月別アーカイブ: 2008年7月

ブログを毎日書いた理由

ブログを毎日書いた理由は特にない。
自分の中で、7月は毎日書くと決めたので、書き続けた。
7月は毎日書いたということだけは事実。

たぶん毎日欠かさず1ヶ月間書いたのは初めてだと思う。
今までは自分が思いついたことを書きなぐっていて、自分以外の人が読むことを全く想定していなかった。自分が後から読み返すためのメモだった。今でも、自分のためのメモという基本スタンスは変わっていないが、「毎日書く」と決めて書くことによって、読んでくださる人のことも少しは意識するようになった。例えば書き終わった後、読み直したりする。分かりづらい所はちょろっと修正したりする。

ただ、書くネタがなかったりする。厳密に言えば、草稿段階で放置してあるものが350記事ぐらいあり、それについて書けば、1年間は毎日書いてもネタは大丈夫だ。しかし、草稿段階の記事を書き直す気分じゃないときがある。その日の気分で書きたい草稿記事がなかったりする。

松本大さんも書いていたが、書くことがない。松本大のつぶやき 「記憶の弊害」
僕は、あまり今日の出来事を書かない。今日はどこどこ行って、誰と会って、どこで飲んでといったことを書かない。
それよりも行動や出来事を通して感じたことや気づいたことを書くタイプだ。かれこれ、3000エントリーぐらい書いていると、以前にも書いたなと言うことがかなりある。ネタが昔とかぶらないように、さらに今日の気分にあったものというと数は限られる。

さらに、ある程度の長さの文章を毎日書くのにも時間がかかる。
そんでもって、毎日エントリー内容をイメージさせるような写真を貼付けている。毎日自分が撮った写真を見ることは、納得の行く写真を撮れるようになるには良い方法だと思う。でも、これも、チョイスに時間がかかったりする。

まあ、ブログを毎日欠かさず書くことは、色々とメンドクサイこともあるなーと。だらだらと書いたわけですが、それよりも毎日書くことに意義を感じている。どんな些細なことでも、くだらないことでも「続ける」ということによって、意味を持ち始めるし、想像もつかない価値がうまれてくるものだと思う。だから、これからも、書き続けたい。

あ、今日の写真は全く関係性のない写真だ。

[小学校の卒業制作で作った壁画@和歌山 小学生が理解して選んだのか?と思うようなコメント](PENTAX K10D DA18-55mm 55mm F6.3 1/125 ISO100)

マジックアワーとかあやふふぁみとか

マジックアワー(magic hour)は日没後のしばらくの時間のこと。
ブルーアワー(blue hour)は夜明け前に数十分程体験できる時間帯のこと。
トワイライト (twilight)とは、日の出前や日没後の薄明かりのこと。
黄昏とは1日のうち太陽が沈んで暗くなる時間帯のこと。

波照間島に行ったとき、「あやふふぁみ」という言葉を知った。

「あやふふぁみ」とは、「トワイライト (twilight)」を意味する。
 夜明けや,夕暮れ時などの暗闇と光が混ざり合った時間のこと。
(沖縄本島では「あけもどろ」というらしい)

僕はこういった時間帯が好きで、ぼんやりとついつい眺める。
なんか心が落ち着くのだ。

空の様子が変わっていく時を、のんびりと眺めている。

そして、この時間は外に出たくなる。
砂浜とか河原とかあぜ道とか山とか、自然の中が理想だ。
腰をおろして、風に吹かれたくなる。

旅先での至福のひと時。


[あやふふぁみと虹@フジロックフェスティバル’08](PENTAX K10D DA16-45mm 1/25s F6.3 16mm ISO1600)


[ブルーアワー@和歌山](PENTAX K10D SIGMA APO 70-300mm 70mm 1/320 F7.1 ISO200)

飲む、食べる、聞く、叫ぶ、踊る、笑う、フジロック’08

以前から野外フェスに行きたいと思っていた。
近年良く聞くし、目にするし、さまざまな場所で行われている(気がする)。
これは一度行ってみたい。
そんなことを思っていて、去年apbank fesに行く予定だったが、台風で中止になった。

で、今年、やっとこさ野外フェスに行けた。
フジロックに。
新潟の苗場で行われるフジロックフェスティバル。
俺がどんなアーティストが出るかも知らないのに行くというので、不思議がる人もいたが、僕はどんなアーティストでも楽しめると思っていたし、そして何よりもまずは行ってみたかった。

以前にもフジロックに行ったことがある友だちが、今年も行くというので便乗させてもらった。結果的に思ったのだが、こういったフェスは行く相手も楽しむのに重要だなと思った。それで言うと、一緒に行った相手は最高だった。

越後妻有トリエンナーレ以来の越後湯沢駅に到着し、駅から徒歩1分という便利な宿に荷物を置き、さっそくシャトルバスで会場へ向かった。会場に近づくと何やらウズウズ、ワクワクしてくる。なんでだろうと思ったら、そこに向かっている人の感情が、みなワクワクしているから、それが伝わってくるのだ。

会場内ではいくつもの場所で、同時進行でライブが行われている。それもあって、みんな自分の好きなように振る舞っている。寝ている人もいれば、ライブを楽しんでいる人も、飲んでいる人も、飯を食っている人も、移動している人も、大道芸を見ている人も、ぼーっとしている人も。みんな好きな時に来て、好きなときに帰る。こういった十人十色な感じが大好きだ。なんとも自由な空気がよかった。何かに統制されていないのが、居心地の良さを作り出していた。

居心地の良さは野外であることも大切だった。空の下、大地の上。木々に小川。そこには野外の自由があった。自然の中にいるという、やすらぎがあった。

さらに、この空間は大人の幼稚園だとも思った。会場内に入ってしまえば、何をしても誰も気にしない。昼からビールを飲んでも、地面で寝転がっても、歌に合わせて叫んでも、日常の生活では社会の視線が気になることも、気兼ねなくできる。大人も何にも縛られない空間を求めている。そんな空間だから、「大人の幼稚園」だと感じたのだ。

俺たちの行動も、自分たちのペースだった。
飲む、食べる、聞く、叫ぶ、歌う、踊る、笑う、見る、寝る、川に足をつける、語る、遊ぶ、ギャグ連発、写真を撮る、雨にぬれる、虹を見る、幸せ。

どれをとっても最高に楽しかったし、本当にこの空間にいられることが幸せだった。

一番強く印象に残っているのは、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトの笑顔だ。あの笑顔が忘れられない。あんなにもいい笑顔をする人を久しぶりに見た。一点の曇りもない笑顔なのだ。彼の笑顔を見ていると、こっちまで笑顔になってきた。2日間(3日間)俺もずっと笑みがこぼれていたと思う。

一人ではできないことも、楽しめる。野外フェスは一人じゃない。楽しみを幸せを共有できる。行って正解だった!サンキュ。

最高に幸せな時間と空間にふと気づかされたのは、日曜の夜ビールを片手に飯を食い、大道芸を見ながら腰かけて話をしていた時。フジロックを一通り楽しみ、帰りが近づいた時だった。
あの幸せは何だろう。安心した幸せというのか、ほっとする幸せというのか、何か時の流れとその空間が幸せに包まれる感じ。人生で数度しか味わったことのない感覚に包まれた。
幸せで仕方ない。中国での砂漠、ガラパゴスの船上、コパカバーナの朝、屋久島の浜、西表島の蛍と星空の浜、でしか味わったことのない人生6度目の「幸せ」だ。
お互い幸せすぎて、相当にやけていたと思う。
http://teratown.com/blog/2008/06/19/caueaethaacaeaci/

この幸せを共有できたならば、死ぬまで一緒に楽しくいられると思う。

帰りは、ザ・クロマニヨンズの「うめえなもう」が頭をリピートし続けていた。

ううっふー ううっふー
ごはーんーが すすーむー

2泊3日の幸せなフジロックは、幕を閉じた。

[26日 土曜]
沖仁
ザ・クロマニヨンズ
PRIMAL SCREAM
UNDERWORLD

[27日 日曜]
ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(中川敬/奥野真哉/リクオ)
Big Willie’s Burlesque
MICHAEL FRANTI AND SPEARHEAD
THE BIRTHDAY
ゆらゆら帝国
Sheena & The Rokkets

以上、楽しませてもらったアーティスト。
漏れがあるかもしれない。うん、まあ、ご愛嬌。

(追記:雨でぬかるんだ土の上を歩いているときに、ぼんやりと感じたことがある。”今の俺は子供だ。”まぎれもなく子供だ。子供のころと感覚が同じだ。心の状態が子供だ。一般的に言ったらお前はいつも子供だと言われそうだが、なんだかんだ社会を意識して振る舞いをしているわけで。それが全くなくなっているなと感じた。こんな風に感じたのはとても珍しい。)


[フジロック フェスティバル’08@苗場](PENTAX K10D 16-45mm F10.0 1/100s 16mm ISO400)

今や銭湯は450円

原油高のおかげで、銭湯は450円もする。
パンなども高くなっているし、日常生活で物価が上がっていると感じたのは俺が産まれて初めてな気がする。

銭湯が450円ってなかなかですよね。
銭湯に行くのが好きなんですが、日常のちょっとリッチな楽しみかも知れません。

銭湯自体にリッチさは全く漂っていませんが(笑)

新聞などで物価上昇と言われても実感がわかない。
定期的に買うもので、物価の上昇に初めて気づく。
当たり前だ。たまにしか買わないものだと値段を覚えていない。
さらに、頻繁に買っているものでも値、段の変動の常にあるものだと値段の上昇に気がつきにくい。
(この例は僕にとっては野菜とかだが、毎日買っている人は野菜などでも物価上昇を感じているんだろう。)

数年前はデフレだったのに、時代は変わるね~。


[フジロック フェスティバル’08@苗場](PENTAX K10D 16-45mm F9.0 1/80s 16mm ISO400)

最近読んだ本のメモ

とりあえずメモ。
タイトルだけ羅列。
この数ヶ月で読み終わった本。
読みかけや勝手読んでない本が同じ数ぐらいある。。。
ああ、中途半端な本達よ。。

終わりのない旅 星野道夫インタビュー  原野に生命の川が流れる 湯川豊
アフリカ旅日記 ゴンベの森へ 星野道夫
魔法のことば 星野道夫講演集
アラスカ光と風 星野道夫
森と氷河と鯨―ワタリガラスの伝説を求めて 星野道夫
星野道夫物語 アラスカの呼び声 国松俊英
旅をした人―星野道夫の生と死 池澤夏樹
スティルライフ 池澤夏樹
星の王子さま サンテグジュペリ/池澤夏樹訳
オキナワなんでも事典 池澤夏樹
サハラに死す―上温湯隆の一生  上温湯隆
七つの海を越えて 白石康次郎 文春文庫
南極大陸単独横断行 大場満郎
落ちこぼれてエベレスト 野口健
リヤカーマン 永瀬忠志
垂直の記憶 山野井泰史
行かずに死ねるか 石田ゆうすけ
いちばん危険なトイレといちばんの星空 石田ゆうすけ 
恋するように旅をして 角田光代
ムーン・パレス ポール・オースター 柴田 元幸訳
走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹
村上春樹、河合隼雄に会いにいく 河合隼雄 村上春樹
風の歌を聴け 村上春樹
ひきこもれ 吉本隆明
沖縄文化論 岡本太郎
男は女のどこを見るべきか 岩月謙司
生きて死ぬ私 茂木健一郎
憲法9条を世界遺産に 中沢新一 太田光
リアルであること 中沢新一
ウェブ時代をゆく 梅田望夫
無所属の時間で生きる 城山三郎
ほんの読み方 スローリーディングの実践 平野啓一郎
青女論 寺山修司 
書を捨てよ、町へ出よう 寺山修司
日本という国 小熊英二
なんくるない よしもとばなな
くるい きちがい考 なだいなだ
感動をつくれますか? 久石譲
リサ・ランドール 異次元は存在する リサ・ランドール

写真集
オーロラの向こうに 松本 紀生
アークティック・オデッセイ―遥かなる極北の記憶 星野道夫
グリズリー―アラスカの王者 星野道夫


[図書館ではなく郷土資料館@西表島 船浮集落](PENATAX K10D DA16-45mm F4.0 1/40 40mm)