日別アーカイブ: 2009/4/18 土曜日

夕涼みの空

夜でかける前に風呂に入った。

ちょっと熱めの風呂から出ると、開けっ放しの窓から西の空が見えた。
薄い水色の空と白い雲。
そして、薄らとオレンジ色に染められていた。

風呂上がりの夕涼みの空。

もう6時なのだけれど、外はまだ明るかった。
本当に夏が近づいているなぁとしみじみ思う。

この空と、この季節と。夕方のお風呂。
ふと、小さい頃の夏休みを思い出した。
おそらくは小学生か幼稚園の夏休み。

夕方にお風呂に入り、外に出て夕涼みをしていた時もこの空だった。
家の前にあった赤いレンガのブロックに腰掛けて、空を見上げた時を鮮明に思い出した。
空にはコウモリが飛んでいた事、その後、夕食には冷や奴があったこと。
いくつかの出来事が、昔の何気ない記憶を呼び覚ました。
印象的な出来事でもないから、死ぬまで思い出さなくても不思議ではない出来事。
でも、そんな一連の何事もない家族の日々を思い出すと、それって幸せだったんだなぁ、と改めて気づかされる。

最近、こんなことってないなー。
そもそも、夏にしか味わえない事だし、夕方に風呂に入れるのも土日のみ。
土日も外に出ている事が多いので、本当に久しぶりなんだろう。
偶然夕方に風呂に入り、西の空を見上げてよかった。

こんな出来事があったから、近い記憶を思い出せば、昨年のGWに行った沖縄だろう。
昼間は海に潜り、夕方にシャワーを浴びてすっきりしたところで、浜に夕日を見に行く。
特に急ぐ事もなく、のんびりと歩きながら。
そして、夕食をとり、泡盛をお供にゆんたくをした。
島の時間そのものだった。

ああ、風呂上がりの夕涼みの時間は島の時間に近いんだろう。
風呂上がりの夕涼みの空は幸せだ。

送信者 八重山2008

島にしかない時間
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見てはいけない写真
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