日別アーカイブ: 2009/6/27 土曜日

Creative Writing ~80冊世界一周 幸福な読書への誘い~

走ったり、旅に出かけたり。
空を飛びたいと言ったり。
そんなことばかり書いているから、それらにしか興味がないと思われがちである。

もちろん、それだけではない。
これから半年かけて「書く」という行為と向き合っていくことにした。

幼少の頃を思い返せば「本」にも「書く」と言うことにもあまり深く接していない。しかし、大学入学と同時に一人で暮らすようになり、そして一人で旅をするようになった。その旅を通して「本」とも「書く」という行為とも親しくなった。旅に出て一人で居ると、やることがないからなのか本を読んだ。海外へ旅に出ると日本語が恋しくなるのか日記をつけた。それがきっかけで今ではほぼ毎日なんらかの本を読んでいるし、かなりたくさんのブログを書き続けている。本を読み始めたころは、有名な本にチャレンジしてみたり、ブログを書き始めた頃は思いつきだけで書き散らしたりもした。それは「本」や「書く」行為との付き合いが若かったからかもしれない。それから7年以上が過ぎて、「本」とも「書く」という行為とのつき合い方も熟成されていった。

今一度「本」や「書く」ことを見つめ直したいと考えていた。自分一人で完結していては独りよがりの自己満足な文章になりがちである。自分の書いた文章を責任を持って対外的に出して、外部の批評性にさらしてみたかった。そんなときに、クリエイティブ・ライティング講座を知ったのだ。coyote編集長であり、スイッチ・パブリッシングの社長である新井敏記さんが講師をする講座だ。こういった場に赴くことによって、書くということに真剣に取り組みたかった。

新井敏記さんは素敵な生き方をされているなと思う。自分が文章を書いて発表したいからという理由で出版社を作り、自分の好きな書き手や写真家の作品を掲載し、彼らと交流する。そして自身の会社の地下には本に囲まれた落ち着くカフェがある。そんな新井さんが作るcoyoteは好きな雑誌のひとつである。一冊の雑誌が持つメッセージに共感するし、一冊の雑誌が持つオーラのようなものが心地よい。もちろん、星野道夫さんであったり、植村直己さん池澤夏樹さん、柴田元幸さんといった、自分の好きな人々が特集される雑誌でもある。

もうひとつ受講した理由がそこにある。毎回特別講師がいらっしゃるのだ。今回はどなたが特別講師をしていただくのか分からなかったが、coyoteの方向性や第1回のクリエイティブライティング講座の特別講師(沢木耕太郎さん柴田元幸さんなど)をふまえると、今回も期待できそうであったので、申し込みをした。自分の好きな作家がどのような創作活動をしているのかを身近に聞くことによって、考えるきっかけや、文章を今までとは違った角度から見つめ直すことができる。大好きな文章を書く方に文章の書くコツを伺えると思うと楽しみだ。もちろん表面的なコツに止まらず、なぜ書くのか。自身にとって書くという行為は何なのか、何を伝えたいのかなどもお話できればと考えている。

現実的な話しをすれば5万円と言う安くはない受講料だ。ただ、誤解を恐れずに言えば「遊び」の感覚だ。プロだろうがなんだろうがどうでもいい。素敵な文書を書きたい。素敵な文書を書く人が好きだから。自分もそうなりたい。ただそれだけ。

文章は人を幸せな世界へ連れて行ってくれるのだから。

まずはやってみないと始まらない。
30人弱の講座は始まったばかりだ。

、、、それっほい理由を書いたが、そんなかっこいい理由なんて実はなくて、面白そうと直感で感じたから。
いつも何かするきっかけはこれだけ。
でもこの感覚けだけは信じて生きてゆきたい。
最終的に俺の全ての軸なんだから。

続報は後々書きます。

<クリエイティブ・ライティング>
第2回 クリエイティブ・ライティング
Creative Writing ~80冊世界一周 幸福な読書への誘い~
講師:新井敏記(「Coyote」「SWITCH」発行人)

表現とは何か、文章を書く、文章を読む、感動を伝える。読書は旅をする幸福に似ている。
第1回は、小説を読むことを通して表現の楽しみを味わうとともに、片岡義男、沢木耕太郎、 柴田元幸、下田昌克などの作家を招きながら、創作の現場を具体的にしていくことでも学んでいきました。
そして第2回では、実践的な授業を約半年間<全6回>行います。今回も第一線で活躍する作家陣を特別講師に迎え、「表現とは何か」について、より深化した考える授業を通して創作に触れたいと思っています。

■クリエイティブ・ライティング

 オリエン 6月6日(土)  新井敏記 オリエンテーション

 第1回  6月27日(土)  特別講師:是枝裕和(映画監督)「思い出の表現」

 第2回  7月25日(土)  特別講師:柴田元幸(翻訳家)「相手を理解すること、翻訳とエッセイ」

 第3回  9月26日(土)  特別講師:藤原新也(作家・写真家)「写真と文章、旅の表現」

 第4回 10月31日(土)  特別講師:池澤夏樹(作家)「創作の秘密」

 第5回 11月28日(土)  新井敏記「表現のまとめ」

*各回共に13:00~18:00予定
*講義終了後に懇親会(別途参加費)<19:00 ~ 21:00 予定>

■課題文

選考課題             「自分への弔辞」

オリエンテーション  6月6日(土)  「たったひとつの思い出を語る」「1冊の本を語る」

 第1回       6月27日(土)  『日々を見つめる。6月6日から15日まで、受講以後のあなたの新世界の十日間』