月別アーカイブ: 2011年7月

山深い山の豊かさ ~ 白山清掃登山 in 石徹白 ~

こんなに心安らぐ日も滅多にない。
勝負と決めていた富士登山競争を金曜日に無事完走し、東京の家に一旦戻り、そのまま岐阜へ。

送信者

土曜は朝イチで父と畑で野菜の収穫。
その後、東京では車に乗らないので久しぶりに運転の練習。
やはりバックが苦手だ。たまに練習して慣れないといけない。
昼は家族で飯を食う。外食では食わないそうめん。これがうまい。

送信者 岐阜

そして、清流の長良川を見ながら家族で涼しげな阿弥陀ヶ滝へ。
アクセスが良いのにとても迫力のある滝で、いつきても楽しめる。
そのまま、石徹白へ送ってもらう。

送信者 岐阜
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石徹白では友達が改築中の築120年の家を見せてもらう。
馬小屋だった場所や漬物置き場、物置から昔の農業用道具や家財道具がたくさん出てきていた。
何に使ったのか分からないものもあって、どのように使われたかを考えるだけで楽しい。
ほこりを被っていたが、とてもかっこいいランプがあってこれが使えるようになったらと思うとワクワクする。

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板を洗うのを手伝ったり、セミと遊んだり。
あっという間に、夜に。
いとしろ旅館さんで地元の食材を使ったうまい料理。
夏向きのメニューでとてもサッパリしておいしい。
富士登山競走も終えてお酒も解禁ということで、友達と久しぶりビールを少々。
夜はホタルを見に。
あまり飛ばない蛍だったが、田んぼや農業用水路などで光っていた。
洋服にとまったりと、親しげなホタルたちだった。

送信者 岐阜
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9時にはお風呂に入って早々におやすみなさい。

送信者 岐阜

翌朝は5時ぐらいに早起きして、田んぼの畦道を散歩。
生命力あふれた緑の稲に、水滴が付き輝いていた。
とても静かな集落の朝は、空気が澄み鳥のさえずりが聞こえた。
ジンッとするぐらい冷たい川の水で顔を洗い、足を水につけた。

送信者 岐阜
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6時に朝御飯。
宿の奥さんがおにぎりとお茶を持たせてくれた。
出発の準備をして6時半に白山中居神社へ。
今日は年に一度の白山清掃登山の日。
石徹白大杉から銚子ケ峰までの山登り&オオバコの除去だ。

送信者 岐阜
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みんなでバスで登山口まで行き、
かれこれ石徹白には6,7回は来ているが、石徹白大杉へ行くのははじめてだ。
石徹白のシンボルみたいな木だからとっても楽しみ。

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登山口に到着して、419段続くと言う石段を上って行く。
すると、すぐに拓けた場所に出た。
目の前に石徹白大杉が鎮座していた。

立派だ。
樹齢1800年
樹高25m
幹回り13m

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こうした大きな木を前にすると、いつも悟りをひらいた仏さまや神さまに見えてくる。
あまりにも長い年月を同じ場所で生きてきたその姿を想像すると、同じように修行し悟りをひらいた僧侶をイメージするのかもしれない。

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ウルシは被れることは知っていたが、実に触れただけでかぶれることもあるとか。
あまり意識して来なかったけれど、これからは注意しよう。

送信者 岐阜

地元の方やレンジャー、石徹白の山を良く登って写真を撮っている方などと一緒だ。
知らないことや、気になったことをたくさん質問しながらゆっくりと登った。
白山信仰の重要な場所であったため、修験道が1000年以上前から山を走っていたこと。
その走ったいくつもあるルートの話し。

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キノコや花の名前、虫のこと。
例えば、ブナの実は5,6年に1度しか実をつけないそうだ。
今年はたくさん実をつけているそう。
熊が集落にあまり降りて来ないかもとのこと。
ブナのみを食べてみたけど、ヒマワリの種みたいな感じだった。

送信者 岐阜
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普段ひとりで登っていると、こういうことが分からない。
本を読んだり図鑑で見ても、ぼんやりした理解で終わる。
けれど、その物を前にして、直接教えてもらうとしっかり理解できる。
山の知恵なんかは、書物に記録だけは残せれても、実際に使える知恵としては人から人へじゃないと難しい。

送信者 岐阜

すると、3キロ地点である神鳩避難小屋に。
ココでは外来種のオオバコの除去。
スーパーの袋いっぱいオオバコを取った。
少し下った所に、水場があったので、水を汲みに。
やはり、冷たくてうまい水だ。たまらない。

送信者 岐阜
送信者 岐阜

銚子ケ峰までは残り2キロ。
しばらく歩くと笹原に出た。
石徹白は集落の辺りでも山深い。
ここはそれよりも奥だから、見渡す限り山、山、山。
本当に山深い。

送信者 岐阜

東北の飯豊山に行った時にとっても山深いな~と思ったけど、それに近いものを感じた。
連なる山々をみていると、深呼吸したくなる。
ああ、気持いい。

送信者 岐阜

母卸石をすぎる。
母卸石の由来は、女人禁制だったころ白山神が怒って、やむをえず泰澄大師が石を割って母をかくまったことから来ていると言う。道中におたけり坂や雨宿り石というのもあるが、これも一連の話しにまつわるネーミングだと言う。やはり、ここは昔から続く山道なんだなと実感した。

送信者 岐阜

そして、銚子ケ峰に到着。
頂上でのんびりおにぎりを食べる。
やっぱり、頂上でたべるおにぎりはうまい。
山と青空とおにぎり。
最高の組み合わせだ。
今日はコンビニおにぎりじゃないから、よりうまく感じる。
それから、ちょっと昼寝。
ああ、このまま泊まりたくなるほどの心地よさ。

送信者 岐阜

とは行っても帰らないと行けないので、下山開始。
下りは行きよりも、回りを見渡せる。
行きと同じ道なのに、下りの方がたくさんの花が目に入る。
ピンク、黄色、白。色とりどりの花が美しい。

送信者 岐阜
送信者 岐阜
送信者 岐阜

下りはサクサクっと降りて、白山清掃登山終了!
友達の家によって、俺は川の冷たい水で水浴びしてさっぱり。
やっぱりシャワーよりも、綺麗な水があればそっちのほうがいい。

送信者 岐阜

岐阜に戻る予定と言うので、家まで送って頂いた。
帰りの車では、友達がやっているマイクロ水力発電の話しを聞けてとても参考になった。
自分の考えていることも話し、今後につながる感じがして、とても有意義な時間だった。

楽しく、安らぐ、岐阜での週末。

食中毒で気づく検便の進化とtwitterへの感謝

先日、食中毒について書いた。
食中毒になった友達と同じモノを食べたので、保健所の検査が俺にも。

内容としては3つ。

・健康状態とか年齢、体調などのヒアリング
・食事調査(友達が食中毒になる前の1週間何を食べたか)
・検便

そんな感じ。
検便ってこんなに進化しているんだとビックリした。
検便って小学生の時にやって依頼だと思う。
最近は健康診断でも検尿だけで済ませてしまっていることが多くて、検便の機会はなくなっていた。
検便をしなくても、同様の情報を得る検査が出来るようになっているんだと勝手に認識していた。

しかし、検便でないと分からないことはあるようだ。
まあ、食中毒などの胃腸にあるウィルスに関しては当たり前か。

で、検便の何が進化しているか。
そもそも、小学生の頃はフィルムケースみたいな物だけを渡されるだけだった。
しかし、今の検便キットは違う。

まずは、「ナガセ~ル」。

・「ナガセ~ル」シート
 洋式便器でも簡単に検便できるように、水にこのシートを浮かせてその上に普通に大便をする。その後、シートの上に乗った便を採取。シートは1分ほど経つと水が染みてそのままながせると言う。

・検便容器
 ふたにサジがついていて、それで取るのだ。サジを容器に入れるすなわちキャップを締めること。このキットがあれば、他に準備する物は何もない。便利。

どんなことでも知らないことは面白いと思って、試してみたくなる性格にはいい。
こうなってるんだと知って、楽しめる。ビジネスのネタはこんな所にもあるんだなとも思う。

あと、twitterのおかげで、食べた記録が残っていた。よかった。
もう3週間前に何を食べたかなんて、覚えていない。
そんな時に役立ったのが、

Picasaの写真(自分が撮影した写真)
twilog(twitterのログを日ごとにまとめたもの)
メモレーン(写真、twitter、ブログなど全てがまとめられている)
・グーグルカレンダー(プライベートな自分の予定は全てここで管理)

これらを頼りに思い出して記録した。
何を食べたか書き残してなくても、その日に何をやったかを書いてある。
それをフックに記憶を辿って行く。
そうじゃなかったら忘れてる。
何気ない日常を記録しておくって、役に立つこともあるし、ふと読み返すと面白かったりするな~。

さて、次はいかなる結果がでるかが楽しみです。

送信者 トカラ

*こんなエントリーをしていたのを思い出した。
くう・ねる・のぐそ
人間が作り出す最高のものは「のぐそ」だという信念

送信者 トカラ

自らの身体について分かりはじめた

運動を初めて数年。
自分の身体能力がだんだんと分かって来た。

自分の脳で思っている自分の身体能力と、
実際の身体能力が非常に近くなって来た。
過信することもなく、過小評価することもない。
まあ、宝くじが当たるようなサプライズの結果を残すことはなくなってしまったかもしれないが、
自分自身の能力を冷静に見れるようになったのは、歓迎すべきことであると思う。

概念は同じだが、年をとったら自分の身体能力を過信するのと逆だ。
若い頃の自分の身体能力を覚えているけれど、
年をとって体を動かしていないから、
身体能力が衰えても若い頃と同じと思っているパターン。

だからレースの目標を決める時に、
だいたいその目標をクリアできるかできないかギリギリに設定できるようになったと思う。

先日の勝田マラソンでも、
3時間30分と言う目標を設定して3時間29分。
余裕で達成できる目標だったんじゃないのか?
と思われるかもしれないが、
自分の中ではかなりシビアな目標だったと思う。

忍野トレイルでも、5時間として、4時間48分。

野尻湖トライアスロンでも3時間45分として、3時間40分弱。

富士登山競争でも4時間目安にして4時間4分。

持久系のスポーツをしているので、偶然いい結果がでることはまずない。
地味なトレーニングや日々の結果がそのまま反映される。

この誤差がなくなるのは個人的に大きな意味があると思う。
野外で活動している時に、引き際が見極めれる様になるから。
自然の中での活動は何が起こるか分からない。
天候の変化、自分の体調の変化、怪我、道迷い、崖崩れなどの環境変化など。
ピンチになったり、判断を迫られた状況で、自分の体力や運動能力を踏まえて的確な意思決定ができる。
無茶をしないし、検討外れな判断も下さない。

一方で、自分の能力を分かりすぎてしまうと、無茶な目標はたてなくなる。
人間は目標を設定したところまではいけても、それ以上にはなかなか行けない。
そんな弊害も抱えつつ、いかなるピンチになっても冷静に対応できるような肉体と精神を求める旅は続く。

送信者 南米

食中毒にご注意

今までの人生で食中毒はテレビの中の出来事だった。
自分や家族、友達もなった話しを聞いたことがなかったから。

しかし、近所の友達が食中毒になったのだ。
それもかなりひどい状況で2週間経った今も完全復活できていない。

今回は他人事ではなかった。
7/14の夜、友達と水泳をした後に、ご飯を食べた。
初めて入った店で、ハンバーグ屋さん。

生でも食べられると言うので、1口だけ半生で食べた。
しかし、たいしてうまい訳でもなかったし、野沢温泉トレイル、富士登山競争とレースが続くのでその後は焼いて食べた。
一方で友達は何口か半生で食べた。

友達は翌日から体調が悪くなり、下痢、腹痛で救急車で運ばれるほど。
何も食べられずスポーツドリンクやジェルを飲むだけで、寝たきりが続いていた。
その結果5キロぐらいやせ細ったのだ。

びっくりした。
食中毒はこれほどまでに大変なことなのかと。

僕は大丈夫だったけれど、自分のことのように感じた。
保健所からアンケートと検便の依頼が来ていた。
原因がはっきりと分かることを願うのみ。

みなさんも、夏は食中毒に充分お気をつけ下さい。

送信者 ドロップ ボックス

食 Before After

新鮮な野菜はいい。
太陽たっぷり浴びた野菜はいい。
味のしない工場野菜とはうまさが違う。

肉も魚も好きだが、どれか1つを取るなら野菜が一番かもしれない。

週末は岐阜に帰った。
土曜の早朝から父と二人で畑に。

夏真っ盛りで、夏野菜がたっくさん収穫できた。
ゴーヤは食べきれないほど。
ししとう、ピーマン、ミニトマト、大葉、キュウリなど。
どれも農薬をつかってなく、大地と太陽の恵みで元気に育ったものばかり。

送信者

山登りしたり、走ったり、自転車こいだり、泳いだりするのとは違った労働。
体を動かして、食べ物をえる、そんな汗のかきかたっていいよなとつくづく思う。
まあ、今回は収穫だけ、すなわちゴールだけ味わってるのでセコイですが。

あまりにもゴーヤが多く、鮮やかな緑をしているので、畑でサッと洗って生でかじってみた。
採れたてのゴーヤの苦みはえぐみが少ない。
さわやかでみずみずしい苦みだった。

作業をしながら隣の畑のおばあちゃんに、父が富士登山競争の話しをしていた。
「何でも燃えるものがあればいいんやて。
それだけ出来たら何でも乗り越えられるねぇ。
滅多にできない経験してるね。」
と。ありがたい言葉。
自分は恵まれた環境に支えてもらって、楽しくいろいろなことをさせてもらっているなと実感した。

そんな会話が生まれる共同の畑はいいコミュニティだと思う。

・共通の話題がある
・個人の自由で個人のペースで作業できる
・偶然だが、ある程度の頻度で顔を会わせる

こんな条件が揃っている。
誰にも邪魔されず自分のペースでできるが、バラバラではなく農作業という共通の趣味(テーマ)がある。
そして、決められた会議などのように定期的ではないが、ある程度の頻度で顔を会わせる。

趣味と言う物はこれぐらいのレベルを保つのが一番良い。
トレランの「心折れ部」も水泳の「血液型が泳型」も同じだ。
トレランという共通の趣味がある。話題に事欠かない。
出たい大会が一緒であれば、一緒に大会に出かける。
そんな程度のゆるいつながりがいい。

話しがそれたが、たくさん取れた野菜を東京にもって来た。
ゴーヤ、ピーマン、きゅうり。
さて、自炊をしない俺だけど久しぶりに自炊をしようと思ったのだ。

まずはおつまみ。(ひとりじゃビールは飲まないけど)

◆ゴーヤとシーチキンの和え物 
・ゴーヤを塩ゆで
・水をくぐらせて、絞る
・シーチキンを入れて、塩こしょう

送信者

◆ゴーヤとシーチキンのパスタ
・パスタを茹でる
・シーチキンの油でゴーヤ、人参、ピーマンを炒める
・野菜が炒まったら、シーチキンをいれる
・塩こしょうで味を整える
・茹でたパスタとゴーヤなどを混ぜ合わせる

送信者

◆きゅうりは塩
・きゅうりに塩をかけてそのままかじった

◆焼きそば
・相変わらず具はゴーヤ、ピーマン、にんじんを炒める
・麺をほぐして追加。少しお湯を入れて炒める。
・焼きそばのソースを投入

送信者

以上。
本当はニンニクとかオリーブオイルとかバジルとかとかあると良いのだが、自炊しない人間なので最低限の調味料で作り上げる。
久しぶりに料理したけど、うまかった。