月別アーカイブ: 2012年2月

かぜがおうちをみつけるまで

ボブ・サムという人物を知ったのはもう、7、8年ほど前だろう。
星野道夫さんの本に出て来たのがきっかけだ。
星野さんが亡くなる直前に、おそらく彼が一番魅了されていた人物であろう。
本を読む限りでは、どこか不思議な空気をまとった神話的な人物だった。

今までにもボブ・サムが日本に何度も来ており、ストーリーテリングを聞きに行く機会はあったのだが、なぜか一度も足を運んだことがなかった。
何か明確な理由があった訳ではないけれど、今回は他の予定を調整してでも足を運ぼうと思ったのだ。
場所は表参道のrainyday books cafe.
3、4年前に半年間クリエイティブライティングに通い、今はforget me notで1年に一度仲間が集う大切な場所。

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From ALASKA 2009

クリンギット族であるボブ・サムが先祖から受け継ぎアレンジして創った物語を谷川俊太郎さんが訳し、下田昌克さんが絵を添えた。
そんな本が「かぜがおうちをみつけるまで」だ。
この物語を鶴田真由さんが朗読した。
その後、ボブが同じ物語を彼のスタイルで朗読した。
朗読と言うよりも、ストリーテリングと言った方がしっくりくる。
彼の間合いで、彼の動きで、彼の思いを表現していた。

そして、通訳と司会進行を行った写真家の赤阪友昭さんのアラスカの写真のスライドショーも行われた。

なんだか、自分がどこにいるのかを忘れてしまうような時間だった。
もしここが、アラスカの地だったら自然と涙がこぼれ落ちていたかもしれない。

そして、やっぱりアラスカという地が本当に好きだなと思った。
好きと言うよりも、自分にとって何か特別な意味をもつ場所だなと強く感じた。
今年の年末か来年にはまたアラスカに行こうと

From ALASKA 2009

UTMB対策講座 メモ

今年の一大イベントUTMB。
なんとかして完走したいと思っている。

トレラン界きってのギア通であり、UTMBも完走されている岩佐さんに色々と教えて頂いた。
アレンジしてくれたエディさん、ありがとうございました。

UTMB対策講座 メモ

◆ウェア
・モンテインのレインウェア
・OMM(オリジナルマウンテンマラソン)カムレイカレースパンツ
・普通の手袋+防水でゴアテックスのパックライトのものがよい
・ファイントラックのエバーブレスフォトンはいいかも
・靴下はドライマックス

◆ギア
・キリアンザック12リットル(量産型の14リットルが安くていいかも、Salomon XA Skin Pro 14+3 Backpackはwiggleでハイドレ付き、送料込みで1万2千円 )
・ヘッドライトはPETZL(ペツル)ミオ RXP
・ブラックダイヤモンドZポール(胸につけるとは知りやすい)
・ヘッドライトの電池は一晩で二組(全部で4組必要)
・耳につける目覚まし時計(大規模エイドで寝た時に他人を起こさずに起きれる)

◆食料
・エイドにはクッキー、チョコ、フルーツ、スープ、パンなど
・ドリンクは水、コーク、スポーツドリンク・
・水は常に1リットル以上持つ

◆UTMBのコースやルールに関するノウハウ
・クールマイヨールのデポのポイントでもザックの交換はNG
・できるだけ前半はゆっくり
・できるだけ下り坂はゆっくり(足のダメージを最小限に。筋肉を破壊しない)
・クールマイヨールに下る1200メートルの下りは走ったらダメ。足が終わる
・クールマイヨールとシャンペにはベッドがある
・最長でもエイド間の距離は15キロ

◆その他ノウハウ
・足の指などにワセリンを塗る(マメができないように)
・UTMBはいつも雨が降ったり天気が悪い
・最低気温もかなり低い
・濡れる前提でのウェア選びが重要
・シューズはゴアテックスやアウトドライよりも、普通の水はけが良いもの
・走りきって完走よりも、早歩きをし続けて完走
・やはりメガネは水滴がつくと視界がかなり悪くなる
・デポのポイントにはシューズ、ウェア、食料、ヘッドライト、テーピング、ストックなど一式を置いておく

From sports

三浦半島縦断トレイル、まさかの失格事件

昨年も参加した三浦半島トレイル。
東京から近くて日帰り可能、かつそこそこの距離があるので調整には便利な大会だ。

今回は心折れ部から大量参戦で15人ぐらい?
その他にもトレラン仲間がたくさんいて、楽しい大会になった。

From sports

が、結果は初めての失格。。。
チェックポイントが12カ所もあるのだが、そのうちの11番目を飛ばしたか機械がうまく計測しなかったと思われる。
うーん、残念だが、まあしかたない。

もし、失格になっていなかったら、5時間28分で75位ぐらいの結果だった。
去年は5時間35分46秒だったから、だいたい同じ。
同じレベルには調整できていると言うことだと思うが、今年はUTMFとUTMBが待っているので、それに向けて調整しよう。

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朝は4時30分に起きた。
前日は12時前まで飲んで帰って、準備。
睡眠時間は3時間だったが、無事に起きれた。

コンビニで食料を買い、駅へ。
まだ真っ暗だ。
5時2分の電車で阿佐ヶ谷を出る。
品川まで出てから、京急に乗り換える。
と、ヒデキチさんに遭遇。
一緒に爆睡しながら三浦海岸駅へ。

ふと目を覚ますと太陽が昇って来た。
7時ぐらいに三浦海岸駅につくと、多くの心折れ部メンバーが同じ電車だった。
寒さに驚きつつも受付会場のホテルへ。
心折れ部で記念撮影。

From sports

着替えたり準備をして、スタート地点の海岸へ。
すると、インドで出会い、初めてのハセツネを一緒に走った友達がきていた。
STY(UTMFと同時開催の90kmレース)に参加するための調整だ。

1分ごとのウェーブスタート。
スタート後2キロぐらいは海岸沿い。
砂浜を走るのはなかなか難しい。
砂漠ってもっと大変なんだろうな。

From sports

その後、住宅街を抜けトレイルへ。
アップダウンが少ないが一部マッドかつスリッピーなトレイルがあった。
体重が増えているので、体が重かった。

樹林帯のなかなので眺めは良くないが一部で富士山が見えた。
まあ、なによりも晴天で走っていて気持よかった。
朝はすっごく冷えたけど、10時ぐらいには温かくなっていた。

From sports

住宅街に出たり、トレイルに戻ったりを繰り返しながら走る。
相変わらず道標が少なく、コースが分からない。
まあ、迷ってもすぐに住宅街なので困らないので地図も持っていない。

From sports

コースが分からなければ、立ち止ってコースを知っている人が来るまで待つ。
去年と同様のスタイルをとった。

後半はさらに自分の登りの筋力の衰えを感じながらも、ゴール。
5時間28分!
と、思って荷物置き場に行ったら、失格となっていた。
残念だったが、まあ、勝負レースでもないので悔しさはなかった。

From sports

これがUTMFやUTMBだったら悔やんでも悔やみきれないのだけれど。
その後、続々とゴールする友達を待って、おふろの王様という港南台のスーパー銭湯に。

風呂から上がって、みんなで飯を食って解散。
とても楽しい時間だった。

通過タイム
http://www.npo-outdoor.com/trailrun/miura/miura_no02/seiseki/Lap/lap_u7537u5b50_20u4ee3.htm

三浦半島トレイル2011

三浦半島を縦に貫く5時間35分46秒

スマホ手袋が欲しくてスマホを買う

ジョージアと言う缶コーヒーがある。
普段は缶コーヒーなんて飲まないが、周りで流行っている。
スマホ手袋が当たるキャンペーンがやっているからだ。
ジョージアを1本飲むと1回応募でき、その場で当選結果が分かる。
毎日毎日応募しているので、俺も何回かチャレンジしたが当たるはずもなく。
遊びとして面白くなり、スマホ手袋が欲しくなった。
しかしスマホをもっていないので、スマホを買うことに。
という逆転現象は嘘ですが、PHSでは不便なのと仕事的にもあったほうが良いので購入した。

条件

・防水
・電波はそこそこ良好(ドコモかau)
・テザリングが出来る(外出先でもいろんなデバイスをネットにつなげれる。GoProとeyefiで写真のアップなど)
・Wimaxが使える(テザリングとあわせれば、家の光を解約できコスト削減)
・赤外線が使える(ウィルコムのPHSから通常の携帯にデータを移すのがとても不便。唯一便利な方法が赤外線)
・発熱したりとか、操作性が悪いなどの問題がない(使っていてストレスになるのは嫌だ)
・充電が長持ちする
・当たり前だが海外でも使える
・その他、ワンセグやお財布ケータイが使えてもなお良し

以上の条件を満たしたのはauの京セラから出ている「DIGNO ISW11K」のみだった。
ネットで調べた評判もそこそこだったし、購入することに。
一括で購入しても24ヶ月分割でも同じ値段(5万円ちょい)だったが、一括だとヨドバシカメラのポイントが10%つくので、一括で購入。
ついたポイントでmicroSDとケースを買って、スマホライフスタート。

ちょっと使った感じはなかなか良さそう。
本を読む時間を取られすぎないように、遊びます。

そうそう、家でWimaxとテザリングで使えれば、フレッツひかりを解約できてその分のコストも浮くから、スマホを持っても無駄な固定費の出費にはならない。
ラッキーだ。

あ、電話番号が変わりました。
近々ご連絡いたします。

携帯には人間が最も求めていたことがつまっている

携帯電話の普及には驚くばかりである。
最近の日本は携帯と言うか、スマホだけれど。

世界中どこにいっても携帯を持っている。
マクドナルドが世界中ある。とは言っても実はない国もある。
コカコーラだって。パソコンだって、限られている。
テレビだってないところもある。
個人の家に電気がきていなくても、携帯はある。

携帯はすごい勢いで全ての人に普及した。
アフリカの少数民族の中でも携帯電話は普及している。
パプアニューギニアの山の中にある小さな集落でも持っていた。

有史以来現在までの中で最も早く世界中に広がったサービスではなかろうか。

理由

設備投資が少なくてすむ。(電柱建てて電線を張り巡らさなくてよい)
小さくて持ち運び可能。(ワイヤレスで通信可能。線とかない。)
操作が簡単。(誰でも操作が出来るような簡単なインターフェイス。インプットに複雑性がない)
誰とでもコミュニケーションができる。(メール、通話、ウェブ)

数年前にイランで道を聞いたら、携帯のGPSで位置を確認して、道を教えてくれた。
そしてイランで会う人にはいつも、お前のモバイルを見せてくれといわれた。
去年の夏のパプアニューギニアでも、旅の途中で携帯を持っていないことに不思議がられた。

一方で、パソコンのメールやチャット、家の電話、手紙、FAX、自分のサイトなど、相手とコミュニケーションするメディアがたくさんある国の方が、携帯の普及スピードは遅かったんじゃないかと思う。そういったメディアがたくさんある国でも、他に通信するメディアが少ない若い層の方が携帯依存度が高いのはその理由だろう。

だらだら書いてみたが、携帯には人間が求めている欲求の根源的なところを満たすツールなんだと思う。

From パプアニューギニア2011

そう、昔ならすぐにスマホを買っていた人間だが、そういった物にすぐに飛びつかない性格になった。
そして、未だにPHSを使っている人間だ。
電波が通じすぎない方が、旅の途中に気楽だとか、電車の中でスマホを触ると唯一の読書時間がなくなる。
とかとか、理由はあるものの、最近スマホが欲しくなっている。

PHSのナンバーポータビリティまで待つか?
でも、今年のモンブランであるUTMB参戦の時にはスマホを持って行きたいので、それまでに買うことになるだろう。

防水で、テザリングができて、山でも電波が良くて、安い。
条件はこれぐらいかな。

スマホを買うかどうかで、これほど長いエントリーを書くのもどうかと思うが、まあ、スマホを買うことを忘れないメモということで。