケアもいやいやではなく、自然としている。すると、うまくいくと思う。
でも、緩くなりすぎず、緊張感というか切磋琢磨する感じがいい。
あとは、お互いに尊敬し合うって感じ。

こんな感じの組織にしていくためには、何が重要かというと、まずひとつは制度が重要だと思う。
結果に対していかに報いるかという報酬制度などや安心して意見を言える秘密性が守られる制度だったりとか。
でも、これだけじゃなくて、風土って重要だなと、組織に対して責任をもつ立場になって強く思う。

一度出来上がった風土を変えるのは難しい。
かえれたとしてもパワーがいる。
だから最初からいかにして風土を作るかが重要になってくる。

この風土を作るのに重要な要素は、組織のトップがどんな発言をするか、行動をするかにかかっている。
何もかも否定すれば、アイディアは出てこなくなる、トップがさぼれば、皆さぼってもいいと思うようになる。
短時間で集中して業務を行い、結果を出すスタイルであれば、長時間だらだら働く習慣もなくなる。

で、発言や行動が影響を与えるが、その中でも上に立つ人間がどのような意思決定をするかが最もインパクトが大きいと思う。
トップの意思決定が、一人一人の行動や意識に影響を与えると思う。
トップの発言や行動の結晶のようなものが意思決定だと思うからだ。

だから、自分がどういった組織にしたいかという理念があれば、それに近しい行動や意思決定をトップがするべきだ。
そこを一致させると、組織はいつのまにか、思い描いた風土の組織になる気がする。
地味で地道で、それなりに時間もかかるが、少しずつなっていくと思う。

アイディアがどんどんでる組織にしたければ、出てきたアイディアを否定するのではなく、なんとか形にできるようにブラッシュアップしていく手助けをする。

上に立つ人間はそれだけ、みんなに見られているということだ。

組織は、そのトップに似ると言われるが、まさにそうだと思う。
組織の状態が良くなかったら、まず自分を振り返り、改善しろっていうことだ。
組織の状態は上に立つ者の通知表。

送信者 ドロップ ボックス

今年最後の富士山とシュラフ購入

おそらく今年最後の富士山にアコンカグアメンバーの3人で。

4時に起きて、始発に乗って友達の住む鷺沼へ。
まだまだ真っ暗な世界に、三日月がたたずんでいた。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

高速に乗ると、東の空がオレンジ色に染まり始るトワイライト。
天気予報通りの、青空が待っていそうだ。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

太郎坊に7時30分に到着すると、1組のパーティーがテントを片付けて登っていくところだった。
少したつとかっせさんが静岡から到着。
出発の準備をして、さあスタート。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

今回は、タクジさん、カッセさんと僕の3人。
2500メートル以上の場所で行き帰りが楽ということで、金峰山や鳳凰三山も候補に挙がっていたが、道路事情や雪の状態を勘案して、結局富士山になった。
トレイルヘッドは太郎坊。ここからはアプロートが長いが、しかたない。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

まあ、天気もよいし、いろいろ話しながら登った。
アコンカグアという同じゴールに向かっている仲間と登れば、自然とアコンカグアの話になる。
装備、食料、行動計画などなど。みんなワクワクが止まらない。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

それ以外にも、それ以外の趣味の話や今までの人生の話し、家族の話と、なんだか、この日の陽気がさそってくれたかのような、暖かくなる会話と時間だった。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

途中、テントが1つあるなと思ったら、片山右京さんが一人でトレーニングでいらいしていた。最近は自転車メインかと思ったけれど、日々の練習をしっかりされているんだなと。そして、右京さんもアコンカグアに行かれたことがあるらしく、楽しんできてくださいと言葉をいただいた。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

それから、氷のゾーンに入ったので、アイゼンをつけて、てくてく。アプローチが長いし、日帰りだし、3000メートルぐらいに来たかっただけなので、フラットな眺めのいいテラスがあったので、ここで昼ご飯と昼寝に。頂上へは行かず、ゆったりするこの余裕が心地よい。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ
送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

各自ラーメンなどを食べて、お腹も満たされ、ウェアを着込んでおやすみ。
今回は最後の高度順応と新しく手に入れたギアのチェックもかねていたので、本番で使うウェアを着込んで寝たけれど、まったく寒くなく大丈夫だった。いくつか、新しいもの、グレゴリーのBALTORO 75リットルやウェアも調子良かった。今回は諸々とてもとてもお手頃にゲットできてありがたい。今後も使えるし感謝。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ
送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ
送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

下山者の方と話をしたりして、15時に下山。夕暮れにさしかかり、朝に続き淡いオレンジ色に染まるマジックアワー。富士山の上からこの世界を眺められる幸せ。何度富士山に来ているか分からないけれど、本当に美しい世界がある。くるたびに異なる美しさを見せてくれる自然に感謝する。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

富士山の影が三角に映り込んだ。しばらくたつと影は消え、空に影を描いた。富士山の稜線を移す影の筋は、空へと斜めに突き刺すように伸びでいた。この姿は、とても深遠なものだった。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ
送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

そんな大自然を味わいながら、下山。そして、事故渋滞だったのだ、御胎内温泉で夜空を見ながら露天に入り帰宅。

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今回のアコンカグア用にシュラフを慎重。以前のは山を始めた5、6年前に買ったもので、薄くて寒さを感じていた。そこで、mont-bellの一番いいものを購入。今回はありがたいことに、超お得にゲット。ただ、大きくかさばりすぎるので、ついでに、コンプレッションキャップも。コンプレッションすると、ギリギリバルトロ75Lのザックの底に横にして入れれた。

送信者 アコンカグアに向けて富士山トレ

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