日別アーカイブ: 2012/11/27 火曜日

具体的な物を抽象化して、また別の具体化

1を聞いて10を知る。

人間が学ぶってのは「具体的な物を抽象化して、また別の具体化」の繰り返し。
これで、全てを教えてもらわなくても、いろいろなことが出来るようになる。

1つ知った時に、そのまま暗記するだけでは、応用できない。
具体的に学んだことを、抽象化してとらえるというか、概念を把握する。
そして、その裏で起こっている仕組みを想像する。

そして、次の具体的な出来事にあった時に、以前に習得した抽象化の概念を今回の具体的な事例に当てはめてみる。
それを繰り返す。

子どもの勉強や、仕事でもただ真似るということも重要だと思う。
体で覚えていくことは確実にある。
ただ、その過程を通して頭を使わずにただ丸暗記するのではなく、なぜだろう?背景の原理や理由は?とか考えて、暗記していくことが最も大切。

あとは、相手のことを考える。
相手の立場に立って、相手は何を知っていて、どんなことがしたくて、どんなことで喜ぶ人なのかを理解して、行動する。

慣れて来たことだと、頭を意識的に使わなくても自然と出来る。
そんな事が増えると、無意識でいろいろな事を処理しながら、それと同時に意識で新しいことを考えられる。
そうすると、短時間で複数のことを踏まえた上で答えを導きだせる。
頭がいいなって言われる人は、この無意識で処理できることがたくさんあるからだろう。

考えるだけじゃなくて、行動でも同じ。
すると、普通の人よりも多くのことを把握して、踏まえた上で答えを出せたり、行動できる。
それが当たり前になり無意識で出来るようになる。

だから、頭を常に使って考えて、感じて、行動して。
何歳になってもそうありたい。

送信者 トカラ