日別アーカイブ: 2013/8/9 金曜日

そうか、ファンを作ればいいのだ

先日のこと、カフェで黙々と作業をしていたら、隣の席にいい年なんだけど派手な服装をした女性が座って話していた。どうやら、ジャニーズかアイドルか分かんないけど、そんな人達のファンのようで、話をしていた。

アイドルの追っかけのようで、ライブとかの後に出待ちをしたりしているようだった。で、他の1部ファンにたいしてだけ、握手をしただの写真を撮ってあげた何だのと、そのアイドルの行動が不公平だったと話していた。

ファン全員にはできないし、アイドルのやった行為もわかるけど、でも私達からしたら寂しいよね、みたいな会話。

ふと、思う。人はファンになれば不満があっても、大好きなアイドルを心の底から悪くは思わない。
歌手のライブとかが盛り上がる理由は、来ている人の全員がステージのアイドルに対して肯定的なのだ。だから盛り上がる。敵がいないんだから。

これって、ビジネスでも一緒だなと。当たり前だけど、スティーブジョブズとか孫正義さんみたいな強烈な性格の経営者の下で働く社員は、社長のファンが多いのだ。だから、無理難題を言われて、かなり過酷な環境でも頑張って仕事をする。環境が悪くても、文句は言いつつ、最終的にはファンだから不満や問題は大きくならない。不満も受け入れる方向になるのだろう。

強烈な創業者や経営者がいなければ、会社という組織の理念や風土に対するファンを作る。そうすると、経営者のファンを作るという一時的なものではなく、永続的に続く仕組みになる。

こう書くと当たり前だけれど、改めて思うとしっくりくる。

自分もそんなふうにビジョンを示したり、そうやってファンを増やしていけるような働きかたができたらいいな。まあ、ファンを作ろうと思ってやるよりも、本当に自分自身が楽しんで、目指す世界を思い描いて、働いているのが重要なんだろうけど。

送信者 記録