日別アーカイブ: 2009/10/9 金曜日

石畳道で沖縄の残り香を

前回までの旅日記はコチラ「夏の沖縄にはオリオンビールがよく似合う」

昨日は全島エイサーとオリオンビアフェストを存分に楽しみ、翌朝を迎えた。今日も快晴。やることは決まっていない。4人の旅人はまさに旅人であるため泊まった場所もバラバラだ。今日の予定は特に決まっていないのでとりあえず、北谷の町を自転車でブラブラした。海岸沿いを走り、それからショッピングセンターへ。いかにもアメリカンなお店が建ち並ぶ。そんな町を見ていると基地の近くへ行ってみたくなり、自転車を基地の方へ。基地の近くへ行っても中に入れる訳ではないが、外から迷彩色に塗られた車や大きな倉庫、そしてゲートを見ているとここが基地なんだな、と強く実感する。そして、基地の横を進めど進めど基地が続くことを生身の体で感じると、この基地の大きさを感じとることができた。


米軍基地

暑いし腹が減った。ということで日陰の下で海をぼーっと眺める。それから、この日は各自好きなように行動する感じだったので、久高島に行こうかと思ったが、一瞬しかいられないので次回に取っておくことにした。それから、ハンバーガーを食べ那覇市へ向かうことへ。那覇まで15キロぐらいだったので歩いても3時間かと思って基地の横を歩き始めたが、なんだか歩く気分じゃなくなったので、途中からバスに乗った。友達に聞くと那覇近くなら首里城がいいんじゃない?と教えてもらい、行ったことがなかったので行ってみることに。


守礼門


首里城

ゆいれーるの一日パスを購入して、県庁前から首里城へ。那覇の観光名所「首里城」だけあって多くの人でにぎわっていた。首里城の中を見学し、台湾や中国とのつながりが強かったことを実感して、玉陵(タマウドゥン)へ。ここは首里城からすぐ近くのお墓なのだが、人もいなくゆっくりできる場所だった。凄くシンプルな作りのタマウドゥンだが、とてもどっしりとした力強いお墓に感じた。それから、園比屋武御嶽へ。門だけしかないように見える園比屋武御嶽だが、この門の後ろにある木々が本殿にあたる重要な場であるという。この御嶽のあり方はとても興味深く、その背景となることがもっと深く知りたいと思った。それから首里城に戻ると沖縄舞踊をやっていたのでそれを見てから、首里城を後にする


玉陵(タマウドゥン)


園比屋武御嶽

首里城近くの石畳が良いと聞いたのでてくてくと歩いて行く。石畳の坂があらわれた。首里金城町石畳道というらしい。よくイメージする沖縄の道とその脇には家々が建っていた。この石畳から少しそれたところに、樹齢200年以上と言う首里金城の大アカギの木がある。この巨木を見に。木々に覆われ鬱蒼とした道を歩いて行くと、そこにアカギの木があった。このアカギと寄り添うように御嶽があった。一人でゆっくりとした時間を味わい、石畳を降りて行った。すると、どこかの道に出た。何処だか分からない。。。直感と今まで歩いてきた方角を考慮すると南西へ歩けばゆいれーるの駅があるはずだと思い、歩いて行くと交通量も多くなり、駅が近いかなと曲がり角を覗きこむと駅が見えた。おお、何とかたどり着いた。一人だとこういった無駄なことをして町を楽しめるのがいい。


首里城から那覇市内を眺める


首里金城町石畳道

さて、県庁前駅まで戻った。まだ夕方6時。でも今夜帰らないと行けないので、なかむら家近くの飲み屋で飲み始めた。僕は遅れてしまったので、2人は先に飲んでいた。道で偶然遅れて到着した友達と会い、飲み屋へ。4人そろったところで、ハイ乾杯。今回の旅の思い出を語り合いながら、沖縄最後の夜が更けていった。最終便の一便前の飛行機に乗るために、空港まで向かい楽しかった3回目の沖縄も幕を閉じた。