日別アーカイブ: 2012/12/4 火曜日

「脳」と言う表現はどこか自身から突き放し、「自分」という表現は自身をあるがままに。

「脳」と言う表現はどこか客観的だ。他人事だ。

脳は自身そのものなんだけど、「脳」という表現を使うと自らの意思ではコントロールできないものという感じが伝わってくる。まあ、実際そういう物なのだが。脳と言う得体の知れないものを通して、全てを他責にしている感じが漂っている。だから、脳という表現を使って一般の会話がなされるときは、都合のいいとこだけを自分のこととして捉え、都合の悪いことはコントロールできないから仕方ないといった感じで済まされている気がする。

一方で、「自分」という表現はダメな部分や矛盾も含め全人格をあらわしているように感じる。その断絶しているかのような関係に離れられない自己が存在している。それが自分ということだ。

本来であれば「脳」とか「無意識」も自分自身であるのだ。まあ、自分は脳なんだけどね。「脳」ブーム。明るい未来が見えない社会だからこそ、自分が持ついいところだけを見たい、そんな気持ちもあって脳ブームなのかな。

送信者 鎌倉070212

最近はトレランのネタばっかりだったので、数年前に書きかけたものを最後まで書いてみた。