再びこの焚き火を囲んで~クリエイティブライティングキャンプ2012~

普通だったら諦めるだろう。俺も諦めていた。しかし、スケジュールをしっかり見ると、クリエイティブライティングキャンプは土日、ハセツネは日月。これは行けるかもしれない。早速乗り換え検索で調べると、始発を使えばハセツネに間に合うことが分かった。 From クリエイティブライティング

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6時50分新宿発のバスに乗り、恵那へ。3連休ということもあって、予定よりも1時間30分遅れて到着した。仲間3人とバスを降りると成瀬さんが車で迎えにきてくれた。新幹線組みや車組は既に到着して、ランチを食べ終えていた。成瀬さんのお姉さん夫婦がやっているパン屋さんのテラスでランチ。うまいんだなこれが。さらに、風を感じながら、食べるだけで幸せな気持になってくる。

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ゆっくりとコーヒーを飲んだら、成瀬さんが作った小屋の1年後の姿を見る。木はいい感じで色褪せていた。そして、木が縮んで隙間が出来たりもしていたが、かなりしっかりした作りで、どっしりと立っていた。玄関には夏にシャモニで買ったベルが取り付けられていて、雰囲気が出ていた。自分の手で作った小屋にシャモニで買ったベル。これだけで、なんだかワクワクしてくる。

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パン屋さんの前の原っぱにテントを張り、ブルーシートを敷く、焚き火のために木々を集める。焚き火は昨年の石がまだ残っていたので、それをベースにしてさらにかこった。さて、みんなで買い出しだ。スーパーに行って10人以上でワイワイガヤガヤと盛り上がりながら買い物。みんな、それぞれが好きな物を買っていて面白い。戻ると、BBQの下ごしらえで野菜を切ったり、肉は地元の肉屋さんから。

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原っぱには大きなスクリーンを設置してプロジェクターも。野外映画館の完成。夜に映画上映をする予定なのだ!さらに、新井さんが焚き火の火をおこす。昨年は星野道夫さん直伝の方法で、今年はパタゴニアのイボンシュイナード直伝の方法。イボン式は長い木を折らずにどんどん焚き火に突っ込み、燃え尽きたら焚き火の中に木をどんどん入れて行くという方式。長い丸木のまま燃やす。折る手間もなくて効率的だし、火も長い間持つと言う。そんな焚き火に、水で濡らした新聞紙でくるんだサツマイモをアルミ箔でさらにつつみ、焼き芋。カボチャもジャガイモも。ぱちぱちと焚き火の音が心地よい。

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生ビールも準備され、肉が焼けた所で乾杯!この時間は本当に幸せな時間に包まれる。生ビール最高!肉うますぎ。地元の方もたくさん集まってきて、盛り上がる。肉はうまいし、野菜もうまい。明日の始発でハセツネ行ける気がしない!そして、じっくり煮込んだスープがうまいのだ。満腹になったら、芝生にごろり。ナンガバルパットの映画が流れている。ああ、極楽だ。

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お腹が落ち着いたら、お酒を飲みながらみんなと近況報告。山の話し、本の話し、映画の話し、仕事の話しいろいろと。新井さんとたき火を囲みながら、焼き芋、焼きかぼちゃ、焼きじゃがいも。火はずっと見ててもあきない。さつまいもうますぎ。こんなところで、野外映画上映そして見上げれば星空が出ていたら、どんな幸せなんだろう。

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すると、ケーキが。休刊していたcoyoteが復刊!ということで、お祝いのケーキ。このケーキが凝っていて、coyoteが描かれている大作。この時代に休刊と言ったら廃刊と同じ、でも新井さんは思いとビジネスを何とか成り立たせて復刊にこぎ着けた。これは本当にかっこいい。おいしくケーキも頂く。ああ、満足。

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パラパラ。残念なことに雨が降り始めた。屋根の下のテラスへ移動して、詩の朗読が始まった。近況報告をしてから自分が好きな詩を読む。俺は池澤夏樹さんの「きみが住む星」を朗読した。おれは冒頭の部分と、勇気という話しを。近況はやはりモンブランに行ったこと。雨音を聞きながら、みんなの詩の朗読を聞き入った。朗読に耳をかたむける幸せを知ったのは、クリエイティブライティングのみんなと出会ってから。この時間はなんとも豊かなゆったりとした流れなんだろう。

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新井さんは近況で、coyoteの復刊について話された。とても強い思い、意思を感じた。本当にかっこいい方だ。coyote 復刊にあたって、新井さんの話しで、沢木耕太郎さんのエピソードを。完成された人を取り上げ続けていては、雑誌はすぐに終わるよと、沢木耕太郎さんに言われたと。チャレンジだけど今を生きる若者を取り上げないとと。この話しはグサッときた。

そして、恵那の地に小屋を作った成瀬さんは夏にヨーロッパアルプスに行き、山登りとクライミング、絵を描いて、日本の山をもっと登りたいと思ったと。同じく俺もヨーロッパアルプスへ行き感じたことと重なり成瀬さんの話に共感した。日本の山は本当に魅力的だなと思ったし、いろいろな山を歩いたり走りたいと強く思った。

夜もどっぷりとふけた所で、大地さんのやさしい歌声につつまれる。昨年も中島みゆきさんの糸に聞き惚れた。彼の歌声はとてもやさしく暖かい。そして、どこか物悲しさもある歌声。どんなプロの歌手よりも引き込まれる声なのだ。今夜もギターと伴に吉田拓郎、中島みゆきの糸、ハナレグミ家族の風景、星野源を歌ってくれた。どの歌もとても魅力的で、この時間が永遠に続いてくれればと感じていた。

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野外上映の映画を楽しみたかったが雨なので、シアタールームで映画上映スタート。野外上映の楽しみは来年のキャンプまでとっておくことに。朝四時までの映画だったが、寝袋に入って見始めたので、みんなすぐに寝たw。

この幸せな時間の余韻を少しでも長く味わいと、成瀬さんのお姉さん夫婦のパン屋さんで、朝ご飯のパンを買った。俺は4時30分に起きて、成瀬さんに恵那駅まで送ってもらって、みんなより一足先にキャンプを終えた。来年もこの地に戻って、みんなと幸せな時間を過ごしたいと強く思う。まずは、年末恒例のForget me notで皆と再会するのがとても楽しみだ。

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