知的好奇心をくすぐってくれるロゲイニング

ロゲイニングは宝探しだ。
だから、ロゲイニングは面白い。

3月28日、日曜日に奥武蔵レクロゲイニング2010に参加した。初めてのロゲイニングに「チームヤマケイ男子部」というチームで出場してきた。自然と戯れながら、知的好奇心をくすぐられるスポーツはとても楽しかった。

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そもそもロゲイン(ROGAINE)orロゲイニング(ROGAINING)は、オーストラリア発祥の大規模なオリエンテーリング。制限時間に地図上に示されたチェックポイントをどれだけ多く集めるかで勝負が決まる。各チェックポイントには異なる得点が付いており、取ったチェックポイントの合計得点の多い順に順位がつく。そのため、どのチェックポイントを取るか作戦を立てることが重要になってくる。今回は6時間の競技で、さらに面白いのが電車を使っても良いところ。

具体的にロゲイニングのどこが楽しいか。もし、トレイルランニングをしたことがある人に伝えるならば、トレイルランニングとの違いで表現するのがいいだろう。

・渋滞がない。(トレランは決まった登山道を走るので、たくさんの人がいっせいにスタートすると渋滞する)
・ルートが決まっていない。(自分でルートを決められる)
・地図の細かな情報を読み解きながら走る
・トップ選手もおれもゴールの時間は一緒

 スタート直前に地図が配られ、そこに各チェックポイントの位置と点数が記されている。そのチェックポイントをどんな順で回って、点数をゲットするかは各チームで決めて良い。だから、コースがある訳ではなく、チーム事にバラバラの道を辿る。ここがトレランとの最大の違いだ。

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トレラントの違いにこだわらずに、ロゲイニングの面白さを表現するとしたら、こんな感じだ。

・常に地図の細かな情報を読み解きながら、ルートを決めて走っていく
・制限時間があるので、常に時間を見ながら判断をしていく
・チェックポイントの得点やルートなど変数が多いため、やり方次第で楽しみ方は広がる
・自分たちでルートを決めて進んでいくので、チームで戦略を練る必要がある
・常に判断が迫られて、自分が下したその判断によって結果が決定する
・ルートがないので登山どうでも直登でも好きなように山を走る事が出来る
・自分のとったルートを大会後に振り返りが出来て次に活かせる。さらにトップチームの戦略を見て勉強ができる
・体力だけで勝負が決まらない

総合して言える事は、ロゲイニングは知的好奇心をくすぐるスポーツだということ。だから、面白い。

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スタート

ロゲイニングの面白さばかり書き連ねたけれど、もちろんマラソンやトレランも楽しい。それらの楽しみ方はこんな感じ。

単純に走って、頭に空白を作るには長距離のマラソンがいい。
山の空気を楽しみながら、気持ちよく走るにはトレランがいい。
たまには、頭を使って山を楽しむのであれば、ロゲイニングがいい。
美しさを堪能するには、登山がいい。

僕の中ではそれぞれの楽しみ方が違っている。ただ、マラソンもトレランも経験していなかったら、ロゲイニングを始めることはなかっただろう。

個人的には、
「知らないことを体感してみたい。」
「いったい自分はどこまで、できるのか?」

この2つが物事を始める原点だ。

それで旅を始めた。
山に登った。
海に潜った。
マラソンをはじめた。
長距離を歩いてみた。、
無人島で生活してみた。
トレイルランをはじめた。

これらの経験があったからこそ、ロゲイニングを知ることができたし、やってみようと思う事ができたのだ。実際に、ロゲイニングに参加すると、もともとトレイルランニングをしていて、ロゲイニングの世界にきた人が多かった。あとは、オリエンテーリングからロゲイニングに入っていった人も。

まあ、いずれにしてもとても楽しい遊びで今後も続けていきたい。けれどチームスポーツなので、一緒にロゲイニングをしてくれる人を募集中です。興味のある方は一度出てみませんか?気軽にご連絡ください。

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【奥武蔵レクロゲイニング2010 概要】

【主催】TEAM阿闍梨
【日時】2010/3/28(日) 雨天決行・荒天中止
【会場】埼玉県日高市 高麗小学校
【スケジュール】8:40 6時間の部 地図配布+作戦タイム
        9:15  6時間の部 競技開始
        15:15  6時間の部 競技終了
【チェックポイント】チェック方法はEカードか写真撮影
【補足】地図は1人1枚ずつの配布
    電車(西武秩父線・八高線)の利用を許可

◆行き
JR中央線 6:11 阿佐ケ谷 発 6:38 立川 着 電車 – JR中央線・高尾行電車 -JR青梅線・御嶽行 6:44立川 発 6:56 拝島 着 電車 – JR八高線・川越行 6:59 拝島発 7:19 東飯能 着 電車 – 西武池袋線・西武秩父行 7:24東飯能 発 7:29 高麗 着

◆結果
【チーム名】「チームヤマケイ男子部」
【ポイント】296ポイント
【順位】21位
【走行距離】34.35km
【競技時間】5:52:08

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大会結果

◆チームヤマケイ男子部のコース概要
 まずは南下して細かなポイントを稼ぐ。 その後、電車に乗るために駅へ。しかし、2,3分遅く電車に乗り遅れる。しかたなく、駅の近くのポイントをゲットして再び駅へ。しばらく待ち時間があったので、おにぎりを食べ、これからの戦略を練る。電車で移動して、再び山へ。しかし、高山不動尊に行く手前でコースをロストしてしまう。間違いだと気づき戻る。この時点でタイムリミットまでの時間が迫っているので、ゴールに向かって帰る事に。長い長い坂道をひたすら走りつづけながら、再び駅へ。しかし、電車の時間にまたしても間に合わず。駅でしばし休憩。もう、6時間の制限時間が近くなったので、大幅な得点アップは諦めた。最寄りの高麗駅に到着。1ポイントや2ポイントのチェックポイントを周りゴール。

◆反省点
・最初は遠くのポイントが高い場所を目指すべき
・後半にゴール近くに戻り、細かな点数を稼ぐ
・チェックポイントが分かりづらい場所が多いので、チェックポイント付近では慎重に周りを見回す
・地図上の1センチが何キロで、自分のペースなら何分で到着するかを常に考えて走る
・地図上の細かな情報、等高線から読み取る斜面、細い山道、建物の情報、方角などを見逃さない
・他チームの動きに惑わされない
・間違ったと判断したら、引き返して自分の所在地をしっかりと把握する
・地図を読むこととコンパスの使い方を練習しておく
・電車を使っていい場合は、事前に時刻表をメモしておく
・一筆書きのルートにする。同じルートを往復すると無駄

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Eカードチェックポイント

◆装備

□時計
□デジタルカメラ PENTAXのコンデジ
□デジカメ用 予備電池
□補給食 カロリーメイト、SOYJOY、おにぎり、キャラメル、パワーバー
□携帯電話
□熊よけの鈴(なくても良い)
□安全ピン(ゼッケン用)
□レスキューセット
□保険証
□コンパス シルバ(SILVA)コンパスNo.3R
□電卓(なくても良い)
□ペン・マジック
□お金
□suica(電車移動をスムーズに行うためチャージをしておく)

□帽子:ランニングキャップ(mello’s)
□シャツ:Tシャツ(マウンテンハードウェア)
□長そでシャツ(LoweAlpine)
□防寒着 モンベルのレインウェア
□パンツ:シルキードライボクサーブリーフ(ハリヌキ)Mサイズ(ユニクロ)
□スパッツ:ロングスパッツ(4DM)
□短パン:ランニング短パン(ニューバランス)
□靴下:コンフォートサポートショートソックス(2足組)A 25-27cm(ユニクロ)(靴下の丈がもう少し長い方が足首も隠れて良い)
□靴:ラッキーチャッキー26.0cm(ノースフェイス)
□トレランバッグ:キャメルバッグ
□ハイドレーション;水にアクエリアスとMUSASHIとアミノバリューを溶かす
□アミノ酸;アミノバイタル顆粒

大会から支給されるもの
□ゼッケン(チームで1枚)
 前面から見える位置につけること
□地図、CP一覧
□Eカード

大会終了後の着替え
□靴下
□シャツ
□パンツ
□ズボン モンベルの薄いパンツ

使わなかったもの
□トレランフラスコ 200ml ジェルを2本溶かす
□音楽:iPod

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3 thoughts on “知的好奇心をくすぐってくれるロゲイニング

  1. teratownさん、こんばんは。

    昨年の夏まで編集長をやらせてもらっていた雑誌のスタッフが、
    その人は女性なのだけど、ロゲイニングが大好きで、
    こんど出るという競技の地図を見せてもらったことがありました。
    こっち回ったほうが効率がいいとか、
    こっちはきつい坂だから下りにしようとか、
    ずいぶんと楽しそうでした。

    それにしてもteratownさんは、仕事以外にもいろいろやっていて、
    ぼっーとしてる暇なんてぜんぜんないでしょ?

  2. momomo さん

    周りにロゲイニングが好きな方がいらっしゃったんですね。
    地図を見ながら、どんなルートで進むかを考えているときは本当に楽しいです。病み付きになる面白さです。

    いろいろと興味がわくものがあって、ついつい手を出しています。ただ、本人の意識ではそんなに忙しい訳ではないので、ぼーっとしてる事もあります。

    周りから見ると、ボーッとするのも予定のうちと言われた事もありますけど

  3. はじめまして。

    後藤と申します。

    ブログ拝見させていただきました。
    色々なことに挑戦してらっしゃるんですね。すごいです。

    今回はロゲイニングということで、自分も興味があるのですがロゲイニングはチーム競技ということで少しお話などお伺いしたいものです。

    ちなみに自分は埼玉県南部在住です。

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