日別アーカイブ: 2010/8/3 火曜日

水と一緒に泳ぎたい。

イルカやクジラと泳ぎたい。
でも、もっと欲を言えば僕は水と一緒に泳ぎたい。
それぐらい、水と馴染みたい。
陸の生き物として魚や水中ほ乳類と泳ぐのではなく、水の中の生き物として共に泳ぎたい。
出来るなら動力とか酸素ボンベとか無しが一番良い。
イルカのように滑らかに水を捉え、インパラのように草原を駆け抜け、ワシのように空を舞う。
それが出来たらどれだけ幸せか。でも、全ては出来ないから、夢がある。
特にこんな風に思い出したのは、昨年から水泳を始めてから。

そんなこともあってか、今週の土曜日から9日ほど小笠原諸島に行くことにした。
かねてから行きたかった小笠原。
時期的にクジラと泳ぐことは難しそうだけど、楽しみだ。

そう、小笠原諸島を明確に意識したのはペルーのリマだった。
当時20歳ぐらいの女性が同じ宿に泊まっていた。
普通の若い子だと思っていた。
同宿の旅人と何日か夜飲んでいると、彼女が語りはじめた。
疲れたから海外にきたのだと。
元々23区内の生まれだったけれど、中学ぐらいの時に小笠原諸島に行き、素潜りに目覚めたらしかった。
彼女は南米に来る前は小笠原で素潜りをずっとしていて、素潜りの日本記録を作っていたと言う。
でも、それに疲れた。息抜きの旅が今回の南米の旅だと。
そんな小笠原諸島はどんな場所だろうと思った。

さらに、僕はリマに行く前にガラパゴスを旅していた。小笠原諸島が東洋のガラパゴスと呼ばれているのは昔から知っていた。でも、エクアドルの本場ガラパゴスを旅して、ガラパゴスと言う稀な群島はとても興味深いと感じた。いったい日本のガラパゴスと呼ばれている場所はどんな場所だろうと。そして、小笠原諸島に強く惹かれていった。もちろん、船でしか行けず、25時間かかるということも大きな魅力だった。その、切り離された環境にここにはない何かを見ているのだと思う。

こんなことを書きつつ、ワクワクしつつ、僕は本当にやんちゃな大人だと思う。好きなことをして遊んでばかり。こんなことしていられるのも、全ては周りのおかげ。感謝する他は何もない。
感謝の気持を持ちつつ、25時間の航海を存分に楽しみ、小笠原の海を泳ぎ、島を歩き、旅人と酒を酌み交わしてきたいと思う。そう、3年ぐらい前に波照間で同じ宿で友達になった人も同じ便で小笠原に行くみたい。なんだか楽しそうだ。

ああ、グリーンフラッシュなんて見るご褒美とかないかな。

送信者 座間味島'08