日別アーカイブ: 2008/10/20 月曜日

明日の弁当を作った阿佐ヶ谷の日曜日

ハセツネカップの疲れがかすかに残る日曜日。西友に行き、お弁当箱を買った。友だちが弁当を作り始め、こだわりの弁当箱が欲しいと言っている。そんな話を聞いていたら、俺も弁当を作りたくなった。時間もできたことだし、弁当を作ろうと思い立ったのだ。

メニューを考えるのも楽しい、何を弁当につめようか考えながら西友で買い物。野菜を食べたいので野菜中心、弁当作りが1回で終わらないように手間のかからない冷凍食品の唐揚げ、シュウマイなども購入。買い物をしながら今日の昼飯は焼きそばにしようと思う。そうか、焼きそばの前に野菜炒めを作り、そこに焼きそばを投入。すると、野菜炒めと焼きそばが出来上がり。今日の昼飯を作りつつ、明日の弁当が2品できあがる。すばらしい。

生まれて初めての弁当作りは中々楽しくできた。昼飯も食べ、家でゆっくりしながらブログを書きためたり、本を読んだりしていた。すると、外からにぎやかな音が聞こえてきた。そうだ、今日はゆうやけ市だった。ゆうやけ市とは阿佐ヶ谷の旧中杉通りで年に4回ある路上市。いろいろな人がガラクタを持ち寄って、路上で売っている。さらに、焼き鳥やら、パンやら、ビールやらの出店が出て、バンドの演奏も加わればゆうやけ市の出来上がり。

送信者 いろいろ

[阿佐ヶ谷の路上はにぎやかだ](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 100 露出: 1/40 sec 絞り: f/5.0 焦点距離: 16mm)

今回はミニねぶた祭りがあると、町中のポスターにあった。聞こえてきた音はねぶた祭に違いない。カメラをもって外へ出る。やはりそうだった。4、5年前に青森に行った時にねぶた祭を見たなと思い出す。すると、若者のバンドの演奏が始まった、ちょっくら見るかと思い、ビールと焼き鳥を購入。一人で演奏を聴いていた。特段上手いというわけではないが、すごく楽しそうに歌い、踊っていた。こっちも楽しくなりリズムをとっていた。すると、目の前のでっぷりしたおばちゃまが立ち上がり、腰を振り、体全身で踊り始めた。パワフルだ。迫力がある。いやー、おばちゃまパワーに圧倒されていた。

送信者 いろいろ

[ねぶた。町を練り歩く。](PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 800 露出: 1/200 sec 絞り: f/5.0 焦点距離: 16mm

ふと、周りを見回すと友だちを発見した、近づいていくと、そこにまた友だちを発見。こんなところで、3人の友だちに会うとは。話しながら、ふらふらと歩いて、ゆうやけ市を見ていた。すると、また友だちを発見。一人で見ていたのに、いつのまにやら6人になった。凄いもんだ、阿佐ヶ谷。こうやってふらっと歩いていて、友だちに会える町というのはいいなと思う。約束して一緒に来るのもいいが、こうやって何となく会うというか集まるというのが、ちょうどよい祭り(市)だ。

それから、新しくなったアートスペース元我堂へみんなで行く。チャイを飲みながら新しい店主と話す。今後はアートスペースとして、場所を貸していきたいとのこと。1つの棚が1ヶ月で2000円かな。1週間お店全体を借りると1万5千円。なかなかお安い。今度またゆっくり来てみよう。

送信者 いろいろ

[元我堂でチャイを飲む](モデル: PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 800 露出: 1/15 sec 絞り: f/5.0 焦点距離: 45mm)

それから、用事がある3人が帰って行った。残る3人で、家にお邪魔していつものように話をする。ハセツネの話やら、友だちが見てきたパフォーマンスの話やら、共通の友人の近況やら、次に出版する本の話など。ひとしきり話して、徒歩2分ほどで家に帰った。

家に帰り、夕食。夕食の準備をしながら、弁当のおかずも作る。弁当にシュウマイを入れ、ご飯をつめふりかけをかける。完璧だ。明日の弁当の出来上がり。熱いまま弁当箱のふたを閉じると良くないので、いったんさます必要がある。弁当は初めて作るが、親に作ってもらっていた時のことを思い出して、見習った。代々受け継がれるものというのは、言葉で直接教えてもらわなくても、親がやっていたこと、師匠がやっていたことを自然と覚えて、自分で実践して行くもんなんだなと思う。そう思うと、親とか師匠という存在は、実に偉大だ。言葉だけではなく、全ての行動が手本になる。逆に言えば、親とか師匠は、子供や弟子に対して、常に見られていると言うことを忘れては行けないんだな。

そんなことを考えながら、弁当を作り終えたら、もう日曜日も終わりだ。それから、久しぶりに情熱大陸を見た。今日は幅充孝さん。ブックディレクターという、本棚を作る仕事。面白い仕事だなと思った。こういった仕事の人はほとんどいないだろう。自分の好きなことと、色々な偶然が重なり合って、こういった仕事をだんだんと自分で作った仕事だろうと思う。自分がやりたいと心にいつも留めていたからこその仕事。好きなことを楽しんでやっている感じがした。好きなことを仕事にして、好きでやり続けられるということはとてつもないことだと思う。けど、そう言う人は本当に楽しそうで、かっこいい。

幅充孝さんが選ぶ「月曜からがんばれる3冊」

スヌーピーたちの人生案内
就職しないで生きるには
週刊少年ジャンプ

なんとも落ち着いた日曜日だった。今日はお弁当記念日。
珍しく日記っぽいものを書いた。こういったありふれた町の日々はゆったりできて良いもんだなとつくづく思った。そして、阿佐ヶ谷という町をまた好きなった。

送信者 いろいろ

[生まれて初めて作ったお弁当@お弁当記念日](モデル: PENTAX K10D DA16-45mm ISO: 1600 露出: 1/15 sec 絞り: f/5.0 焦点距離: 26mm)