日別アーカイブ: 2011/2/5 土曜日

未知なる世界が目の前にあることに心躍っている。

日本一高くそして美しい富士山の周りをぐるっと1周するなんて、誰が思いついたのだろうか?
もちろん車ではなく、人間の2本の足だけで。
それも100マイル。
160キロ。
高低差8000メートル。
想像を絶する世界だが、なぜこんなにも高揚するのだろうか。

このレースの存在を知ったときから、絶対に絶対に出たいと思っていた。
様々な噂が流れ、エントリー条件が聞こえて来た時には参加できないかと思ったが、正式発表を聞いて安心した。
参加条件はクリアしており、あとは先着順のエントリー競争を着実に済ますのみ。

そして、そのエントリーが今日の10時だった。
パソコンの前に座り、携帯も駆使して、エントリーを行った。
アクセスが集中し待ち時間600秒、1300人待ちなどと出た時はドキッとした。
しかし、パソコンと携帯を使っている人も多いだろうし、何とかエントリーできるという予感はした。
待ち時間も終わり、エントリーしようと思ったらまた待ちの画面に戻った。
明らかにシステムの不具合で、こんなことが2回続いた時は、何でだよっ。ふざけるなと思った。
けれど、どうしようもないので、すぐに再度待つことにした。
3度目の正直で無事にエントリーできて、とってもうれしかった。
必要項目を入力するときは、手が振るえるようなドキドキがあった。

未知の世界。
全く経験したことのない領域。
いくら想像しても、想像を絶することが待ち受ける舞台。

でも、出来る限り想像し、必要なものを考え、体を調整して、その時を迎える。
一体何が起こるのだろう。
こんな状態に胸がざわつき、心が躍っている。

正直言って、大会と言う囲われた世界で遊ぶことが、自然の中に飛び込むことだとは思わない。
しかし、精神の弱い、自分に甘い僕はこういったレースでないと160キロも走り続けることが出来ない。
この距離と時間をなし得た時にしか分からない世界がある。
だから、この環境をありがたくお借りしたいと思う。

エントリーできたことは、何も完走したというわけでも、スタートラインに立ったすらでも何でもない。
でも、このエントリーできるかどうかと言う焦り、そしてエントリーできた時の興奮。
そんな風に感じられるものがあることがうれしいし、UTMFを実現してくださった関係者の方に心から感謝の気持でいっぱいだ。

エントリーができて、まっ白なキャンバスに下書きができた。一気に絵としての存在を持った。
次はスタートラインに立ち走りはじめたら、下書きの絵に着彩され現実そのものになるのだろう。

徹底した準備あるのみ。

送信者 ドロップ ボックス

◆大会参加の注意事項がアップされていたので転載
【レギュレーション(参加にあたっての注意事項)】

◆装備必携品
・ 携帯電話(大会事務局の電話番号を登録し、番号否通知にせず十分に充電すること)
・ 個人用のカップもしくはタンブラー(150cc以上)、ビンは不可。
・ 最低1リットルの水
・ ライト2個(動作確認済)、および予備電池
・ サバイバルブランケット
・ ホイッスル
・ 粘着テープ(包帯、ストラップになるもの。80センチ×3センチ以上)
・ 携帯食料
・ レインウェア(山岳の悪天候に対応できるもの)
・ ランニングパンツ又はレギンズ(膝丈より長いもの)
・ 帽子又はバンダナ
・ 熊鈴
・ 保険証又はそのコピー

◆強く勧める携帯品
・ 手袋、帽子、防寒着は悪天候の予報があるときには不可欠
・ 最低減の現金(予期できない状況のときのために)

◆勧められる携帯品
・ 着替え、地図、コンパス、ナイフ、日焼け止め、ワセリン、針と糸。

登山道へのインパクトを軽減する為、ストックには必ずキャップを装着し、使用禁止区間で使用してはならない。
レース登録していない人の併走やエイドステーションなど規定されている場所以外の立ち入りは禁止されている。(ペーサーは不可とする)

憧れなんだよ

噂の伝染 噂に翻弄された3ヶ月

UTMF


http://www.ultratrailmf.com/movie.html