日別アーカイブ: 2013/2/21 木曜日

いつも忙しい人、いつも余裕のある人。

人間とか人類という単位では興味があるけれど、あまり他人に興味が沸かない。もちろん、この人はすごいとか、面白いとか、気が合うとかはあるけれど、それ以外の人に関しては全く興味が沸かない。でも、最近はいろいろと個人という単位で、いろいろと観察するようになっている。

すると、こんな風に人々が別れて見えた。

いつも忙しい人、いつも余裕のある人。
いつもトラブルに巻き込まれる人、いつも物事がうまく進む人。
いつも楽しそうな人、いつもつまらなさそうな人。

なんだか、正のスパイラルの中で生きている人と負のスパイラルの中で生きている人がいる。どちらの人たちも、自分の人生をより良く生きたいと願っているのは共通だろう。さらに、そのために意識的に考えたり、努力したり、働きかけたりしているのも同じだろう。でも、最終的な結果が残念ながら違う。

で、忙しい人はいつも忙しい。今、短期的に忙しい人もいるけれど、大半の人はいつも忙しいと言っている。余裕のある人はいつも余裕があると言っている。

これは何による違いかと言う風に見ていると、「行動パターン」と「思考パターン」が最も大きな要素ではないかと思えてきた。

行動パターンとは枠組みのようなもので、ある物事に対して自分がどのように対応するかだ。

例えば、決まりきったタスクなのに、フォーマット化していなくて無駄な作業になっている。一番最初に仕組みを整えれば後から時間が永遠に削減されるのに、その最初の手間を惜しんで無駄なパワーをかけているとか。基本的にルーチンワークは出来るだけ頭も使わず、手も使わないようにして、考える必要のあることだけに集中すべきだろう。頭では分かっていても、実際の日常となると、出来ていない人が多い。

忘れ物を良くする人、時間に遅れる人、物をなくす人もこれに該当する。毎日持って出歩く物であれば、常に置く場所を決めて、毎日そこから持っていけば良いだけだ。

それ以外でも、適期的にやらないと行けない作業とかでめんどくさい物は、めんどくさいなと心で思わないように、やる時間を毎週○曜日○時とか固定で決める。そして、感情も持たずにさっさと済ませる。そうして、自分の行動習慣をつけて、頭を使わなくて良くする。

さらに、単発だけれど1ヶ月後にやらないといけないタスクとかは、それを忘れないように記憶しておく手段を決める。例えば、手帳を使っている人なら該当する先の日にすぐに書き込む、オンラインのスケジューラーを毎日使っている人はそこに書き込む。など日常的に使う物に書き込んでおいて、頭から抜けても絶対に漏れないようにしておく。

当たり前なんだけれど、自分の頭に記憶しておくとか、忘れそうだから心配といった風に思うと、どこかで脳が使われている。すると無駄に脳のパワーを使ってしまう。そんなことに使うと、大事なことに使う容量が減ってしまう。そのためにも、脳から抜けても大丈夫のように、習慣化したり、忘れても絶対漏れないような仕組みや行動パターンを決めておく。

もうひとつの思考パターンは、物事の捉え方だ。

例えば、
悩まなくてもいいことを悩む。 (すぐにあたふたして、混乱して、解決策を見いだせない。)
自分でコントロールできないことで悩む。
嫌なことを後回しにして、塩漬けにする。
物事を判断する自分なりの判断軸がない。
本当に重要な物を見極めず、優先順位をつけて取り組めない。

基本的にたいしたことでもないのに、悩んでいる人が多いと思う。大変な問題なんて滅多にない。基本的には人間が死ななければ大丈夫だ。それ以外の問題はたいしたことない。その心構えでいれば、まず悩まなくて済む。問題だっ!とあたふたすれば混乱して解決できる問題も解決できなくなる。悩まないと冷静に物事を判断して、解決に導きやすい。

さらに、コントロール可能なことにたいしてだけ取り組むべきであって、自分がコントロールできないことをどうにかしようと努力してみたり、コントロールできないことに対して悩むといったことはやめた方がいい。

嫌なことや苦手なことを後回しにする人がいる。自分がやらなくてよいように済ませれるのであれば、それでもいいかもしれない。けれど、絶対にやる必要のある物ならば、さっさと済ませるのがいい。残しておくと、あれをやらないといけない。。。と脳の片隅に常にあって、他のタスクの妨げになる。そんなことに脳の一部を使われていると、大切なことに脳を100%使うことが出来ない。さっさと嫌なことを片付けてしまえば、気分もスッキリしてメリットしかない。

自分の判断軸がない人も意思決定に時間がかかり答えがでない。別に何でもいいが、何を元にジャッジするかがないと、毎回判断の結果が変わって信頼されないし、問題の原因にもなる。軸なんて、より儲かるでも、より簡単とか、よりかっこいいとか、客観的なことでも主観的なことでもいいと思う。

最後に、これも問題、あれも問題といって、いろいろなことに手を出すと忙しくなってしまう。重要な物、一番インパクトのでかい物を見極められず、思いついたことから片っ端に手を付けたり、ただ頑張っていろいろやればいいと思っているのも最悪だ。インパクトのあるもののみ改善を行って、そしてその結果を見た上で、次の打ち手を打つべきなのだ。

なんだか、この内容は安っぽいビジネス書みたいになってしまって、イマイチだなと思う。こんなものをアップするのも恥ずかしいが、いつも忙しい人といつも余裕のある人。これの違いはちょっとした行動パターンの違いとちょっとした物事の捉え方の違いなんだと思う。忙しい状態の渦中にいると、ちょっと引いた視点で見ることが出来なくなって、負のスパイラルに陥るが、そんな時でも第3者的な視点で見て、行動と思考パターンを修正できるような人でありたい。

送信者 パプアニューギニア2011