【Amazing Summer 2012】さよならシャモニー

前回の旅日記【Amazing Summer 2012】UTMBから一夜明けて、幻の1日

シャモニーの町は日常を取り戻した。僕がシャモニーに到着してから、UTMBが終るまで徐々に人々は増え、町は活気を帯びていった。そんな盛り上がっていくシャモニーしか見ていなかったからか、大会が終わった翌日の静けさが何か別の寂しい町に来てしまった感さえ覚えさせた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2
送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

この日も宿泊するが、特にやることはない。暇すぎる。そこで、山岳列車で簡単にいけるモンタンヴェールへ行くことにした。ここは、氷河で有名な場所で、観光地となっていた。赤い山岳列車に揺られて標高を上げていく。どんな場所に到着するのか、楽しみにしていたら、ほとんど氷河のない谷だけが存在していた。ロープウェーで谷底まで行けるはずだったが、強風でロープウェーは止まっていた。全く風が吹いている気配はなかったので、とても不思議な感じがした。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

メインレースが終わり、人々も去った日ということもあったのだろうか、何か気分も盛り上がらずシャモニーの町へと戻った。今さら、UTMBグッズを買おうかと思ってみたが、仮説の公式ショップは既に取り壊され、ノースフェイスの店にも商品はほとんどなかった。まあ、もともと買う気はなかったので、問題ない。パーカーが10ユーロ安くなっており、日常でも着れそうだったので買った。

町の中心地では、ウェイトレスがお盆の上にドリンクを入れたグラスを持って早く歩く大会みたいなのが行われていて、町の人は見学しながら楽しんでいた。この町に住む人々にとってUTMBもこのウェイトレスの大会も同じような物なのかもしれないと思った。UTMBのゴールゲートも取り壊し作業が行われていて、なにかボンヤリとした気持になった。今日でシャモニーともお別れ。また来ることがあるのか、もう来ないのかは分からないが、少しの寂しさがあった。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2
送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

夜は最後の晩餐と言うことで、ホテルのおばさんにお勧めのお店を聞いていった。 「LE CAP HORN」というボリュームもあって、安く、とても美味しいレストランだった。お腹が満たされ、早々にぐっすりと眠りについた。

送信者 モンブラン登山とUTMB2012ver2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です