日別アーカイブ: 2013/4/28 日曜日

衝動にかられ急展開なUTMF応援

たぶん日本で一番盛り上がるトレランのお祭りUTMF。
昨年は走ったが、今年は抽選にはずれ半分の距離のSTYを走ることになっていた。
しかし、直前にこちらには参加できないことになってしまった。

さらに、その前の週の宮古島トライアスロンも参加できず。
予定というものは、もろくも崩れ去っていく。
自分がいると決めていた、思い込んでいた場所にいないというのはとても不思議な感覚で、それは全て自分の意志によっているというのもなんだか分かったようで分からない。

http://teratown.com/blog/2012/11/01/aeaoaoayoi/

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まあ、それはさておき、UTMFが近づくとトレラン仲間はUTMFのことで大盛り上がり。でも、個人的には、あまり気にならなかった。興味が以前よりも薄れているのも事実。しかし、ついに大会当日を迎え、青空にそびえるMt. Fujiの写真を皆がアップしはじめ、沸き上がるスタートを見て、自分が仕事をしている間も走り続けている仲間がいることを思うと、なんで俺がUTMFの場にいないのだろうと不思議に思えてきた。おれも、あの場にいたいと。これは、理由を抜きにした感情、衝動だった。

しかし、金曜の夜9時を回っていた。水泳でもして家に帰ろうとおもっていた。夕方ぐらいに帰れればバスで山梨まで行こうと思ったが、この時間にはバスも電車もなかった。俺は車を運転できないので、車という選択肢もない。でも、いきたいという気持だけはある。そこで、UTMFの応援に今からいきたいけれど、どうにかならないか?とつぶやいてみたら、偶然にも夜23時に東京を車で出て、西富士中学(エイド)までいくと言う心折れ部仲間ケイティが!家に帰る途中の電車で急遽便乗させてもらうことを決めて、ダッシュで準備をして、家を出た。

こういう衝動に任せて、想定していないような急展開が嫌いじゃない。というか、大好きだ。これだと思ったら、意思決定は早いので、即決して便乗させてもらった。仲間がやってくるエイドに先回り。

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真夜中の高速を抜け、西富士中へ。昨年もエイドだった場所。去年は走ってこの中学まで到着したと思うと、車で着たことが変な気持になる。到着すると、世界の増田さんが出て行くところだった。アキレス腱を痛めたようで、辛そうな走りだった。そして、エイドには岡野さん、エディさん、女王、ミックスさんなどなど続々と仲間が入ってきた。

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サポート組もIBUKIやパーク組などもおり、楽しい時間を過ごした。サポートといっても、特に何もできなかった。ただ、自分が走っている時もそうだけれど、何かものをもらうよりも、仲間の顔を見れることが何よりもパワーになる。大きな声で声をかけた。

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夜中の3時頃にこどもの国へ。ここも去年と同じエイド。到着とともに朝がやってきて、朝焼けが美しかった。去年のレースでも、朝をここで迎えた。ここでも、チャンプから始まり女王まで見送った。快調な仲間もいれば、胃がやられていたり、足に痛みがたったり、それぞれだった。でも、みんなこの状況が好きなんだろうなと感じた。
おれは青いダウンを着ていたので、ヒゲを書いて鼻を赤くしてドラえもんにw 選手のウケは良くなかったが、疲れたサポート隊のウケはよかったので、良しとしようw

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さらに、昼前に山中湖きららへ。ひとみさんや博子さんなど女子の優勝候補が出て行くところだった。ここでも、ブルーシートを敷き、テーブル、椅子を準備して、食べ物や飲み物を並べる。さらに、受け渡しの荷物も。チャンプ、増田さん、ジョリーさん、岡野さん、ミックスさんなどが続々とやってきた。ここは富士山が真ん前で、とても美しい場所。そして、天気も良く芝生で仮眠をとった。

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仲間を送り出し、きららからすぐ近くの平野バス停から高速バスで新宿へ。爆睡していたら、いつの間にか到着。こうして今年のUTMFは終った。仲間が本当に精一杯の力で勝負しているところをみると、いいなと思う。心の底から応援したくなる。別に速い遅いなんてどうでもいい。今、それぞれがおかれている状況で、最大限の頭と体と精神を使って、なんとかして乗り越えていく。その姿がかっこいい。社会のしがらみとか、そんな無理矢理作り出された概念なんて取っ払って、本当にみんな生きてるって感じが伝わってきた。これだよな100マイルってのは。本当に現代の修行。

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そんな時間を過ごして、やっぱり俺はサポート側よりも、走る側の方が好きなんだと分かった。来年はUTMF100マイルを再び走りたい。強くそう願う。